○東京からの郵便で年末〆切の次回プロジェクト予定連絡が届き(泣)仕事があるのは有難いが今年夏はまた別に予定も…さらに、掃除と引越への道のりも遠い上、明日月曜日の仕事の準備も終っていないのに、(席、無かったら、あきらめようかな…)てな気分で前を通りかかったら「当日立見席まだあります」(2940円也)が出ていた博多座(ちょうど開演10分前)に滑り込んでしまい(爆)、ついつい立見ながらコーヒーと「ぜいたく豆」(所謂ミックスナッツ&小魚、わりと美味い)と「博多あんぱん」で全幕見ちゃったのです^^;;。前回福岡に来ているのは知ってますし、WSでもおなじみ(^^)ですが、みっちゃんの追っかけというわけではないので^^舞台「放浪記」本物を観る、しかも生の森光子女史atmosphereを体感するのも初めて。うむむ、やはり前半(若い頃の役)の、スクワットみっちゃんの身体能力は凄い(※3階最上天井で立見なので、背筋がぴんとして機敏な動きだと小柄な若娘に見えるのだ。子供の頃見た歌右衛門以来の衝撃か><)←そーゆーところだけに感動するのではなく(笑)、今回5幕通して見てストーリーも、よくWSで流れる「どじょうすくい」「でんぐり返し」「眠っちゃう」のシーンの意味もつながり、(小説は読んだことがありますが)内容自体もサバイバルでheavyな話(これが昭和初期、つい数十年間まで日本はこんなだったという)がみっちゃんと“かぶってくる”(><)から、猶のこと凄味があるんだなということが判りました(ある種Show must go onがWriting must go onみたいなやつですな・笑)。どうしてみっちゃんと喜多川さんが仲がよかったりするのか、世代的に何か共通する空気があるのか、わかるような気がしてくる…なんて無粋な事にも思いが広がっちゃったりしますが、なかなか(笑)。林芙美子の“嫌われっぷり”は、以前に評伝や『文人悪食』等を読んで知ってはいたけど、確かに、この役を演じる条件として(1)美人ではいけない(2)おしとやかではいけない(3)いい人であってはいけない、んですねえ(^^)。ちなみに(芙美子的な「惚れっぽさ」要素は皆無・絶縁の人生ながら)自分も「独居生活」長いんで、結構「どうやって稼いで死ぬまで生き続けていくか」ってのは今日的にもシビアな問題だ。それにしても何で貧乏なくせに物がたまって捨てられなくなるのか?あの舞台セット並みに物の無い部屋にはならんもんだなあ、などと観劇中やっぱり考えてしまう自分(いいのか?)。しかし初演の頃(私だって生まれちゃいねえ・笑)から30代で第五幕の老け役を老けメイクでやっていたとして、こりゃ長く公演続けて年々演者が年とって味が出てくれば出てくる程、特に劇後半は怖い説得力の演技が出来ちゃうし、その上で身体能力が落ちなきゃ劇前半の娘から全部演じられる(!!)のかあ。ひえええ。3時間半、結構時空のトリップでしたね。なお、菊田一夫役(昔は故・小鹿さん)がとても菊田一夫で実は斎藤晴彦さんだったということを思い出すのに時間がかかった(笑)のとか、元々童顔系?の中島久之さんがほんとに若く見えちゃう(笑)のとか、公演プログラムパンフの中の「1600回記念at博多座」集合写真(白黒)に堂本光一さんたちがちょこっと写ってたりするのが、ご愛嬌^^(お、一応KinKiの話題も入れたぞ・20050417)
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