乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

2022.10月の自然観察交流会

2022年10月01日 | 乙女高原観察交流会

※交流会の様子を井上さんがレポートしてくださいました(写真も)。

 10月の観察交流会の参加者は、芳賀さん、岡崎さん、篠原さんご夫婦、私の5人でした。とてもいい天気。そしていろいろな発見やうれしい気づきがありました。

 四季の森ではミヤマシグレの実を見ることができました。また、きのこがたくさん出ていて、芳賀さんはきのこに夢中。展望台まで登りながら、いろいろな植物の実などを観察して、草原についたのはいつものことながらお昼。昼食を食べてから、草原の観察です。

 草原は一面にススキの穂波になっています。そして遊歩道沿いにはヤマラッキョウがたくさん。リンドウは少なかったですが、美しい空色の花を咲かせていました。
 そして、なんとサクラスミレの返り咲きを見つけました。乙女高原でスミレの返り咲きを見たのは初めてで、嬉しかったです。とてもきれいでした。タチツボスミレやエゾノタチツボスミレもありましたが、残念ながら終わりかけでした。

 良い天気だったので、マルハナバチもたくさんいましたが、花粉団子をつけているものはほぼいません。とてもきれいなレモン色のミーちゃんがいましたが、これはオスかな? もうラストのハチたちでしょうか?

 ハバヤマボクチやオヤマボクチにはトラちゃんが、ヤマラッキョウにはオオちゃんがけっこう来ていました。
 たくさん咲いていたヤマラッキョウには、イチモンジセセリ、ヒラタアブ、キタキチョウなども来ていました。ウラナミシジミ、スジグロシロチョウ、キタテハなどもいましたが、チョウはだいぶ少なくなった感じです。
 夏に遊歩道を草刈りした所から新しい花芽が出て、いくつも咲いていて、ノハラアザミにはガガンポが10匹くらいで上下運動していたり、ハムシが何匹も潜り込んでいたりしました。
 ノダケやシシウドにはアゲハの幼虫が10匹以上いました。そっと触わるとオレンジ色の角を出すので、みんなで盛り上がりました。でも葉は食べつくされて丸坊主になっている所にもいて、これからどうなるのか、気になります。
 ブナじいさんの所にも行って、草原を一周して戻ってくると、もう4時近く。ススキの穂が夕陽の逆光にきらきら光り、とても美しい光景を皆でながめました。
 いろいろと楽しめた観察会でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年度 第3回 乙女高... | トップ | 街の駅で「乙女高原の草刈り」展 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

乙女高原観察交流会」カテゴリの最新記事