ここ数日知り合いとの立ち話や職場での話題に、「最期はどのような最期が良いか」と言う話題になっています。私のところへ入ってくる話題が老後の介護が大変な状態を迎えている人からの話題で埋め尽くされているからです。
「夫が昨日食道がんで入院しました。」「お世話になった人が肺がんで亡くなられました。」「夫が老人性躁病で薬を処方してもらったら、薬が効き過ぎて人格までおかしくなってしまった。」それに私自身の妹がパーキンソン病で、今まで介護の資格を持って働いていたのに、今は介護を受ける立場になっています。
「亡くなるときは癌で亡くなるのが好いと思います。」これはご子息が医師の○○さん、あらゆる事例を見てそう思われるのでしょうか。「家の親父はお風呂で眠って亡くなったよ」とか「心臓病で突然と言うのも困る」「朝起きたら亡くなっていた」というのが一番だね」しかし「身の回りのことを良く片付けておかなければなぁ」・・・・・
今朝も朝一番の電話は姉から、介護の苦労を聞いて欲しいというものでした。
ところでこのところ夫の様子に大きな変化が見られるようになりました。自分で考えて直接自分で行動をするようになりました。孫の夏休みの宿題などを心配し、自ら出向いて夏休みの工作をチェックしに行ったようです。どのような風が吹いたのでしょう。
急なあまりにも今までと違った変化に驚いています。急に好い人になって・・・嬉しい事ではありますが・・・・なんだか心配に・・・。「気味が悪い」などと言っていてはダメですね。素直に喜ぶ事に致します。
なぜなら・・いままで、自分の娘にも言いたい事は必ず私に文句を言ってから、私を通じて娘に伝えるようなややこしい事を妻である私にいちいち指示していました。何故?自分で自分の娘に言えば良いのにと私としては理解に苦しむような事が多かったのです。
何度となくこのような事では論争になった事もあります。「どうしてご自分で娘に直接に注意したり話したりしないのですか?」と・・・それでもけっして夫は変わりませんでした。最近はもう諦めて・・・・当然孫に対しても又然りだったのですっ!
どのような風の吹きまわしがあったのでしょうか?私が仕事で出かけている間に自ら孫たちのところへ出向いて3人を連れてケーキを買いに出かけ・・・(ケーキを買ってきたことなど今迄の人生の中で一度もありません、自分の子供に対しても・・)家族中のメンバーの分を子供たちに選ばせて・・・・良くやりましたね。
それから出来ている工作を一人一人見てやり、2孫の工作が出来ていないので、又翌日出向いて見てやるなど・・・・今までの夫では考えられない事をしています。私はこのような夫になって欲しくて、どれだけ辛い思いをして苦しみ待った事でしょう。なぜ急に変ったのでしょうか。「やればできるのに…なぜ?」いままでやってこなかったのかと、不思議です。
男と言うものは照れくさくて何もやらなくてそれでも理解してもらえると思うのか?理解して貰おう等とは考えないものなのか??なんとも不思議です。言葉にも行動にも表わさなければ理解できません。なにはともあれ良くなりましたので、私はルンルンですが・・・・続くと良いなと願っております。
多分娘も涙が出るほど嬉しく感じ喜んでいると思います。
70年以上も頑固を通して来たのでしょうか。
とにかく人間らしくて(笑)少しホッとしています。自分に何かしてもらうよりこのような事の方がより幸せを感じる嬉しい出来事です。男性はその事が分からないのかな?と思います。我が家の場合だけかもしれませんけれど・・・・・
今までしないことを急にされたのか、は全くわかりませんが、
嬉しい変化ですね。
介護は人ごとではなく、いつする方か、される方にならないとも
限らないですね。
年を重ねてくるといろいろと考えます。