乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

マルハナバチ調べ隊~初秋編   9月7日(土)

2024年09月07日 | マルハナバチ調べ隊
※参加された井上さんがレポートを書いてくださいました。

 今年度3回目、秋のマルハナバチ調べ隊が9月7日に行われました。乙女高原は、この季節、一面のススキ草原になります。花はなさそうですが、遊歩道を歩くといろいろな花があります。夏にはたくさん咲いていた花は実になっていたり、もう終盤だったりで、寂しい感じですが、まだヤマハギ、タチフウロ、ノハラアザミ、アキノキリンソウ、タムラソウ、マツムシソウ、ゴマナなどが咲いています。ハバヤマボクチやセイタカトウヒレンは咲き始めたばかりです。こんな時期にはマルハナバチはいるのでしょうか。
 朝10時に集まったのは17名(午後から、あと4名参加)。始めの会では、最初に、小学生として一人だけ参加してくれたしゅういち君と案内人の松澤さんが「マルハナバチの一生」の紙芝居をじょうずにしてくれました。次に井上がマルハナバチの特徴と種類を簡単に説明、三枝さんが調査のしかたの説明をしました。
 午前中はラインセンサス調査です。決められたコースを1時間程度で歩いて、どんな花にどんなマルハナバチがきているかを調べるものです。3つのグループに分かれて、歩くことにしました。天気は薄曇り、気温は20℃、下界はこの日も真夏日とのことですが、高原は涼しくさわやかです。こんな気温、天気では、マルハナバチは出てくるのか少し心配しながら、草原に入りました。
 でも、そんな心配は杞憂で、草原に入ると、さっそくヤマハギにミヤママルハナバチ(ミーちゃん)、タチフウロにも、アキノキリンソウにもという感じで、たくさんのマルハナバチが姿を見せてくれました。私たちのグループには初めての参加者が2人いらっしゃったので、じっくり見たり、説明したりしているうち、他のグループにだいぶ遅れをとってしまいました。でもちょっと立ち止まっていると、次々にマルハナバチがくるので、なかなか進めません。ノハラアザミやタムラソウにはミ―ちゃん以外にトラマルハナバチ(トラちゃん)も。また、数は少なかったけれどオオマルハナバチ(オオちゃん)もいました。初めてのお二人もかわいいと言いながら写真を撮っていました。
 ツツジのコースに入ると、ハバヤマボクチが咲き始めていて、そこにはトラちゃんが4,5頭もひとつの花に潜り込んで蜜を吸っています。足には大きな花粉団子をつけています。蜜がたくさんあるのでしょう。長い時間、蜜を吸っていました。
 調査用紙を2枚しか持っていかなかったので、途中で記録する場所がなくなってしまい、欄外に書いたりして、集計してみたら80頭くらいカウントできました。多かったのはミーちゃんでした。また夏と違って、花粉団子をつけていないハチもかなりいました。もう巣に幼虫はおらず、子育てをしていないということでしょう。また、ミーちゃんはとても小さい個体やオスかなと思われる美しいクリーム色の個体もいました。今年のマルハナバチの活動も終わりに近づいているのでしょうね。
 12時近くにロッジに戻って(他のグループをだいぶ待たせてしまいました)、集計をして、12時過ぎにやっと昼食となりました。

 午後は1時から、待ち伏せ調査です。新たに4人の方が調査に加わりました。やり方の説明を聞いてから、各自、草原に入って、気に入った花の前で15分間、じっと見て、どんなマルハナバチが来て、何をするかを調べます。これを2回行いました。
 私はラインセンサス調査の時、アキノギンリョウソウの下にトラちゃんが来たのを見かけたので、アキノギンリョウソウが咲いているところに行きました。この花の受粉をマルハナバチがするのか、見てみたいと思ったのです。でもトラは2回、花の根元には来ましたが、花にとまることはありませんでした。残念・・・。次にノハラアザミのところで待ちました。15分間にミーちゃんが6回、蜜を吸いに訪れました。
 ロッジ前に戻って、各自の調べたものを集計です。それぞれが調べたものを報告してもらい、合わせて1時間単位に換算しました。その結果、マルハナバチに人気の花、ベスト3はタムラソウ、ヤマハギ、ノハラアザミでした。やはり、ミーちゃんが一番多く、次がトラちゃんでした。オオちゃんは数頭でした。
 参加者も多く、マルハナバチがたくさんいて嬉しかったです。さわやかな草原での楽しい一日でした。
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マルハナバチ調べ隊・盛夏編

2024年08月03日 | マルハナバチ調べ隊
 8月3日(土)、いい天気でした。参加者はなんと30人。夏はたくさんのマルハナバチに出会えますが、それにふさわしい大人数でした。


 はじめのあいさつ後、いつものマルハナバチ紙芝居です。その中の「マルハナバチの一年」の部分は、裏にセリフが書いてあって、「初参加ではないお子さんに読んでもらう」慣習になっていました。今回は、6月の調査にも親子で参加してくれたしゅういちくんに読んでもらうことにしました。案内人の松澤さんにサポートされながら、上手に紙芝居を読んでくれました。

 午前中は、「決められた遊歩道を、決められた時間(1時間)で歩いて、出会ったマルハナバチを記録する」というラインセンサス調査です。遊歩道に入ったとたんに、たくさんのマルハナバチが出迎えてくれました。オオバギボウシの花を次から次へと訪れるトラちゃん(トラマルハナバチ)、小さなヤマハギの花が得意なミーちゃん(ミヤママルハナバチ)などです。あっという間に調査票が埋まっていきました。
 珍しい場面としては、ヨツバヒヨドリにオーちゃんやトラちゃんが来ていました。ヨツバヒヨドリは小さな花が上向きに集まって咲いているのですが、よく見ると、マルハナバチは花の中に舌を差し込むことなく、ただ花々の上をせわしく動き回っているだけです。これは、マルハナバチが花粉を集める行動です。まるで掃除機で部屋のほこりを集めているみたいです。
 もう一つはワレモコウにミヤママルハナバチが来ていたことです。おそらくワレモコウにマルハナバチが訪れているのは初の観察記録だと思います。

 結局、ラインセンサス調査で84頭のマルハナバチを記録しました。内訳はトラマルハナバチ56、ミヤママルハナバチ25、オオマルハナバチ3 です。訪れていた花は12種類。ベスト3は、オオバギボウシ23頭、クガイソウ18、ノハラアザミ11でした。
 6月の調査ではトラマルハナバチのみ10頭でした。9月の調べ隊では、どんな結果が得られるか楽しみです。

 午後は、ラインセンサス調査の速報値を報告してから、待ち伏せ調査を行いました。調査員それぞれが選んだ花の前で15分、マルハナバチが来るのを待ち、記録するというものです。15分を2回、やっていただきました。複数の調査員でやっていますから、多くの調査員が同じ花を選ぶこともあります。そこで、待ち伏せ時間を60分換算にして比較しました。すると、第1位はシモツケ40頭、2位ヤナギラン32、3位クガイソウ22でした。
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マルハナバチ調べ隊~初夏編 6月30日(日)

2024年06月30日 | マルハナバチ調べ隊
※槙田さんが参加レポートを書いてくださいました。

 勝沼ICからは乙女高原方面の山は雲の中で見えない。天気が雨模様で果たしてマルハナバチが観察できるかどうかの一抹の不安を抱きながら、乙女高原へ続くクリスタルラインを車で走る。10時の集合時間前に乙女高原の「グリーンロッジ」に到着。
 三週間前はオレンジ色のレンゲツツジが沢山咲いていたのに、今日は緑一色の草原。マルハナバチが訪れる花があるのか、予習を兼ねて森のコースを通ってヨモギの頭に上り草原コースを下ってロッジに戻る。草原に沢山あるオオバギボウシやヨツバヒヨドリ、シモツケソウはまだ蕾だったが、ヤマオダマキやノアザミが咲き出し、アヤメもあちこちに咲いていて、マルハナバチも数頭観察でき、初めて参加する「マルハナバチ調べ隊」は期待できそう。

 10時の集合時刻になり、スタッフと参加者が集まり「マルハナバチ調べ隊」が始動。雨の天気予報のためか、スタッフと参加者合わせて10名ほどで、子供の参加が1人だけです。昼頃から雨の予報なのでスケジュールを変更して、草原の遊歩道を歩いて、どんな花にどんな種類のマルハナバチが来ているかをカウントする『ラインセンサス調査』に早速出発することにしました。記録シートの記入方法の説明を聞いて、調べ隊の出動です。

 草原に入ってまもなくアヤメの花を訪れるマルハナバチを見つける。黄色い網目模様がついた大きな花びら〔外花被片〕とその上の小さな花びら〔雌蕊の一部分〕の隙間に潜り込んでいく。後ずさりしながら隙間から出てくる格好が面白い。三か所ある隙間に潜り込んでは、次の花に飛んで行くので、なかなか写真が撮れない。

 先に進むと、ノアザミの花の蜜を吸っているマルハナバチがいました。この花は蜜がある小さな花〔小花〕が集まっているつくりなので、マルハナバチが一つの花に長い時間留まっているので、写真に撮りやすい。

 途中で小雨がぽつぽつと降りだしてきましたが、けっこう活動しています。遊歩道から離れた花に来ているか双眼鏡で探しますが、なかなか難しい作業です。見つけたらすぐに種類を識別しないと、視野から消えてしまいます。
 今日は、トラマルハナバチが10頭、訪れた花はアヤメとノアザミの2種類でした。

 グリーンロッジに戻り一休みしたらマルハナバチについての学習です。スタッフの皆さんが作成した『紙芝居』を使って、マルハナバチの特徴や個体によって担当する花が決まっている習性、雄蕊の花粉を運んでもらって、他の花の雌蕊が受粉する花とマルハナバチの共生、春に女王バチがネズミの古巣など地面の中の空間に巣を作り卵を産んで働きバチを育て、秋には翌年の女王バチと雄バチを産み育てるマルハナバチの一生などなど、小学生にも理解できるほど分かりやすく説明して頂きました。ありがとうございます。

 今回は、雨の為『まちぶせ調査』は実施できませんでした。また午前中の『ラインセンサス調査』ではトラマルハナバチの1種類だけでした。色々な種類の花が咲き出す8月3日の盛夏編に期待が高まります。とらちゃんだけでなく、おーちゃんやみーちゃんにも会えて、後ろ足に大きな花粉団子をつけツリフネソウやトリカブトやリンドウの花に潜り込み後ずさりしながら出てくる可愛い動きをじっくり観察したいものです。
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マルハナバチ調べ隊~初秋編

2023年09月02日 | マルハナバチ調べ隊

すごくいい天気でした。

 8月30日に「独りマルハナバチ調べ隊」を行った井上さん情報によると、ラインセンサス調査で、なんと249頭ものマルハナバチをカウントされたとのこと。井上さんにとって「私の過去最高数のマルハナバチ」だったそうで、今までのマルハナバチ調べ隊のデータと比べても、歴代2位の記録です(もっと多かったこともあったということです!!)。

 余談になりますが、マルハナバチ調べ隊を始めた目的は「調査方法を体験してもらい、今度は参加者一人一人が自主的にマルハナバチ調査をし、よりきめ細かいデータを取る」ということです。つまりは、井上さんの今回のような行動を多くの人にとってもらいたくて、やっているということです!!

 ちなみに、井上さんはこの日、ちょうちょのカウントも行っていて、「ヒョウモンチョウもたくさんいて、ほとんどミドリヒョウモンのようでしたが、ラインセンサスの1時間半くらいで36頭、午後、森のコースから草原のコースを歩いたら16頭いたので、計52頭です。多少重なりがあるかもしれませんが…。他にもキアゲハ、クジャクチョウ、キタキチョウ、スジグロシロチョウ、ジャノメチョウなど見ました」とのことでした。マルハナバチを調べながら、チョウも調べていたとは・・・すごいですね。

 さて、この日のマルハナバチ調べ隊には20人以上も参加者がいて、とても賑やかな会になりました。いつものように、マルハナバチの紙芝居からスタート。「マルハナバチの1年」のパートについては、久しぶりに参加した、中学性になったいぶきさんとあんなさんが読んでくれました。二人とも、とても上手に読んでくれました。ありがとう!!

 

 午前中の調査は、ラインセンサス調査です。草原内の決められたコースを決められた時間かけて歩きながら、見られたマルハナバチを記録するというものです。説明と先導を鈴木さんにお願いしました。列が長くなってしまうので、途中途中に芳賀さん、角田さん、駒田さん、岡崎さん、渡辺さんなどスタッフに入ってもらいました。たくさんのマルハナバチが見られましたよ。

 詳しくは、ぜひ角田さんが作ってくださったユーチューブ動画をご覧ください。

 https://youtu.be/MZ4GLeTdC2U

 

 印象的だったのは、蜜がそんなに出るとは思えないゴマナにもいたことです。まるで掃除機でも動かすように花の上をすべるように動いていました。きっと、この動きで花粉を体に付けて、あとでまとめて、足の花粉バスケットに付けて、持ち帰ろうとしているのでしょう。ということは、巣にはまだ育ちざかりの幼虫がいるということです。

 結局、ラインセンサスでは100頭のマルハナバチをカウントすることができました。

 内訳は、オオマルハナバチ57、ミヤママルハナバチ26、トラマルハナバチ17でした。

 人気のある花ランキングは、1位タムラソウ(21頭)、2位ヤマハギとノハラアザミ(20)、4位タチフウロ(18)、あとの花は10頭以下でした。これらは昼食中におにぎりを食べながらデータをまとめ、午後の部の始めで紹介しました。

 

 午後からは待ち伏せ調査。参加者の1人1人に選んでもらった花の前に15分、待ち伏せてもらい、訪れるマルハナバチを記録するというものです。各自2ラウンド行ってもらい、帰って来たら結果を報告してもらいました。それを集計しました。そのままでは花によって待ち伏せ時間が違ってしまうので、1時間当たりに換算しました。概要を報告します。

 ゴマナ1時間当たり60頭、タムラソウ34.4、ハバヤマボクチ24、ヤマハギ24、ノハラアザミ22.6、セイタカトウヒレン16、タチフウロ16、マルバダケブキ12、アキノキリンソウ10、ツリガネニンジン0、オミナエシ0

 最後の二つが「0」なのは誤植ではありません。「0」というデータも大切です。

 最後にマルハナバチのデータが乙女高原を囲むシカ柵設置につながったことをお話し、マルハナバチ調べ隊を終えました。今年は3日間とも天気に恵まれ、予定通りに実施することができました。ご協力くださいました皆さん、ありがとうございました。

 

 マルハナバチ調べ隊終了後、笛川小・日下部小の子どもたちを案内する予定になっているスタッフで残り、案内についての打ち合わせを行いました。こちらもご苦労様でした。

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マルハナバチ調べ隊~盛夏編

2023年08月05日 | マルハナバチ調べ隊

 とてもいい天気。盆地では今日も猛暑日だと思いますが、乙女高原は「そんなことどこ吹く風」で22℃です。日陰にいて、風でも吹いてこようものなら、もうこの世の天国です。

 さて、そんな乙女高原で、今年で21年目となるマルハナバチ調べ隊の今年2回目の調査です。いつもの年だと夏の回には夏休み中の子どもたちがたくさん参加してくれるのですが、今年はどういう「風の吹き回し」か子どもの参加者は0。「オ・ト・ナのマルハナバチ調べ隊」になってしまいました。総勢13人です。自己紹介を終えたら、マルハナバチの特徴と種類を写真を使いながら説明しました。そして、マルハナバチの1年間を、紙芝居を使って、芳賀さんが説明してくださいました。


 いよいよラインセンサス調査に出発です。先頭を鈴木さんが歩いてくださいました。鈴木さんは初めての方にもわかりやすく説明しながら、ゆっくり歩いてくださいました。「オオバギボウシに来たトラちゃんが次にどの花を訪れるでしょうか」とか「これはマルハナバチではなくアブです。違いがわかりますか」とか。鈴木さんがゆっくり歩いた理由には、じつはもう一つありました。マルハナバチがいっぱい来すぎて、なかなか前に進めなかったのです!!
 途中、マルハナバチが蜜を吸うわけでもなく、花の上をクルクル走り回っている行動も見ることができました。今頃咲いている花だったら、シモツケやシモツケソウ、シシウドなどで見られるのですが、これは、マルハナバチが花粉ばかりを集めている行動です。
 結局、いつもは1時間かけて歩くセンサス・コースを歩くのに17分オーバーしてしまいました。
 ラインセンサス調査終了後、お昼ごはんの時間にしました。遠くで雷の音が聞こえたので、お昼の時間を少し短めにして、午後の調査を早く始められるようにしました。私はお昼を急いで食べ終わり、調査結果を集計しました。

 午後は調査結果の発表から始めました。
 全部で119頭のマルハナバチがお花を訪れていました。平均すると、1分間に2頭ずつ見ていたことになります。
 内訳はトラマルハナバチが93、オオが13、ミヤマが13頭でした。
 お花の人気ランキング・ベスト3は、第3位ヤナギラン21頭(全部トラ)、第2位ヒメトラノオ22頭(トラ12、オオ8、ミヤマ2。3種のマルハナバチからまんべんなく支持されている感じです)、そして栄えある第1位はノハラアザミ28頭(トラ27、オオ1)でした。
 9月の調査で、これらがどう変化するのか楽しみです。

 午後の調査は待ち伏せ調査です。午前の調査で参加された皆さんは、だいたいどんな花にマルハナバチが来ているのか理解できたと思います。その中から1人1人で調査するお花(の群落)を決め、その前で15分間マルハナバチが来るのを待ち伏せします。来たら、どんなマルハナバチがどんなことをするのか観察して記録します。15分の調査を2回したら、帰ってきます。1回目と同じ場所で調査してもいいし、違う場所・違う植物の調査をしてもいいことにしています。それらの結果を集計します。
 井上さんが以上の説明をしてくださいました。
 皆さんが三々五々草原の中に散ったところで、私は角田さんと一緒に観察会の片付けを始めました。また、乙女高原ファンクラブでこのような活動をする際には、グリーンロッジの建物が少しでも傷まないように、窓等を全部開け放して、建物に風を通すようにしているので、それを片っ端から閉める作業も行いました。
 皆さんが帰ってきたので、調査結果をお聞きして、集計用紙にまとめました。
 結果、ダントツだったのが、ヤナギランでした。井上さんが15分間にトラ5ミヤマ16頭を、菱山さんが15分間にトラ26 ミヤマ7頭を、浅田さんも15分間にトラ26 ミヤマ7頭を、篠原さんが15分間にトラ5ミヤマ1頭を観察しました。合計すると、観察時間はちょうど1時間(60分) になり、トラ72ミヤマ31で計103頭です。
 このように調査結果を集計し、1時間あたりに換算して比べます。第2位はクガイソウの32頭、第3位はヒメトラノオの22.4頭でした。午前の調査でトップだったノハラアザミはなんと第5位に転落し、1時間当たりで4頭でした。いったいノハラアザミに何があったというのでしょうか??!

 これで本日のマルハナバチ調べ隊は終了です。今日も観察に双眼鏡が大活躍でした。この双眼鏡は50cmという近距離でもピントが合うので、花に来る虫の観察にはもってこいです(ペンタックスのパピリオという双眼鏡。6.5倍のものが使いやすいです)。

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