夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

呉須赤絵鳥花文様八寸皿

2012-07-26 05:16:48 | 陶磁器
わりと気軽に買える値段のものがあり、作品も多く出回っています。

呉須赤絵鳥花文様八寸皿
古箱入
径261*高台径137*高さ43

味のある作品が多いので、本格的ではないにしろ何とはなしに機会があると呉須赤絵の陶磁器を集めています。

本作品は同系の作品の2作目になります。奔放な絵付けが魅力となっています。



高台周りは砂がついていることが多いです。



この種の同時期の作品は陶磁体系という本に基本的な事項が書かれています。私は図書館から・・。



奥田潁川の作品もここを源としています。



以前に投稿し、また「なんでも鑑定団」にも登場した作品も掲載されています。





呉須赤絵:焼き物としての呉須という名称は、現在の中国福建省から広東省にかけて生産された と思われる明中期以降の半磁器のことで、英語では“swatow ware”と呼ばれ 広東省仏頭(スワトウ)港から積出されたとされるが、呉須または呉洲の呼称の 語源は不明である。呉須は本来、染付(青花)顔料のコバルトの意味で焼物の呉須とは 区別される。仏頭を輸出港とするこれらの焼物は、日本をはじめ東南アジア,中近東, ヨーロッパにまで送られ、明末・清初に景徳鎮で受注生産された古染付,祥瑞などに むしろ先んじて日本へ渡来し、茶陶としての用途に重宝された。器種は鉢,皿が多く、 染付,瑠璃,柿釉,白釉,五彩などがある。五彩のものを呉須赤絵と呼び、その華やかさ もからわが国では古来人気が高く、茶人の珍重するところである


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