大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

三島のたび・9

2012年09月14日 | 旅のめも
駅をはさんですぐのところの2階に、18歳のころ通っていた
ジャズの流れる喫茶店があったと思って、
歩いて行ったら、まだあったので驚いた。
むかしと変わらない店内に、変わらない美しいマダムがいて、
ひげのだんなさんがコーヒーをいれています。
骨董を置いてあって時間が止まったような~、というのではなく、
時間は止まってないけど変わってない感じです。
飾ってあるものも昔のままで、それをどうこうしようという気もなさそうな感じです。
ご近所のお店の人らしい若めの女性が来て、話をしていったりします。

重いガラスのグラスのアイスコーヒーと、重いガラスのミルク入れと、
沖縄のガラスのようなシロップ入れ。
ずっと変わらないでいることの重さを知る。
変える必要が最初からないという感じです。
自分にとっては何かなと思って見たり。

若い頃みたいに、ここで1時間ほど宮本常一さんの本を読んだ。
どこでもこんなに集中できないだろう!というくらいだったけど、
帰省してはじめてコーヒーを飲んだからかもしれなかったです。

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