日本文学文化概説A①単位試験論文

2016-12-20 15:13:24 | 日記
日本文学文化概説A①
スクーリング授業の単位試験論文下書き終了


①中央集権とみちのく
②表記上の日本と天皇

大化の改新以降、大和朝廷からの脱却において大津京、藤原京、平城京と中央集権が整備されるが、その財政を税収に頼るため、新しい領地を公地公民などの律令制をとる。みちのくは、東国三道の奥、陸奥の意味があり、そのうちの東山道は、現在の中山道と近くして、武蔵、上野、下野そして陸奥までつながっている。東海道は、小田原から浜田駅あたりを通り、下総、上房まで行く道のりだが、上野、下野を通るルートもあり、これにより「みちのく」へ行くルートがある。それは東国に攻め入り、その土地をおさめ、税収、いわゆる稲、コメを手に入れ、中央集権の財政にする。
②表現上の日本と天皇
古代の日本は、中国などから委・倭と言われていた、この字は、禾=藁をかぶった女性の踊りを示していおり、和も同じ禾をつかった文字である。禾は軍門の倭表という、寺や宮殿の大通りに並んで建てられているものであり、今日の鳥居の姿の半分の形に似ている。また「倭」には「やまと」という訓読みがあり、大きい和として「大和」という言葉ができたのは必然と思われる。そして海外に対し、日の本の国と言う地名を作り上げていく。それが「日本」である。
天皇という名は、大君と全国各地にいた豪族の統一者たちと異なる人物としての表現であり、中央集権国家であるが故の対外政策による。
大君とは別格なる表現の表れである。

2600文字
ここの委・倭・和の漢字の説明については、河地先生の教科書にはない部分です。これは書道界で有名な白川静先生:京都大学文学博士、立命館大学名誉教授の漢字の起源や意味が書いてある「字統」という辞書に載っている内容です。
論文としてはいいところをついているかと思います。

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