大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
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とりあえず新聞を読む

2021年01月09日 | 個人的なエッセイ
みなさま こんにちは!
寒くなりましたね! コタツに入る時間もふえました。

私は新年から決めたことがあります。
「とりあえず、来た新聞を30分で読む」です。
朝ご飯のあとに、コタツにはいって動けないままでいるあいだに、朝刊を読みます。30分。夕刊も30分。それ以上に長くなりそうだったら興味のある紙面のみ残してあとで読む。

新聞は、美大生のころに「読め」といろいろなところで言われてきましたが、とにかく時間がかかって、へたすると半日も読んでしまうことがありました。理解できていなかったからですが。
それで「夕刊だけにしてほしい」と販売店に頼んでもそれはできなかったりして(当時)、引っ越しを繰り返すうちにとらなくなってしまいました。

電子版が出るようになって、電子版なら電車でも読めるし、と取り始めて、通勤電車の中でタブレットで読むようにしていました。今では紙の新聞を電車で広げている人はいませんが、やはり電子版を読んでいる人はいるらしく、知らない高齢の女性から「私もその記事、読んだの!」と声をかけられるうれしいこともありました。

コロナ禍で在宅勤務になってからは、久しぶりに紙の新聞に。目が疲れるからでもありますが、電子版で「トリミング」とかしてもぜったいに見ないので、紙の新聞を切り抜いてスクラップしてみようかな、と思ったのです。

昔、スクラップをしていて、切り抜いたものをあとで読んでみると、けっこう発見や感動があったりしたもので。

ところが、上記のように、読むのが遅いため(政治経済スポーツ国際情勢株、どれも興味がない性質)、たまっていく一方。1週間に一度、まとめて読むことにしよう!と猶予を与えたら、その1週間に一度が拷問のように。夕食のあとに読み始めて、眠くても「まだ、あと3日分…」など、夜中の1時まで読んでいたり。

夕食のあとは、何をしてもだめですね(笑)。
新聞だけでなく、本も積まれたまま溜まっている状態なので、なんとかしなくては、と。

新年、時間があったので、来た朝刊を読んでみたら、1時間で読み終えられた!(ざっとですけど)

これに気をよくして、来たらすぐ読む!をやってみることに。大事なのは、「もとを取らなきゃ!」と焦らないこと。どの記事も全部じっくり読んで理解できたらいいのですが、「自分にとっての光る記事」をみつけるのが重要。毎日、ざっとでも読んでいると、光る記事を見つけるのもうまくなります。

ネットでなんでも手に入る時代ですが、新聞、雑誌、本は、時間を掛けてセレクションと編集がされています。手がかけられている分、人の叡智も入っている…と思います。
日々の創作時間を削らないことを第一に、今年は「まず新聞読む」を習慣にしてみっか、と思ったのでした。