都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

都立高専交流委員会 本年度の活動プログラムと課題(改訂版)

2010年06月23日 | Weblog
 
 都立高専交流委員会の 本年度の活動プログラムと課題(改訂版)です。
 添付書類などは、省略させていただきました。
 ご笑覧いただけば幸いです。
 
 
 
       本年度の活動プログラムと課題(改訂版)
 
   
 
1.インタ-ンシップ  と インタ-ンシップ会社説明会
 
 
  会社説明会は、6月11日(金) 終了  参加企業は下記13社(+7社)です。
 
   ㈱アイ・ディ・エス / アールシーソリューション㈱ / ㈱クライム・ワ-クス /
   ㈱京浜工業所 / ㈱デ-タ・テック / ㈱奈良機械製作所 / 広沢電機工業㈱ /
   富士ソフト企画㈱ / ㈱フルハ-トジャパン / 睦化工㈱ / ㈱リプスワ-クス
   理化学研究所 大森素形工学研究室 / ㈱大洋バルブ製作所  
   会社説明会には参加しなかったインタ-ンシップ受入企業 7社
 
  上記20社の内訳は、
  支部会員8社、東京同友他支部4社、非会員は、経営塾講師企業3社、その他5社。
  昨年度経営所区講師で、コミュニティカレッジの次回講師予定の
  大森整氏(理化学研究所)より6名の受入を表明していただきました。
  富士ソフト企画㈱は、富士ソフトの特例子会社で障がい者の雇用比率85%。
 
  昨年度は、夏休みにいくつもの「特別講義」(選択科目)が新設したこともあり、
  本科のインタ-ンシップ参加(選択)率が30%前後と低調でした。
  (専攻科は必修)
 
  本年度は、この反省から準備が進められ、よい成果が出そうです。
  学生の集中度も、明らかに、昨年を超えるものでした。
  インタ-ンシップとインタ-ンシップ会社説明が定着し始めた今日、
  大切なのは成果を出すことです。
 
 
2.中小企業家経営塾
 
 
  本年度のスケジュ-ルは、下記の予定。 (いずれも 10:25~12:10)
  講師やスケジュ-ルのおおよそが決まりました。
  本年度は、学校のスケジュ-ルの都合で、企業訪問が中止になりそうです。
 
   第1回  10月15日(金)  タマチ工業㈱ 太田氏  
    レ-シングカ-部品、原子力機器などの試作。
    社歴は1912年に遡り、1922年に自動車を試作した社歴をもつ
    (戦前日本の代表的小型車メ-カ-)。
    2008年「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社」に選定
    http://tamachi.jp/index2.html   
 
   第2回  11月12日(金) スタビライザ-㈱ 阿部敏夫 氏 (練馬支部)
    (別紙参照 …… 21世紀型中小企業の経営課題や経営理念)
    http://www.dreamroad.biz/person/0048/index.html
 
   第3回  12月10日(金)  ㈱アクセスネット 高石和生 氏 (台東支部)
    http://www.access-net.co.jp/privatepolicy.html
 
   第4回  12月24日(金)  
   第5回   1月21日(金)  
 
  ㈱エミネントサプライ 垂水禧享氏(凍結チャッキングシステム)に、
  講師を依頼(日程は未定)。
   http://www.eminent-supply.co.jp/index.html
 
  現在、一社の講師が未定です。
 
  候補に挙がっているのは、 有限会社 東新製作所 取締役 石原幸一 氏
  大型装置のための製缶、溶接、板金などをされており、
  ベトナム人技術者を採用、教育
  日本のものづくりを海外に持ち込み、広める海外展開を計画
  地域のものづくりの後継者を中心に、
  おおたグル-プネットワ-クという企業間連携をつくる。
  高専ロボコンの学生支援にご協力いただいております。
   http://www.toshin-ss.co.jp/
   http://www.pio-ota.jp/dv/kigyou/04/20.html
  
  昨年は、インフルエンザ休校により、
  一部講義=会社見学の中止、リ-マンショックの直撃などがあり、
  全体の印象が薄かったという感想があり、
  経営塾 → 中小企業経営論 として、改めて、内容の充実を図る年に!
 
  第3講の ㈱アクセスネット 高石和生氏 は、
  東京同友会の情報産業部会に、ご推薦いただきました。
  次回、情産部会にお礼に伺います。
   http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/flack/6432.pdf 
  
 
3.学生海外派遣(3年目)
 
  
  昨年、一昨年に、学生を受け入れていただいた
  パンチ工業(盤起工業 大連 有限公司)は
  中国経済の驚異的な回復により、本社のご尽力にもかかわらず、
  現地で受け入れる予定が立たないとのことです。(別紙参照)
 
  学校とも打合せを進め、代替派遣先を探しています。
  よいお知恵をお出しいただきたく、お願い申し上げます。
 
  「新しい派遣のスタイル、あるいは派遣先を考える契機に!」と高瀬氏のご提案あり。
  これまでの蓄積を踏まえ、
  今後のあり方を再設計するとともに、派遣のスキ-ムを見直していく年に!
  
  遠山先生による「大田区版頭脳環流(アルゴノ-ツ)構想」
  大田区と大連市による「友好協力都市」へ向かう「協定」締結(昨年)
  現校長より、「学校の国際化」の方向
  パンチ工業では、来年度以降は受入を制度化の意向もあり、などを念頭に ……
 
  現在行われている「英語学習のホ-ムステイ」にとどまらず、
  東アジアとの関係で、国境を超えたインタ-ンシップのカリキュラム化等
  国境を超えた産業技術学習と産学連携の制度化が必要であり、
  この点から、糸口づくり、新スキ-ムの準備、制度・政策提案など
  
  派遣案については、学校にも検討していただくとともに
  上海進出企業、中小企業家同友会 上海事務所への打診
  大連市 東京事務所 訪問 などが上がった。 
  
  
4.テクノシティ 城南 コミュニティカレッジ
 
 
  コミュニティカレッジの基本目的は
  同友会と学校の先生方 また 地域における産業と人材育成の担い手 とともに
  これからの 地域産業ビジョン や 人材育成ビジョン の課題について議論し、
  構想を生みだし、実践していく場をつくっていくこと。
  
  3回の「公開講座」実施により、糸口をつくることができたが、
  この3回の内容を消化し、
  つくられ始めたネットワ-クに形を与えていくのは、これからの課題。
  
  本年度は、この蓄積を踏まえて、
  学校と地域の中小企業との関係を実践的に扱っていく
  (第4回の講師等は確定、第5回以降は検討課題)
  
  (第4回) 
 ・産学連携による技術創造、共同研究、共同開発の課題
  …… 技術創造の担い手となる創造的な人材育成の課題
  大森整 理化学研究所主任研究員 に講師をお願いし、
  学校の先生方(+企業)を中心としたセッション
  10月8日(金) 午後5時より、都立高専 品川キャンパス 合同講義室
 
  共同開発、共同での技術創造等、学校の機能をどう拡張していくか? など
  これからのビジョンをふくめて、議論を進めていく。
  大森整氏には、
  今後も、委員会やこの地域に関与していただきたいと考えています。
  (「企画書」ご参照)
 
  (第5回)
 ・都立高専における実践的な技術教育、人間教育の課題
 
  学校の先生方を中心とする(ただし、本音の)セッション
  学校における学生教育の現状と課題、
  産学連携の取り組みを発展させていくビジョンをどう構想するのか? 
  学校として、同友会との関係で ……
 
  荒川キャンパスでの人工衛星打ち上げの経験と次の課題
  中小一貫校での「ものづくり教育」などを含めて
  
  (第6回)
 ・多様性が織りなす中小企業の無限の可能性
 
  学校の先生方、学生の皆さんにご参加いただく
  中小企業を中心としたセッション
  それぞれ独自の経営を進める3~5社の中小企業経営者にお話しいただき
  学校の先生方に、
  21世紀型中小企業の発展の独自性、多様性について理解していただき
  学生の皆さんに、進路選択の選択肢として、中小企業をインプットしていただく
 
  平成22年度大田区民大学 第13回 東京工業大学提携講座 第4講(別紙参照)
  マグネシウム文明の夜明け …… 石油に代わる新しいエネルギ-資源
  6月16日(水)午後7時 東京工業大学 本館1階 H111講義室 
  
  このマグネシウムエネルギ-サイクルのために使用する、
  太陽光励起レ-ザ-の大型フレネルレンズを、
  第4講講師の 大森整 氏が開発しています。
 
 
5.合同委員会 と 懇談会 の開催
 
 
  学校の地域交流室との合同委員会は、
  双方の新委員を迎えて、顔合わせ、本年の活動プログラムと課題について
  6月25日(金)午後6時から、学校にて
  (邊見先生、井上先生と打ち合わせの上、
   関係の先生方に広くご参加をいただいて …… 経営塾・遠山恭司先生、
   インタ-ンシップ・朝比奈先生、未来工房他・吉田政弘先生)
 
  これからの交流のあり方を考える「懇談会」の開催 (日程は未定)
  今回は、学校の先生方に問題提起をしていただいて、
  議論を進めるのがよいと思います。
  西山先生、中西先生、邊見先生、遠山先生 …… (各15分) 等
 
 
6.都立高専図書館「中小企業家経営塾のコ-ナ-」の充実(別紙ご参照)
 
 
  現在、200冊あまりの蔵書が、このコ-ナ-に寄贈されています。
 
  技術の分野では、多数の書籍が揃う都立高専の図書館、
  技術が運用される企業のあり方、
  特に、中小企業や経営者の生き方、考え方についての書籍は少なく、
  日本の産業のあり方をより広い視点から考えるための資料も、
  多いとは言えません。
 
  また、これから社会の荒波にもまれていく学生たちに、
  人生選択の糧としての推奨書籍をご寄贈いただけば幸いです。
 
  人は、常に、自ら自身にとって自らが何者であるか? ではなく、
  他者にとって自らが何者であるのか? によって測られます。
  次の世代にとって、自らが何者でありうるのか? こそ、大切です。
  関係者は、1人2~3冊のご寄贈をお願い申し上げます。
  (図書推薦 と 寄贈の二段階でお願い)
  
  送付先 〒143-0023 東京都大田区山王4-19-6 山越ビル4F 
      ㈲グロ-バル・コミッション  (03) 5746-3041
 
 
7.昨年度より始まった新授業「大都市産業集積論」
  (学生の企業訪問を軸にした夏季特別講義)
 
 
  企業訪問は、9月16日(木)、9月17(金) ??
 
  よりよい機会とするために、遠山先生と打ち合わせを
 
 
8.地に足のついた交流拡大など
 
 
  先生方、学生の皆さんによる会社訪問、
  高専ロボコンの学生支援、都立高専「未来工房」(資料ご参照)
  次の世代の連携の担い手との結びつき、協働の関係を深めていくものとして
  (長谷川先生、吉田政弘先生、富永先生、青木立先生)    
  
  学校で学ぶ技術の知識と
  その知識が運用される企業を結びつけた学習協力のスキ-ムづくり
 
  高専祭出展(?) 10月30日(土)、10月31日(日)
 
  OTAふれあいフェスタ  11月6日(土)、11月7日(日)
   昨年は学校にお任せ …… 再検討を
   (総会で講演をされた 日本理化学工業 が、ご興味を示されています。)
  
  「若手技術者育成講座」への協力
  
 
9.学校の先生方へのご提案
  
 
  後段の「政策要望」の前段となるものです。
  邊見先生以下の先生方、学校長とよく意見調整して、作成することが大切。
  なるべく早めに、原案を作成致したいと思います。
 
  (基本性格は、学校への要望ではなく、多くの学校の先生方に、
   地域の中小企業との関係やこれからの産学連携の課題について、
   喚起し、考えていただく契機として……)
 
 
10.政策要望について 
 
 
  本年の活動の集約点となり、今後の活動の中期ビジョンを形成するものです。
  すでに、様々な問題点や学校改革の課題が上がっています。
  西山先生からは、海外からの留学生受け入れ構想などもいただいております。
  ただし、ばらばらの寄せ集め的なものには、絶対にしないこと。
  現状認識や今後の課題について、
  包括的に検討し、考えに、考えぬいて「原案」を作りたいと思います。
 
 
11.同友会の会員拡大と結びつけた交流委員会の新しい組織づくり
  
 
  運営会議 と 委員会の持ち方 について
  (運営のあり方については、活動方針にもとづいて「運営会議」で
   委員会については、泥縄でやらない。
   1か月前には公告し、明確な企画をもって開催する。)
  
  会員拡大と結びつけた交流委員会の新しい組織づくりを!
  
  メ-リングリスト(学校の先生方を含めて) 
  
 
12.その他
 
 
  調査報告書「企業による都立工業高専・都立航空高専卒業者に対する評価と要望」
 
  賛助会規約(案)
 
  
 
                                  2010.6.21

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