初めての札幌文化芸術劇場hitaru。
「hitaru」は「hito+aru」、つまり「ひとがある」。
人々が集まり、世代を超えて文化芸術に触れ、感動を共有する場所、それが『札幌文化芸術劇場 hitaru』です。
オペラやバレエに対応するため、前列の椅子が取り外しできるようになっているのだな。
このオーケストラピットを使うのって、年間何日間あるのだろう。
おそらく数回。
そのわずか数回の舞台のために自動の転換装置などが設備されているのかと思うと、芸術とはつくづくお金のかかるものだと思う。
生のオーケストラによる舞台をみるのは、ウイーンオペラ座以来30年ぶり2度目。
以下、自分なりの感想。
- 札響の演奏が何より素晴らしかった。CD音源かと、ときどき忘れてしまうくらい。間合いもばっちりで、指揮者が踊り手をしっかりと捉えてタクトを振っていた。札響は北海道民の希望だ。
- クララ役の子が上手すぎ。踊りはもちろん演技も素晴らしい。表情が豊かで全身を使ってクララになりきっていた。これが12歳というのだから驚きだ。将来その道でのデビュー間違いなしだろう。
- 演出がとても楽しめた。ねずみと兵隊、花のワルツ、トレパックなど。人形役の子供たちも可愛らしく上手だった。リアプロジェクションの映像ってあんなにきれいなのだな。使い方によってはもっと色々できそう。舞台装置も日進月歩で進化している。
- パリオペラ座からのゲストダンサーには正直自分の期待が大き過ぎた。特に、パドドゥは急な代役のせいか合っていなかったように思う。
- 初めて入ったhitaruは素晴らしく、とても便利な施設だった。地下に駐車場があって4階の劇場エントランスロビーまでエレベーターで直結。帰りは9時過ぎで道路も空いていたせいか、創成川通と高速を使い、自宅までドアツードアで45分だった。こんな素晴らしい施設を便利に利用できる環境で生活している自分は幸せ者だ。
小樽から出演している二人も素晴らしかった。
お疲れ様でした。
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第1回「hitaru バレエプロジェクト」がついに開幕
札幌文化芸術劇場 hitaruが、地元のバレエ団体、実演芸術家などの協力を得て、hitaruを舞台とした新たなバレエ作品を創造・発信する「hitaru バレエプロジェクト」。
その記念すべき第1回公演として、この冬「くるみ割り人形」を全幕上演します。
オーディションで選ばれた北海道の約90名のダンサーにゲストダンサーを迎え、大迫力の美術、照明、演奏とともにお贈りする、特別なクリスマスの物語をお楽しみください。
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