おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

観能の夕べ特別公演◆紅葉狩

2013年08月05日 | 
さあ!今日はどこに行くかしら♪




……………ごめん

粂さんはお留守番じゃよ(^-^;















晴れ たいへん涼しくて気持ちの良い日。
一応 凍ったペットボトルは持参。おまもり おまもり♪

八ヶ月ぶりの観能は小鼓相方と。

何日、いや 何ヵ月も前から楽しみだった。

紅葉狩はちょうど一年ほど前に定例で見たけど、何度みてもわくわくするほど好きな演目。

しかも今日は家元の美女と
殿の殿!、って面白いなぁ!(自分で言って自分でウケる昭和のおっさんか?笑)





開演一時間ほどまえに到着。
既に三十人以上の列がロビーに出来ていた。
夏だから、開場三十分前だけど中で待たせてくれるんだね、ありがたや~。
席も無事いつもの場所を確保。
向こう側から聞こえてくるお調べ聞いていると、、能楽堂にこれた喜びが心いっぱい広がる感じ。

家元の美女が橋掛りに現れた。
気品溢れる立ち姿に、やんごとなき身分のお方って感じがバリバリつたわってくる。
お付きの次女も華やか(約一名、背中の丸い大女が…苦笑)

初っぱなからうっとりするほど美しい始まり。

そして鹿狩りに来た殿 一行。
こちらも、橋掛りでの決めポーズも勇ましく、やってやるぜぇ!感がバリバリ伝わってきました。

そんな殿の胸辺りに扇をツッ…ともっていき、目と目でなにやら妖しい沈黙。
誘っておられるのね…
殿 今まさに撃沈の瞬間、と こちらも妖しい妄想が(笑)

まんまと酒宴に誘い込まれ、美女の思わせ振りな媚態と色香に生唾ゴックン(下品ですな、でも妄想はとまらない)で酌をされる殿。
ここで、殿に向かって面を傾けるほどの、 ほんの少~し顔を向けるんだけど。
これがもの凄まじく色っぺー。
維茂とおんなじくらい生唾ゴックンだった。(だから下品だっつぅ…ヽ(´o`;)


二段のヲロシあたりぐっと抑えた中之舞が、急にアップ テンポに。今までのイヤンバカ的な薄桃色の雰囲気は一転する。
眠りこけた維茂を見て笑う不気味な妖魔の高笑いが聞こえてきそう。

神のお告げで目覚めた殿と、ついに本性現した鬼との対決。
切れの良いターンに跳躍力 跳ね上がる足はとっても高く

鬼 カッコヨス(完璧 鬼寄りの私)

なのでバッサリ殺られちゃった時は非常に悲しかった。

そして憎らしい殿、やっぱり山伏の頭巾が似合うと思ったのでした。

能楽囃子はやっぱり良いです。

お調べを聞いて改めて思った。

そして、帰ってから一番に手にとりたいと思ったのが笛だってことも。









帰り道。
どこかで花火大会、そう言えば何年か前にもそうだった。

綺麗なものが沢山見られた今日。
幸せやね~と満足な一日だった。





平成二十五年 八月 四日 (日)
開場五時半 開演六時




仕舞 井筒 大坪喜美雄


◇六地蔵

すっぱ 野村祐丞
田舎者 炭哲男
すっぱ 炭光太郎
すっぱ 小崎正信
すっぱ 鍋縞憲



◆紅葉狩

シテ 宝生和英
ツレ 藪克徳
ツレ 佐野玄宜
ツレ 高橋憲正
ワキ 殿田謙吉
ワキツレ 北島公之
ワキツレ 平木豊男
ワキツレ 北島周

間 中島恭介
炭光太郎

大鼓 飯嶋六之佐
小鼓 住駒幸英
太鼓 麦谷清一郎
笛 室石和夫

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