少し若かった頃には夫婦そろって病院通いなんて情けない、そのようにはなりたくないものだと思っていた。
それが・・・情けないことになっている。これが現実なのかと、ベットで目覚めたsazae3の一日が始まった。
昨日夫が熱を出し急遽病院へ、明日はsazae3が病院へ予約が入っている日なのだ。
昔姑がかなり若い頃から毎日を病院通いで過ぎて行く様子(まるで病院へ出かけることが趣味であるかのような?日々)に、老後は出来ることなら自分はこうありたくないものだと、自覚し自分の健康には人一倍気を付けて来たつもりなのだが、この始末。
多分夫も言葉には出さないでも、それを思って生きて来たのではないかと思う。確かに体は丈夫で一度も大病などした事が無い、それが前立腺の病に見舞われ、やむなく病院通いが始まった。
昨日は先日来からの検査の結果が伝えられる日であった。最悪の事態を想定し、娘婿にも仕事から早退してでもと、同席をお願いしていた。前日から熱等出したものだから、予定を変更し早めに治療を受けることになった。
近頃前立腺の患者数もうなぎ昇りの様で、担当医が「泌尿器科の専門医の数が圧倒的に足りて居ない」と嘆いていた。「処置のついでに検査結果も説明したい」といわれ、家族の到着は時間的に間に合わずsazae3が独りで宣告を受ける羽目になった。
自分ひとりで聞いても聞き洩らしがあるのではないか、判断に困るような場合に即答できなかったらどうしようか、とかなり緊張した面持ちでメモ片手にその場に臨んだ。
次々に見せられる写真の数々に何処をどう見たらよいのか良いのか?悪いのか?まったく分かるわけがない。質問の前に「これは何々で問題ないもの」「これは過去に肺炎をしたものの影か」と次々に説明が進む。
骨シンチも問題なし・内臓も転移なし・リンパ節も転移なしという事。
目を凝らしてレントゲン写真を見ても何も分からない。結果として何も見つからないと言う事だけ知らされた。かなりの高い数値が出て驚いたにもかかわらず、転移が無かったということだった。安堵!
毎日大量のニンジンジュース・玄米に野菜とお豆腐いも類と豆乳・食塩制限したヘルシーな食事を始めて2カ月になる、体はもうすっかりそれに慣れた。今では味が濃いものは食べる気すらしない。
お腹が減れば新鮮な果物をふんだんに摂取する。鳥のささ身や淡白な魚も偶には摂取。それで充分な食事になっている。便通も一度たりとも滞ったことが無い。体の細胞は全て入れ変わっているような気配。
これがsazae3家の食生活。体は簡単に慣れるものだ。「欲しがりません勝つまでは」という事で続けて来たのだが、今後も続けたい植物女子・男子(老人)植物人間ではありません。
肉食老人で老後をすごしたほうが若々しくいられるのかと考えていたのだが、もう既に戻れない体になっている。
◆ダイエットでのリバウンド現象に象徴されるように人間の身体は摂取されるモノで維持しようとするという学説もあるようであって、ご自身も含めて薬に頼らないで済むものならできるだけ頑張ってみたいものでもありますネッ!!
只手をこまねいていないで、やれる事はやっていきます。ありがとうございました。