夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

百舌のひな図 福田豊四郎筆 その46

2015-03-20 05:22:04 | 掛け軸
日本のサッカーはどん底を迎えつつあるように感じます。女子は任期の長い監督で、戦略がマンネリ化しておそらく世界ではベスト4には入れないでしょう。ベスト8も無理かも・・。

男子はクラブサッカーで象徴的なようにアジアですら勝てず予選敗退の可能性が高い。組織サッカーを強化すべきなのに外国人監督、力のない海外組のメンバー、練習時間のない日程、明らかなに戦略の失態、大儀名分がないおろかな戦略のように感じます。

会社においては決算期を迎えようとしていますが、業績向上においてもっとも必要なことは同じように明確な戦略と思っています。働くことに大儀を見出せないとモチベーションが低下します。なぜこうなのか、こうしなくてはいけないのか、なぜこうあるべきなのかの真意を社員に解るように幹部自ら実践しいく体質の会社は強いです。今期もおかげさまで右肩上がりの見込みですが、さらなる高い大儀を示す戦略が必要となります。

本日は福田豊四郎の作品で「その46」となりました。すべての作品を公開しているわけではありませんのでご了解ください。ところで福田豊四郎の作品にも贋作があり「なんでも鑑定団」にも紛らわしい作品が登場しましたね。皆さんもご注意ください。

本作品はまだ全国に知れる前の頃の福田豊四郎氏の作品です。

百舌のひな図 福田豊四郎筆
絹本水墨着色色紙軸装 軸先象牙 杉共箱
全体サイズ:縦1140*横340 画サイズ:縦255*横230 



本作品は「柳燕図」(昭和10年頃の作品 祖母が福田豊四郎氏から羽織の裏地に描いてもらった作品 祖母から母、母から姉 姉から当方に頂いた作品)と同じ落款、印章です。



2015年3月にインターネットオークションにて5万ほどで落札したもので、ほぼ市場価格と同じです。それほど高い値段で取引されている画家ではありません。繰り返しますが、近代の巨匠(横山大観、上村松園など)以外の画家の掛け軸の作品は二束三文です。真贋を云々するのも愚かなことのように思えます。とくに南画、肉筆浮世絵など・・。



戦前から父は福田豊四郎氏とは交流を深め、戦前、戦中、戦後を通しての作品を幾つか当方にて所蔵しています。父の方でも画材や箱用としての杉の板を送ったりしていたことがやりとりした葉書からうかがえます。



幾つかの作品は離散しまいたが、今はその作品たちは小生の手元に戻ってきています。骨董蒐集にも明確な戦略が必要なのはいうまでもないことです。その戦略とは・・、会社と同じナイショ・・。


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