歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

虫獄狂惨盗公害怪獣大量発生!その4「天津怪獣正体を現す」

2015年09月22日 15時19分22秒 | 虫獄滅亡記

CNNは「Looked Like Casper or Baloon Monster?」との表題だった。

それは周囲の建物を圧倒する大きさだった。丸く、地から生えているような?そんなもの。そんなものだったのだ。

中には

「マシュマロマンの出来損ない?」

「白くないだろう?黒い?ドブの色だ?」

「今後は天津カラーって呼んでやろう」

との事でツイッターでは大騒ぎだった。

虫獄儘罠抑圧群は遠巻きに見守り、何の手も出せないで居た。

目の前の訳の分からないものは、ただ川に沿って上海に向かって前進し、たまに、川の水に身を浸した。

動いた後には、黒い液体が塗りつけられ、それは強力な異臭を放った。

「ヘドラってのが居たな?」

「ゴジラの敵だろう?」

「じゃぁアレは怪獣か?」

「怪獣だ!天津怪獣だ!」

「何だ?ゴジラも居なければ、日本のように果敢に攻撃する自衛隊も居ないのか?」

「全く、腰抜け集団だな?虫獄儘罠抑圧群は!」

丸腰相手には無敵のライダイハンと同じだ!」

御目出度い事に、虫獄狂惨盗悪府はツイッターをしっかり見ていた。

「とりあえず攻撃をしろ!」

と命令が降りた。

兵士は、銃撃をはじめた。

すると、小銃弾では埒が明かなかった。

「RPGか戦車の大砲で攻撃!」

今度は流石に、手応えがあった。

怪獣は表面に入った亀裂から黒い体液を噴き出した。

だが、同時に周辺の兵士がバタバタと倒れた。

「何だ?」

「怪獣の反撃か?」

反撃のようなものだろう。

それは高濃度の硫化水素だった。

怪獣は見る見るうちに、その大きさを落としたが、体液の噴出を止めると、徐々に形を取り戻した。

そして再び上海を目指して進み出した。気を失っていた兵士を助けようとする兵士は居ない。

遅れ馳せながら、防毒マスクを装着した兵がやって来たが、その時、怪獣の進路上に倒れていた兵士は飲み込まれた。

その時、気を取り戻したが、もう逃げられなかった。

「うわぁ!ああ!ぎゃぁぁぁあああ!何だ!ああ!熱い!臭い!動けない!わぁぁああああ!」

そして「助けて!」を連発する。だが、誰も助けない。

「何をしている撃て撃て!」

徹底して砲撃するが、当たった所から黒い体液を噴出して潰れるが膨らみ直すのである。

また黒い体液が倒れている兵士に掛かると、兵士は苦しみ出して、絶命したのである。

その後、体がなくなり、軍服のみのように見えたが、軍服が動き出した。そして、元の怪獣についていき同化した。

腰抜けぞろいの虫獄儘罠抑圧群は発狂したように命令を出した。

「ミサイル攻撃でぶっ潰せ!その後爆弾で完全破壊しろ!」

自慢のJ-15でミサイル攻撃と爆撃を繰り返すと、怪獣はあっさりと破壊され、消えてなくなった…様に見えた…。

その様子は世界中に実況中継され、或いは、後で大使館経由で情報が流れ、Youtubeなどにも、映像が乗った。

だが、あれが何であったか?は何も分からない状態だった。

 

「あれは生物だったのか?」

と大田武官は問う。

「生物だった…と言うべきでしょう。」

北村が答える。

「どんな?」

と飯田大使が付け加えると、北村が立って、予定の書かれてあるホワイトボードの余白に描いた。

「怪獣と呼ばれているものは、原核生物の類なのでは?と今の時点では言う他はないでしょう。」

「原核生物?」

「ゾウリムシの類ですよ」

大田武官が言った。

「ゾウリムシが大きくなったのかね?」

「それは不明ですが、多分嫌気性細菌つまりシアノバクテリアなどの可能性があります。或いは、大使でしたら、昔の辛子レンコン事件の最近ボツリヌス菌は御存知ですね?あれと似たようなものです。」

「何故そう分かる」

「多分、あの兵士たちが砲撃の後で倒れたのは硫化水素中毒でだと思われます。そして連中のエネルギー源だったと思われます。また、その硫化水素を溜め込んで膨らませているだけの風船みたいな生物と言うか生物の群態。それが、あの天津怪獣の正体でしょう。」

「ヘドラが論理的バックボーンを持てば、こんなものになるんですか?ハハハ!凄い凄い!」

と迎居は笑った。

「キミ!不謹慎だよ!」

飯田大使が思わず制した。

そういう事も言いたくなるのは迎居の経歴からだった。

元々バイオテクノロジーの研究者で修士まで行ったが、その後、職場を追われてバーテンダーとなった、その後芸能人となって今の地位を得た。

バイオテクノロジーの関連は色々分かる。

講釈を受ける必要もない。

それを今頃言われて現場の近くに居るなんて、本当に鬱陶しく、また神様がこうしたなら、殴ってやりたい気分だった。

「迎居君、君の経歴は知っている、だから問いたいんだが、あの同化の仕方をどう思う?」

「ハイ!分かりません!義務も無いですし!」

「私は、スタップ現象みたいなものじゃないかと思うんだ」

「はぁ?今頃、あの捏造のアレですか?勘弁してくれ!」

あの某馬鹿女の捏造問題は彼が一番腹を立てたものだった。

真面目にやっている自分が、排除されて、あんな馬鹿女が!それが迎居の心の大きな傷だった。

「君も知っているだろう!?ES幹細胞、PS幹細胞、iPS幹細胞と名前は変わっているが、幹細胞は万能細胞と共に、癌化しやすい細胞だったと言う事を。」

「ほう?そうなのかい?でもそれが今何の関係があるんだ?」

飯田大使が疑問を挟む。

「スタップ現象は、酸などの簡単な刺激で万能細胞化を見せると言うものでしたが、それで万能細胞化するなら、癌は何故発生するか?と言う問題です。」

「だから、それと何が今の天津怪獣と関係がある?」

「酸はあります。川の中に。そして余計な汚染された栄養物、つまり燐の類は…。」

迎居の目の色が変わった。

「つまりスタップ現象は存在する…。しかし、それは万能化ではなく、どちらかというと癌化に近く、たまたま、癌化の前の万能化の状態を見て、それを発表したわけか?」

「と考えるのも一つだ…」

「もう一つは?」

「癌が癌細胞が、今回のように、巨大な原核生物を形成すれば、どうなるか?」

「えっ?」

「コンジローマが感染性のウイルス性癌だとは知っているね?」

「ええ…」

「だけど、体細胞ならともかく、体内細胞を、植え付けるとどうなるか?癌細胞の活動性を考えると、ある一定量以上の混入をすれば、癌は、ウイルス性ではなくても感染するとすれば、今回、あの天津怪獣の体液が、強酸性、まぁ少なくとも皮膚を突破する程度の侵入性を持っていたら、その後、あの黒い体液に喰われる様子は、癌細胞に変わって行って同化する過程と考えられないか?」

「じゃぁ、あれを物理的攻撃で叩くのは意味がない…と?」

大田武官が身を乗り出した。

「あれを生み出したのは、天津を流れる川だよ。だから、後は幾らも生まれるし。何より、あの体細胞、黒い体細胞を皮膚に受けた奴が居れば、早晩、天津怪獣は現れる事となる。」

「まさか…」

大田武官は戦慄を覚えた。

「我々は、馬鹿な連中が馬鹿の利口で汚染しつくした自然に依る復讐の現場に居合わせたんだ。そして、それを理解する能力は連中には無い。」

全員が沈黙した。

「なら、どうする?」

飯田大使が問う。

「この程度の検討は、この大使館だけでも二人が出来ます。世界中には、虫獄やチョンのような馬鹿の利口を吹聴するやつ等ばかりじゃありません。恐らく、連絡が入るでしょう。その時、この見解を伝えるよう、本国へ連絡しては?」

「しかし…、突飛過ぎる」

「目の前の現象は十分突飛です。」

「そうだな」

とは大田武官だった。

「馬鹿になるとしますか?私が連絡します。」

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