おはようございます。
脳腫瘍で5/30に9歳で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。
「猫のはなし」ですと、楽しい猫の話をイメージされるかと思い(楽しい猫の話はこの闘病記を早く書いてしまって、公開したいです)、「猫の脳腫瘍のはなし」に変えました。
このころから、だんだん、読んでもつらい話になってきてしまいますが、同じ状況で悩まれる方々に参考になればありがたいと思い、記録しています。
書くことで、私自身の癒やしにもなっています。これがいちばん大きいかも…。仕事のすきまにひたすら書いています。
「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます!
※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。
☆2021年4月20〜22日(最初の異変から約4か月)
19日は「ふつうの元気な猫」のようにたいへん調子がよかったのですが、翌日からおしっこもうんこもしなくなり、食欲がなくなってきました。このころから、ゆるやかに悪くなっていきました。
☆4月23日
再び目が見えなくなってきたようで、部屋のあちこちにぶつかり始めました。部屋を、壁づたいに歩き始めます。また、調子の悪い日々が戻ってきてしまいました。
ピルアシストに包んだ薬が、丸ごと2回分、猫ベッドの中に落ちていました。調子の悪いのはこのせいか?と思い、再び薬は水にとかしてシリンジで与えるようにしました。
食欲はありません。
夜、4日ぶりのおしっこを、ウーウー鳴きながら、おむつに大量にしていました。
☆4月24日
朝、ホットカーペットで倒れるように寝ていました。えさの音で起きてきましたが、食べ方がわからないようなので、ウエットえさをスプーンで口の中に入れました(かなりたいへんでした)。
その後、予備のシリンジの先をはさみで切って、粒状のえさも吸い上げられるようにして、水でふやかしたカリカリを食べさせました。けっこう食べましたが、シリンジをかみ砕いてしまい、プラスチックを飲み込まなかったか、数日は心配でした。
食欲は出てきましたが、水皿に足をつっこんだり、段差で落ちたり、えさの場所がわからなくなったりしていました。1日中、隙をみてはえさを与え続けました。
☆4月25日
朝、私の座椅子でおしっこをしていました。座椅子は洗えないので、重曹やクエン酸で匂いを消したり、拭いたり…。この日から、座椅子にペットシートをひくようにしました。
耳が聞こえなくなったようで、呼んでも鳴きません(以前は呼べばお返事してくれました)。
食欲はあるようですが、えさ皿に顔をつっこんだまま、どうすることもできず、シリンジでウエットなえさを与えました。夜中、部屋のあちこちに「ボン」とぶつかる音がしていました。
☆4月26日
この日から、目をほとんど開けなくなりました。動物病院に電話して、減らしたステロイドを元の量に戻すことになりました。
畳で7日ぶりにうんこ、フローリングでおしっこ。もう、どこでやろうと、出してくれるだけでありがたいと思いました。
☆4/27
夜中の2時に、ガリガリとトイレ(人間の)から音がするので見に行くと、ノアが、トイレの水のパイプと壁の間にはさまってもがいていました。がりがりと壁紙をひっかいて上によじ登ろうとします。やっとのことで、上から引っぱり上げて救出しました。
薬はスムーズに飲んでくれ、「ウン?」とごきげんな声も出しました。でも、この声はこの日が最後になりました。
歩き回ってはぶつかり、部屋のすみに座り込んでじっとしていることが増えました。
この日は、死を予感して、暖かい猫ベッドで寝かせました。
☆4/28
朝、ホットカーペットで手足をのばして、のびのび寝ていて、死はまぬがれたとほっとしました。
すごく動き回るか、寝ているかのどちらかになりました。
頭が小さくふるえていることもありました。ウォーウォーと鳴くこともありました。
☆4/29
夜中の2時、キッチンの棚によじのぼって、上にあるものを全部落としていました。そのまま上に上に登ろうとするので、壁からひきはがしましたが、登りたそうに不満な声で鳴きました。
この日も目を開けず、ウォーウォーと鳴いていました。ひたすら前進する状態になっているか、倒れるように寝ているか、どちらかになりました。えさのあと、けいれんを起こして倒れていることもありました。
夜中、再びトイレの壁にはさまっていたので、なんとか救出し、トイレは閉めるようにしました。人間のトイレに猫のトイレも入れていたので、トイレは開けたままだったのです。
☆4/30
夜中の3時、電子ピアノのケーブルにからまってもがいていました。からまったりはさまったりしそうなところは、ケーブルをはずしたり、ついたてを立てて行けなくしたり、いろいろ工夫が必要になりました。
今回は、ここまでです。
☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ
○ひたすら前進する
他の方のブログで読むと、「ひたすら前進する」「壁にぶつかるとうずくまってじっとしている」「後ろに下がることはできない」という症状があるようで、ノアにもそれが当てはまりました。なぜ前進するのか? しかも、ふらふらすることもなく、力強く。体力はないはずなのに、不思議でした。
☆すきまにはさまる
これも、よくあるようでした。せまいところにわざわざ入り、前に進もうと「フーンフーン」と鳴いてもがくのです。そこで、せまいところには新聞紙やバスタオルをつめて、はさまらないようにしました。はさまると、首が抜けなくなることが多多あり、危険でした。
せまいところの例:ドレッサーや棚の、短い足の部分。小さな椅子の脚のすきま。本棚と壁のすきま。など。
☆ひも状のものにからまって動けなくなる
ブラインドのひもや、コード類が危険でした。ブラインドのひもはつねに上に上げておき、コードはその都度、コンセントから抜いておきました。元気な仔猫のころはよくからまっていましたが、ある程度おとなの猫になってからは、ちゃんとかわしていました。目が見えない、脳圧が上がっている? 脳腫瘍が大きくなって何かを圧迫している? 何が起きているかはわかりませんでしたが、対処していくしかありませんでした。
○おしっこの匂い消し
ふとんや座椅子におしっこをされると、「洗えないのにどうしよう!」とパニックになりますが、クエン酸が効きました。数日で匂いが消えるのです。パルシステムの「重曹スプレー」とクエン酸を併用して(併用していいかどうかはわかりませんが)、匂いに対処しました。
ホットカーペットでおしっこをされることもあったので、カバーの下にペットシートを敷き、カバーだけ洗えばいいようにしました。でも、この方法をとってからは、結局、一度もホットカーペットではおしっこをしませんでした。
脳腫瘍で5/30に9歳で亡くなった猫「ノア」の、5か月の闘病記のつづきです。
「猫のはなし」ですと、楽しい猫の話をイメージされるかと思い(楽しい猫の話はこの闘病記を早く書いてしまって、公開したいです)、「猫の脳腫瘍のはなし」に変えました。
このころから、だんだん、読んでもつらい話になってきてしまいますが、同じ状況で悩まれる方々に参考になればありがたいと思い、記録しています。
書くことで、私自身の癒やしにもなっています。これがいちばん大きいかも…。仕事のすきまにひたすら書いています。
「いいね」「応援」「つづき希望」などなど、ありがとうございます!
※これまでの記録は、「2021.5猫の闘病記」のカテゴリーにまとめています。
☆2021年4月20〜22日(最初の異変から約4か月)
19日は「ふつうの元気な猫」のようにたいへん調子がよかったのですが、翌日からおしっこもうんこもしなくなり、食欲がなくなってきました。このころから、ゆるやかに悪くなっていきました。
☆4月23日
再び目が見えなくなってきたようで、部屋のあちこちにぶつかり始めました。部屋を、壁づたいに歩き始めます。また、調子の悪い日々が戻ってきてしまいました。
ピルアシストに包んだ薬が、丸ごと2回分、猫ベッドの中に落ちていました。調子の悪いのはこのせいか?と思い、再び薬は水にとかしてシリンジで与えるようにしました。
食欲はありません。
夜、4日ぶりのおしっこを、ウーウー鳴きながら、おむつに大量にしていました。
☆4月24日
朝、ホットカーペットで倒れるように寝ていました。えさの音で起きてきましたが、食べ方がわからないようなので、ウエットえさをスプーンで口の中に入れました(かなりたいへんでした)。
その後、予備のシリンジの先をはさみで切って、粒状のえさも吸い上げられるようにして、水でふやかしたカリカリを食べさせました。けっこう食べましたが、シリンジをかみ砕いてしまい、プラスチックを飲み込まなかったか、数日は心配でした。
食欲は出てきましたが、水皿に足をつっこんだり、段差で落ちたり、えさの場所がわからなくなったりしていました。1日中、隙をみてはえさを与え続けました。
☆4月25日
朝、私の座椅子でおしっこをしていました。座椅子は洗えないので、重曹やクエン酸で匂いを消したり、拭いたり…。この日から、座椅子にペットシートをひくようにしました。
耳が聞こえなくなったようで、呼んでも鳴きません(以前は呼べばお返事してくれました)。
食欲はあるようですが、えさ皿に顔をつっこんだまま、どうすることもできず、シリンジでウエットなえさを与えました。夜中、部屋のあちこちに「ボン」とぶつかる音がしていました。
☆4月26日
この日から、目をほとんど開けなくなりました。動物病院に電話して、減らしたステロイドを元の量に戻すことになりました。
畳で7日ぶりにうんこ、フローリングでおしっこ。もう、どこでやろうと、出してくれるだけでありがたいと思いました。
☆4/27
夜中の2時に、ガリガリとトイレ(人間の)から音がするので見に行くと、ノアが、トイレの水のパイプと壁の間にはさまってもがいていました。がりがりと壁紙をひっかいて上によじ登ろうとします。やっとのことで、上から引っぱり上げて救出しました。
薬はスムーズに飲んでくれ、「ウン?」とごきげんな声も出しました。でも、この声はこの日が最後になりました。
歩き回ってはぶつかり、部屋のすみに座り込んでじっとしていることが増えました。
この日は、死を予感して、暖かい猫ベッドで寝かせました。
☆4/28
朝、ホットカーペットで手足をのばして、のびのび寝ていて、死はまぬがれたとほっとしました。
すごく動き回るか、寝ているかのどちらかになりました。
頭が小さくふるえていることもありました。ウォーウォーと鳴くこともありました。
☆4/29
夜中の2時、キッチンの棚によじのぼって、上にあるものを全部落としていました。そのまま上に上に登ろうとするので、壁からひきはがしましたが、登りたそうに不満な声で鳴きました。
この日も目を開けず、ウォーウォーと鳴いていました。ひたすら前進する状態になっているか、倒れるように寝ているか、どちらかになりました。えさのあと、けいれんを起こして倒れていることもありました。
夜中、再びトイレの壁にはさまっていたので、なんとか救出し、トイレは閉めるようにしました。人間のトイレに猫のトイレも入れていたので、トイレは開けたままだったのです。
☆4/30
夜中の3時、電子ピアノのケーブルにからまってもがいていました。からまったりはさまったりしそうなところは、ケーブルをはずしたり、ついたてを立てて行けなくしたり、いろいろ工夫が必要になりました。
今回は、ここまでです。
☆・☆・☆・☆・☆お役立ちメモ
○ひたすら前進する
他の方のブログで読むと、「ひたすら前進する」「壁にぶつかるとうずくまってじっとしている」「後ろに下がることはできない」という症状があるようで、ノアにもそれが当てはまりました。なぜ前進するのか? しかも、ふらふらすることもなく、力強く。体力はないはずなのに、不思議でした。
☆すきまにはさまる
これも、よくあるようでした。せまいところにわざわざ入り、前に進もうと「フーンフーン」と鳴いてもがくのです。そこで、せまいところには新聞紙やバスタオルをつめて、はさまらないようにしました。はさまると、首が抜けなくなることが多多あり、危険でした。
せまいところの例:ドレッサーや棚の、短い足の部分。小さな椅子の脚のすきま。本棚と壁のすきま。など。
☆ひも状のものにからまって動けなくなる
ブラインドのひもや、コード類が危険でした。ブラインドのひもはつねに上に上げておき、コードはその都度、コンセントから抜いておきました。元気な仔猫のころはよくからまっていましたが、ある程度おとなの猫になってからは、ちゃんとかわしていました。目が見えない、脳圧が上がっている? 脳腫瘍が大きくなって何かを圧迫している? 何が起きているかはわかりませんでしたが、対処していくしかありませんでした。
○おしっこの匂い消し
ふとんや座椅子におしっこをされると、「洗えないのにどうしよう!」とパニックになりますが、クエン酸が効きました。数日で匂いが消えるのです。パルシステムの「重曹スプレー」とクエン酸を併用して(併用していいかどうかはわかりませんが)、匂いに対処しました。
ホットカーペットでおしっこをされることもあったので、カバーの下にペットシートを敷き、カバーだけ洗えばいいようにしました。でも、この方法をとってからは、結局、一度もホットカーペットではおしっこをしませんでした。