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金沢城(と兼六園)

2006-12-07 06:44:42 | 旅・鉄道・グルメ…

 

金沢城(と兼六園)  
 
写真㊤:金沢城公園の落葉の絨毯

 兼六園へは行っても、金沢城に立ち寄る観光客は案外に少ないようだ。ツアーのほとんどは兼六園には寄っても、金沢城は無視して通り過ぎるらしい。
 しかし兼六園と金沢城は、もともと一体のものだ。といよりも兼六園は、金沢城に付属して作られた大名庭園である。

               

        
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば……

 金沢城は、現在の石川県金沢市丸の内にあった戦国時代江戸時代城郭加賀藩前田氏の居城。金沢平野のほぼ中央を流れる犀川浅野川とに挟まれ、小立野台地の先端に位置している。また、兼六園は、金沢城に付属してつくられた大名庭園である。

 ……とある。 ( 《 》内 )

 筋論はともかく、金沢城公園を見ない手はない素晴らしいさすが、加賀百万石の格式 を感じさせる

                
                                       
金沢城黒門口から入った
 

              

        

 ただ、徳川幕府を意識して武威を誇ることは控え、平和時の文化の砦という趣である。
 そういう意味では、加藤清正の築城した熊本城とは対照的である。熊本城は石垣ひとつをとっても反りが強く、敵が上りにくい形状をなしており、戦国の雰囲気が強く漂っている

 加賀藩は、親藩、譜代、外様のうち最高の石高・百万石を誇った。それ故にかえって幕府の思惑に怯(おび)えなければならなかったというのは、政治の世界の皮肉である。

 時恰(ときあたかも)も、紅葉真っ盛り。美しい紅葉と復元なった壮麗な金沢城を眺めつつ、遠い往時を思いやった
                                        

06.12.07

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