○結局平日の勤務時間内どころか朝8時から夜22時までかかって終わらない仕事量だから土曜も出勤で総てサービス残業なのだ。今日は夕方から会議だから無理して朝から出かけない(が午前中に病院の診察予約はある)。それでも前々回などの神社散歩の直後、職場で「会社の職場環境の管理運営の酷さに対する緊急抗議の緑化活動」(爆)が発生し(※細かい経緯はここでは省略する)、大量の各種花苗を近郊の農協や産直を往復して運んだ(!?)ために、その美しき使徒らの残党は我ら同僚の各ベランダにももたらされ、我が家のベランダではこの一ヶ月近くで一気に増殖した。忙しいっていってるくせに何やってんだこいつは??と読者の方はお思いになるかとも思われるが、結局自宅と会社の往復で業務出張と買物以外どこにも出かけていないため、野山に出かける時間も減って、家事もそれほど手をかけることもなく適当でこの調子である。実は(実家の家族は庭が好きで、親戚も農家で本当はプロフェッショナルとアマチュア両方に囲まれて育っているくせに)自分自身非常な面倒臭がりで園芸趣味がとりたててあるわけではなかったし、ほんのささやかなものだが、しかし植えつけてみれば生き物で、毎日如実に表情も姿も変化して、気がつくと伸びていて次から次へと咲くので、「そうか、そういうことだったのか」(若干、金田一少年風)と思って、なんとなく見てしまう。朝は今でも苦手だが、(何せ明るいうちに夕方に家に着けなくて、朝しか見えないので)目覚めて明るくなっていたら縁側に出て、土が乾いていたら水を撒き、トレニアとペチュニアとダイアンサス類の花がら摘みをしているうちに、ぼうっと意識が戻ってくる。そのうち花瓶の花の水を変えて、窓を開ける…という意味では、疲弊し荒廃しきった精神と自律神経の調整にも、ちょっとはこういうことも必要で、多少役には立っているのだろう。
そんなことをしている脇で、トレニアの花がら摘みとか、クフェアの花枝が風に揺れるのを見るむすび丸とたれぱんだ。
「ステキね。」「やっぱり朝はガーデンでシナモンティーよね。」
…おまえらぬいぐるみのくせに出典は岸田今日子なのか…なんなんだこの悠々自適な表情は……はっ!?(がびーん)サイズ的には、ちょうど…まさか、ここはおまえらの庭なのか!?実は庭をほしがってたのはおまえらだったのか?
※過去の花めぐりより (確かに、そうして見ると、わりと花好きっぽいな)
本日のBGM:チゴイネルワイゼン(クインテット楽団) (NHK教育「クインテット」)
人形劇団という点では最近のわが「別室」ともシンパシーのある番組。朝っぱらからテレビをつけてみるといきなり流れてきて、宮川彬良はやはりあなどれない。「こんなこいるかな」とシュワルツェネッガーとアルデバランを兼ねる玄田哲章もあなどれない。(20100619)
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