代表世話人の角田さん、三枝さん、ウエハラの3人で特急かいじ号に乗って新宿まで、そこから小田急線で経堂まで行き、歩いて東京農業大学へ向かいました。途中、お昼を食べたり、農大の「食と農の博物館(これがまた面白かった!!)」
を見学したりしてから、フォーラムの受付をしました。会場は横井講堂という、木をふんだんに使ったホールでした。
フォーラムでは主催者である「全国草原の里市町村連絡協議会」会長の岩井さん(東伊豆町長)のあいさつから始まり、選考委員長の湯本さん(京都大学名誉教授)の記念講演がありました。草原の歴史や草原を守る意義・価値といった話で、とても興味深く聞かせていただきました。認定証授与は、岩井会長から「草原の里」代表に認定証が手渡され、二人で記念写真を撮り、代表から一言挨拶する・・・というルーティーンでした。ファンクラブの代表は角田さん。とても立派な態度でいただいていました。
今回、「草原の里」に選ばれた草原は33箇所で、そのうち16箇所の代表が実際に来ていました。印象的だったのは、16箇所の「草原の里」のうち3つは草原のある自治体の長(具体的には町長さん)が来ていたことでした。地元の自治体が草原の保全を強力にバックアップしているんだなあということを強く感じました。
その後、6つの「草原の里」から事例発表がありました。中止されていた山焼きを復活した話、刈った草をまとめて「茅ボッチ」という谷地坊主みたいなのを作って草原に並べる話、刈った草を地元で大切に継承されてきた在来馬に与えている話など、多様で豊かで面白い草原保全の実践事例を聞くことができました。
その後、大学の建物の最上階のラウンジに席に移して、交流会があり、ざっくばらんに、様々な地域の方と意見交流をすることができました。東京の夜景がとてもきれいでしたが、それ以上に話がはずみ、夜景どころではありませんでした。
実際に草原保全をしている、草原に熱い想いを持っている方々から直接お話を聞いたり、ひざを交えて交流できる、非常に貴重な機会でした。できれば、こんなステキな時間を、もっと若い人たちに経験してもらい、刺激を受けてもらえたらよかったなあと思いました。今度、このような機会がありましたら、ぜひ、乙女高原代表として参加してくださいね。今回と同じように、喜んで、乙女高原ファンクラブから旅費を出してもらいますよ!!
※参加された角田さんがレポートを書いてくださいました。
2022年10月19日に東京農業大学 横井講堂において未来に残したい草原の里100選認定書授与式に、植原さん、三枝さんと私3人が乙女高原ファンクラブ 代表として
授与式、及び記念講演、事例発表(記念フォーラム)そして、フォーラム終了後の交流会に参加して来ました。
全国草原の里市町村連絡協議会長 岩井様より認定書を授与して頂きました。記念写真を一緒に撮影後、意気込みスピーチが有り、乙女高原のファンクラブ創立が2001年4月からと、乙女高原について、終戦前は刈った草を肥料等に使うために、戦後 スキー場になり2000年からは草原の保全のために草原の草刈りを行っています。今年は11月23日に草刈りを致しますので、よろしくお願い致します。
以上がスピーチです。1分間スピーチなので伝えられない事が多くとても残念でした。
乙女高原を全国に知って頂ける、良い機会だったと思いました。交流会で乙女高原の草刈りボランティア2022のちらしを配布して、選考委員の方にお礼と現状、保全活動、後継者育成等をお話しアドバイス等頂き、また他の地域で活動している方々と情報交換をして有意義な1日でした。これを機に乙女高原をより多くの人に知って頂ける活動を行っていきたいと思います。以上が感想です。
※三枝さんもレポートを書いてくださいました。
10月18日東京農業大学横井講堂で開催された未来に残したい草原の里100選の授与式・選定記念フォーラムに角田さんと植原さん、三枝の3人で参加してきました。
はじめのあいさつで、全国草原の里市町村協議会会長・岩井茂樹(静岡県東伊豆町長)さんから「草原のあるくらしは、人と自然との長年に渡るやりとりを通じて多くの知識・意識・技術を紡ぎ、価値ある『共創資産』を育んできた。「草原の里」に残る共創資産を、持続可能な自然共生型の社会の道しるべとして次世代につなぐため、『未来に残したい草原の里100選』の取り組みを始め、今回、北海道からから九州までで34の未来に残したい草原の里が認定されました」とのあいさつがありました。
16人の「草原の里」代表者が認定書をもらい、会長との写真撮影の後に、1分間スピーチで草原のピーアールを行いました。
記念フォーラムでは、6つの事例発表がありました。6番目の南阿蘇村村長からの発表は、他の阿蘇草原地域の選定された4地域を代表しての発表でした。阿蘇の草原面積は100年前にくらべおよそ半分に激減。これ以上減らさないための施策が急務。阿蘇の草原は農耕や牧畜、観光産業の発展をもたらせた。草原は地下水かん養能力に優れ、熊本平野の豊富な地下水となり九州の6つの一級河川の源流になっている。山より草原の方が地下水をためる力が大きいそうです。熊本は最近大地震や、集中豪雨により大きな災害を受け大変。その中での草原の維持管理・次世代への伝承の活動はもう頭が下がります。
フォーラムが終了して、会場が地下1階から地上8階に移動しました。
東京の夜景、スカイツリーから東京タワーまでの大展望に大きな歓声を上げましたが、交流会の賑やかな事。東京から移住して長野県開田高原で木曽馬3頭を飼いながら高原を守る活動している33才の女性は、生活の糧は蕎麦屋さんで働き、その隣のおじさんは50頭の馬を飼っているそうです。昭和40年頃の木曽福島の馬市の話・馬との生活の話・現在の馬との生活の話、やはり輸入の乾燥ほし草を使っているそうです。持続可能な活動、環境保全と観光・活動の見える化の必要性、高齢化・後継者不足・・・と悩みは共通でした。でも、楽しく活動している様子がお話の中でいっぱいでした。
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