着物も何回か着ているうちに段々としわが増えてくると思います。もちろん一回着るごとにアイロンをかけ,しわを伸ばすと思いますが、特に袷の着物は表地と裏地の伸縮率の違いから出来るしわがあり、この場合縦または横と縮まなかったほうの生地がしわになります。
表地より裏地が縮んだ場合(主に縦に縮む物が多いですが)表の縫い目がひきつれた感じで、下げると表地が、かぶりになります(裾吹きがなくなる感じ)表地が紬やお召しで胴裏に輸出羽二重、裾廻しに錦紗、縮緬、羽二重を使った物は長いうちには裏地が縮みます。(先ほども述べた表の縫い目がひきつれた感じになり、たたんだときに肩山や袖山の裏がすきます)
表地が縮緬や絞りなどでは、縦横共に縮み、特にしわ伸ばすときなどに蒸気アイロンを使う時は表地を多少を引っ張ってかけないと縮んでしまいます。程度にもよりますが縦で表地が縮んで裏がかぶったのであれば着付けでカバー出来ますが、横が縮んで身八ッ口や袖の振りで裏が出てくるようでしたら縫い直さないと直りません。
直し物の着物でよく綻びているのは、袖口の止め、袖付け、身八っ口の止め、衿先の止めの部分がよく綻びています。
また汚れやしみは、共衿では山(幅の中心、広衿の折るところ、特に首回り)上前の胸の部分、身頃では上前の胸や前身頃の帯から下の部分、おくみも身頃と同じで上前が汚れていて、袖口や裾の吹きも結構汚れています。
リサイクル等の着物を選ぶ時に色や柄、寸法以外にこんな事も参考にするといいかもしれません。
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直し物の着物でよく綻びているのは、袖口の止め、袖付け、身八っ口の止め、衿先の止めの部分がよく綻びています。
また汚れやしみは、共衿では山(幅の中心、広衿の折るところ、特に首回り)上前の胸の部分、身頃では上前の胸や前身頃の帯から下の部分、おくみも身頃と同じで上前が汚れていて、袖口や裾の吹きも結構汚れています。
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