「乳がん検査の大切さとその知識を広めるキャンペーン月間です。」って事だそうです。
だいたい、こう言うのはアメリカから始まるものだが、これもそうらしい。
なんせ、患者数が多い国ですから、8~9人に1人は乳がんって感じじゃなかったかな。
昔、大学病院に勤務していた頃、ドクターから聞いた言葉…。
「乳がんで命落とすなんてのは旦那の責任だよ。旦那が嫁さんの乳揉んでれば、早期発見出来ンだから。」
じゃあ独身はどーすんのよ? って突っ込みたかったが、隣で聞いていた検査技師のおねーさんが代わりに突っ込んでくれてた。しかし、妙に納得した言葉でもある。そう言うコミュニケーションが発見を導き、命を救う場合だってあるワケだ。逆に、無ければ発見が遅れ、命を失う結果が訪れる。そもそも、何故この病気に罹るのか詳しい事はわかってない。が、年間で3万人ほどの患者が出る位にポピュラーな病気である。そして1万人ほどが命を失う病気である。
場所が場所だけに、なかなか病院へ行くのも勇気がいるのだと、男の私は思う。罹ったら罹ったで、癌と言う事にもまして、女性のシンボルでもある乳房を失うかもしれないと言う「不安」があるのだと思う。それ位しか男の私には想像付かないが、当人には様々な思いがあると思う。でも、異変を感じたら、すぐに行かねばシンボルはおろか、命まで失ってしまう病気と言う事をわかって欲しい。
かく言う私の母親は乳がんである。であったのかな? 入院して手術して、たまに通院して放射線治療を受けているらしい。が、今はぴんぴんしているので、そうだったと言う過去系なのかもしれない。早期に見つかって、功を為したのだと思うが、息子である所の私は、癌と言う病気をイヤと言うほど見ているので、特別な病気だとは全く考えていない。「癌で手術する…」と聞いても「あー。早いうちがいいねぇ。」とだけ言った覚えがある。予後が良いのか悪いのか、気にした事は無い。その時点で出来る限りの最善の方法を提示され、どれを選ぶかは本人次第であるし、手遅れなら他の方法を考えなければならない。どちらにしても、静観する時間は無く、早いうちに決めた方が良いと思っていたからである。幸い、医者はきちんと説明した様で、母も納得して診療を受けていた。父もそれを知っていたし、私がとやかく言う事も無く、良い結果だったと思う。
私は、癌によって切除を余儀なくされた臓器や、部位をその眼で見つめ、写真に収める仕事をしていた。胃もあれば腸もあり、目玉もあれば顔もある。乳房もあれば陰茎も睾丸もあるし、子宮だってあった。死に至る病気など、癌のほかにも幾らでもあったし、癌よりも苦しみが長く、酷い病気も見て来た。
こと癌に際しては「もっと早いうちになんとかなれば…」と言う思いがついて回った。現代の医学でも、見つける事すら難しい病気がある事も知っていたし、それに日々立ち向かう医療関係者の努力も見て来た。が、悔しい事に、体から取り除かなければならなかった「パーツ」を見る度に、残念に思うのである。
まずは自分の体を良く見て欲しい。あなたの体はあなたが一番良くわかるはずだ。些細な異変でも、これからの将来を左右する場合がある事は事実である。些細な疑問でも、専門医を尋ねれば、彼らはきちんと答えるのが仕事だ。あなたの納得できる説明が無いならば、医者を変えればよい。また、パートナーがいるなら、相手に自分を知ってもらう事が大事な事は、心も体も同じである。異変を見つけるチャンスを失ってはいけない。そして、見つけた異変を体から駆逐するチャンスを失ってもいけない。
幸い、科学が味方してくれている。以前なら見つけにくかった早期の乳がんでも、適確に診断できる方法が増えている。検診と言うチャンスを逃さないで欲しい。そして、乳がんならば、自分で初期状態を見つけられる可能性が高い。これと言った全身症状は無いが、乳房が変化している事は触れば判る事が多いのだ。まずは見つける事。そして、それを正しく知る事。早いうちに見つければ、それだけ選択肢が広がるし、正しく知れば、不安も解消出来る道は開ける。
女性だけに限らない事も知るべきだ。対比すれば数こそ少ないと思うが、男性でも乳がんはある。放置すれば確実に死を招く。これは癌ならばどれでも同じではあるが。
と、タバコを吸いながら書いているんじゃ説得力なんか無いと思うけど、まずは相手を知る事だ。正しく知れば、進むべき方向はいずれにか決まる。相手を知らずに恐れてばかりいても、進むべき道は全く見えて来ないんじゃないだろうか。そして、チャンスを逃すな…と言う事。気付いた時には深く蝕まれている事が多い病気だから、異常が無くても検診を受ける「攻めの姿勢」が必要だと思う。
だいたい、こう言うのはアメリカから始まるものだが、これもそうらしい。
なんせ、患者数が多い国ですから、8~9人に1人は乳がんって感じじゃなかったかな。
昔、大学病院に勤務していた頃、ドクターから聞いた言葉…。
「乳がんで命落とすなんてのは旦那の責任だよ。旦那が嫁さんの乳揉んでれば、早期発見出来ンだから。」
じゃあ独身はどーすんのよ? って突っ込みたかったが、隣で聞いていた検査技師のおねーさんが代わりに突っ込んでくれてた。しかし、妙に納得した言葉でもある。そう言うコミュニケーションが発見を導き、命を救う場合だってあるワケだ。逆に、無ければ発見が遅れ、命を失う結果が訪れる。そもそも、何故この病気に罹るのか詳しい事はわかってない。が、年間で3万人ほどの患者が出る位にポピュラーな病気である。そして1万人ほどが命を失う病気である。
場所が場所だけに、なかなか病院へ行くのも勇気がいるのだと、男の私は思う。罹ったら罹ったで、癌と言う事にもまして、女性のシンボルでもある乳房を失うかもしれないと言う「不安」があるのだと思う。それ位しか男の私には想像付かないが、当人には様々な思いがあると思う。でも、異変を感じたら、すぐに行かねばシンボルはおろか、命まで失ってしまう病気と言う事をわかって欲しい。
かく言う私の母親は乳がんである。であったのかな? 入院して手術して、たまに通院して放射線治療を受けているらしい。が、今はぴんぴんしているので、そうだったと言う過去系なのかもしれない。早期に見つかって、功を為したのだと思うが、息子である所の私は、癌と言う病気をイヤと言うほど見ているので、特別な病気だとは全く考えていない。「癌で手術する…」と聞いても「あー。早いうちがいいねぇ。」とだけ言った覚えがある。予後が良いのか悪いのか、気にした事は無い。その時点で出来る限りの最善の方法を提示され、どれを選ぶかは本人次第であるし、手遅れなら他の方法を考えなければならない。どちらにしても、静観する時間は無く、早いうちに決めた方が良いと思っていたからである。幸い、医者はきちんと説明した様で、母も納得して診療を受けていた。父もそれを知っていたし、私がとやかく言う事も無く、良い結果だったと思う。
私は、癌によって切除を余儀なくされた臓器や、部位をその眼で見つめ、写真に収める仕事をしていた。胃もあれば腸もあり、目玉もあれば顔もある。乳房もあれば陰茎も睾丸もあるし、子宮だってあった。死に至る病気など、癌のほかにも幾らでもあったし、癌よりも苦しみが長く、酷い病気も見て来た。
こと癌に際しては「もっと早いうちになんとかなれば…」と言う思いがついて回った。現代の医学でも、見つける事すら難しい病気がある事も知っていたし、それに日々立ち向かう医療関係者の努力も見て来た。が、悔しい事に、体から取り除かなければならなかった「パーツ」を見る度に、残念に思うのである。
まずは自分の体を良く見て欲しい。あなたの体はあなたが一番良くわかるはずだ。些細な異変でも、これからの将来を左右する場合がある事は事実である。些細な疑問でも、専門医を尋ねれば、彼らはきちんと答えるのが仕事だ。あなたの納得できる説明が無いならば、医者を変えればよい。また、パートナーがいるなら、相手に自分を知ってもらう事が大事な事は、心も体も同じである。異変を見つけるチャンスを失ってはいけない。そして、見つけた異変を体から駆逐するチャンスを失ってもいけない。
幸い、科学が味方してくれている。以前なら見つけにくかった早期の乳がんでも、適確に診断できる方法が増えている。検診と言うチャンスを逃さないで欲しい。そして、乳がんならば、自分で初期状態を見つけられる可能性が高い。これと言った全身症状は無いが、乳房が変化している事は触れば判る事が多いのだ。まずは見つける事。そして、それを正しく知る事。早いうちに見つければ、それだけ選択肢が広がるし、正しく知れば、不安も解消出来る道は開ける。
女性だけに限らない事も知るべきだ。対比すれば数こそ少ないと思うが、男性でも乳がんはある。放置すれば確実に死を招く。これは癌ならばどれでも同じではあるが。
と、タバコを吸いながら書いているんじゃ説得力なんか無いと思うけど、まずは相手を知る事だ。正しく知れば、進むべき方向はいずれにか決まる。相手を知らずに恐れてばかりいても、進むべき道は全く見えて来ないんじゃないだろうか。そして、チャンスを逃すな…と言う事。気付いた時には深く蝕まれている事が多い病気だから、異常が無くても検診を受ける「攻めの姿勢」が必要だと思う。