※交流会の様子を井上さんがレポートしてくださいました(写真も)。
10月の観察交流会の参加者は、芳賀さん、岡崎さん、篠原さんご夫婦、私の5人でした。とてもいい天気。そしていろいろな発見やうれしい気づきがありました。
四季の森ではミヤマシグレの実を見ることができました。また、きのこがたくさん出ていて、芳賀さんはきのこに夢中。展望台まで登りながら、いろいろな植物の実などを観察して、草原についたのはいつものことながらお昼。昼食を食べてから、草原の観察です。
草原は一面にススキの穂波になっています。そして遊歩道沿いにはヤマラッキョウがたくさん。リンドウは少なかったですが、美しい空色の花を咲かせていました。
そして、なんとサクラスミレの返り咲きを見つけました。乙女高原でスミレの返り咲きを見たのは初めてで、嬉しかったです。とてもきれいでした。タチツボスミレやエゾノタチツボスミレもありましたが、残念ながら終わりかけでした。
良い天気だったので、マルハナバチもたくさんいましたが、花粉団子をつけているものはほぼいません。とてもきれいなレモン色のミーちゃんがいましたが、これはオスかな? もうラストのハチたちでしょうか?
ハバヤマボクチやオヤマボクチにはトラちゃんが、ヤマラッキョウにはオオちゃんがけっこう来ていました。
たくさん咲いていたヤマラッキョウには、イチモンジセセリ、ヒラタアブ、キタキチョウなども来ていました。ウラナミシジミ、スジグロシロチョウ、キタテハなどもいましたが、チョウはだいぶ少なくなった感じです。
夏に遊歩道を草刈りした所から新しい花芽が出て、いくつも咲いていて、ノハラアザミにはガガンポが10匹くらいで上下運動していたり、ハムシが何匹も潜り込んでいたりしました。
ノダケやシシウドにはアゲハの幼虫が10匹以上いました。そっと触わるとオレンジ色の角を出すので、みんなで盛り上がりました。でも葉は食べつくされて丸坊主になっている所にもいて、これからどうなるのか、気になります。
ブナじいさんの所にも行って、草原を一周して戻ってくると、もう4時近く。ススキの穂が夕陽の逆光にきらきら光り、とても美しい光景を皆でながめました。
いろいろと楽しめた観察会でした。
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