何か知らないが、Chat-GPTで人寄せする何かを自動生成させようと言うCMが多い。
最近では文章翻訳を中心に使い熟(こな)す人が増えたが、OpenAIから音声入力ソフトが配布され、また読み上げソフトもVoiceVoxみたいなフリーで高性能な者も出ており、ソロソロ実用的な製品として適用の余地が出て来た。
人工知能と言うと「喋り方から頭が良い」印象で「見た目が綺麗」な「女性ロボット」が何種類か出ており「シンギュラリティーを達成した!」と「勘違い」した者も出ているようだ。
だが、私が一番興味を惹かれたのは東京大学の研究室が開発した「取り留めの無い上に意味なんぞ更々無い会話をする」人工知能だ。
一見すると「そんなモノ必要ない」と言うだろうが、電車の中でスマホをいじっている人の多くが「本来必要のない機能」を使っての「暇潰し」である。
大体個人が所有しているコンピューターの類ほど「待機時間」が多いものはない。
また現在最も堅牢なシステムを構成するUnixOSだが、これは元々「ゲーム用」に作られたモノで、本来コンピューターは成立時点で「暇潰し」をする為の物だった。
他方で、「取り留めの無い上に意味なんぞ更々無い会話をする」人工知能と言うのは難しい。コンピューターは本来「根掘り葉掘り」と要件を聞いて「情報漬け」にするものである。「取り留めの無い上に意味なんぞ更々無い会話をする」とは「ほぼ何の情報も無い質問に答える」ので、非常に難しいが、慣れると一番親近感を感じるだろう。
大体、大した処理能力も無いAIBOでも相当ハマった人が居るくらいだ。
だが、どんなものにする?と言われた時、ハタ…と思考が停止した。人工知能を搭載して、何かに乗せて動かし、必要のない時は目障りにならない程度の存在感になるもの…、そうだ!
ハロである。基本400mm程度の球体で、邪魔にもならないし、ちょっとしたPCボードのATX-Microは入る。アチコチにバッテリーを入れ込めば、電源に繋げなくても動ける。一見すると可愛くもあり、多少の会話も出来る。それ以外でも「ガンダムをた」は好き好んで買うだろう。
ケースだけでも5万円、ボード付きで初期から完動のユニットが30万円なら「十分売れる」だろう。NVIDIAに話を持っていけば、もっと面白いアイデアを出してくれるだろう。
ただ、重量は軽く10kg以上、ボーリングのボール程度の重さにはなるだろう。
人工知能も色々な所が出してくるだろうし、これ、学校が校名をロゴで入れたハロを1名1台の専用コンシェルジュ人工知能として使うようになったら、これはバズるかも知れない!
一番期待されるのは「ハイテク機器と人間のインターフェース」であり、今スマホ需要で機能が高いPCが売れないのを印象戦略でブームを呼ぶのはどうだろうか?
まぁバンダイ辺りが外枠を作り、中のPC固定部品を指定して「マニア向けキット」を出してリアクションを見るのも手だろう。
基本、ハロは球形なのでガレージキットも容易く作れるだろう。呼び物は、やっぱり人工知能の出来だろうし、拡張性でもあろう。
しかし、ガンプラは所詮「スケール・モデル」だが、この「ハロ」は「原寸大」である。その辺も着目している。