6月4日(土)、今年度最後のスミレ観察会を実施しました。道の駅に集合した人で、六本楢まで移動し、そこから、黄色いスミレ群生地を目指して歩いていきます。
道端の水気のあるところにはクリンソウ。赤い花ばかりでなく、ほとんど白い花もありました。
ミヤマハコベの花びらは、よく見るとⅤサインのように見えます。
若葉を通して、6月の陽光が降り注いでいます。まるで黄緑色のステンドグラスのようです。
けものの糞(たぶんキツネ)に、たくさんのキマダラヒカゲが集まっていました。
木々にシカの痕跡。白っぽい筋が見えるのは、シカの下前歯でかじった痕です。それにしても、はぎ取った部分の境界線が横一直線になっているのが不思議です。この木はサクラ。サクラの皮は横向きに剥がしやすいので、矛盾はないのですが、それにしても、横一直線ですね。
道端にミズゴケが生えているところがありました。
そして、ようやくキバナノコマノツメの群落にたどり着きました。そこで弁当を食べ、同じ道を帰りました。
帰りに見つけた「落とし文」。裏が真っ白い葉を巻いているので、造形の面白さがよけいはっきり分かります。
乙女高原にも寄ってみました。レンゲツツジが咲き始め。森の中にはギンリョウソウもありました。ロッジの庭で大勢の人がテントを張っていたので、びっくりしました。
三島市から参加された吉澤さんがレポートを書いてくださいました。以下に掲載させていただきます。
また、これも角田さんが当日の様子をユーチューブにアップくださっています。
→ https://youtu.be/xCsITjSw6bI
道の駅花かげの郷まきおかに乙女高原ファンクラブ7名、97会9名が集合、自己紹介の後、林道川上牧丘線の六本楢に移動し、シロバナノヘビイチゴの白い花が星を散りばめたように咲き乱れる林道鶏冠山線を歩き始める。
登るほどにミヤマハンショウヅル、コミヤマカタバミ、ミヤマスミレ、ズタヤクシュなどを見かけ、稜線近くで群生するキバナノコマノツメを楽しむ。
終日さわやかな好天気に恵まれ、途中で金峰山~鉄山~朝日岳の山並みが望まれた。富士山は雲のため山頂付近のみを見るにとどまった。
帰路、乙女高原に立ち寄り、森の道コースで白花のエゾノタチツボスミレを探勝する。茎は凛と直立し、切り花にもなりそうな立ち姿であった。
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