夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

(再興)源内焼 その90 如意

2017-02-16 00:01:00 | 陶磁器
週末に家内がなにやら急がしそうにしています。



早くも雛壇の設置。息子もお手伝い・・、そのうち人形の刀に興味を持ち、家内とちゃんばらごっこが始まる始末・・。これは当方の真剣を見せるわけにはいかなくなりました



本日は再興された源内焼に珍しい作品を見つけたので投稿します。

(再興)源内焼 その90 如意
鳩渓銘 古箱入
幅97*長さ355*高さ75



再興された源内焼や四国などの源内焼の影響を受けた陶磁器が数多くありますが、それらは本来の源内焼とは一線を画すべきもので、出来も遠く源内焼の及ぶものではありません。



再興された源内焼にほんの少しですが、面白い出来の作品があります。本作品もその中のひとつでしょう。



「鳩渓」は平賀源内のことををさしますが、平賀源内はむろん作陶はしておらず、「鳩渓」の銘のある作品は源内焼が再興された作品に用いられた銘です。本人作という誤った記述がインターネット上で掲載されているようですが、明らかな間違いです。

 

如意(にょい):僧が読経や説法の際などに手に持つ道具。孫の手のような形状をしており、笏と同様に権威や威儀を正すために用いられるようになった。「如意」とは「思いのまま」の意味。



上の写真は18世紀に清で作られた如意です。

ちゃんばらごっこばかりしていると如意棒が振り下ろされるぞ~



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