ユーロシティのコンパートメントから

欧州旅行がメインですが、最近は日本の旅行が多いです。そして”鉄分”濃くなってきてます・・(笑)

食堂車や通路でいろいろと、、、、、

2009年02月26日 21時52分21秒 | ⑦’05夏・ハンガリー&ルーマニア
さて、このブダペスト~ブカレスト間のユーロシティ「ISTER」号、、、

確か6両編成と短い国際寝台特急ながら、、、

立派に「食堂車」が付いてました!
(ちなみに他は、寝台車2両、クシェット2両、座席車1両)



で、ブダペストで乗ったとき係員から、、、


「お食事券」らしきものをもらって、、、


聞くと「これで軽食or朝食が摂れる!」とのこと。



わぁ~~~~いっ! \(^O^)/
食堂車行けるっ!(←相変らず単純なヤツ)



明朝の分も今晩の分も、駅で買っちゃったけど、夕食の分がちょっと足りないと思ったし、、、

なにより、「東欧の食堂車がどんなものか?」知りたかったんで、、、


午後7時半頃、国境に近づくまでの時間に余裕があるうちに、食堂車へ行っちゃいました。




で、@食堂車。



「この券で何が食べられるの?」って聞いたら、、、


「サンドウィッチ!」


「グヤーシュとかないの?」って聞いたけど、、、


「ないよ・・・」




しゃぁないなぁ・・・・・
(プチ呆れる←笑)




まあ、ここで「無いものねだり」してもしょうがないんで、そのサンドウィッチとコーラ、もらいました。




「これじゃあ、食堂車に来た意味無いよ、、、」とぼやきつつも、おいしくいただきました!(どっちじゃい?!・笑)




あれっ?
今、画像見て気づいたけど、、、
(今どき?!)


このペプシ、ルーマニアのじゃん?!




・・・・・これ、ウチに無いよ。。。。。

何で捨てちゃったんだろう???
コレクションにしたかったのに、、、勿体無い!!!



、、、今さらながら、かなり後悔してます・・・




食堂車の雰囲気は、、、

味も素っ気も無い、いかにも「東欧」って感じの質素な部屋でした。


そして、テーブルの上に飲み物やスナックがずらりと並んでたんで、売店も兼ねてたんでしょうね。
でも、やっぱり街中よりも高い。。。



それに、客は、、、



誰もいなかった!

「これで商売になるの?!」と他人事ながら心配になったけど、、、

まあ「JRでない」から大丈夫なんでしょう!?(笑)





そして、食堂車から戻ったら、、、


例の係員が、別の部屋の人を連れてウチの所にきて、、、


係員「○×※!×&*・・・・?」
(ルーマニア語orハンガリー語なんで全然分からず)

それを別の部屋の人が「通訳」として英語で話してくれて、、、

「この切符の発券がどうしてSNCF(フランス国鉄)なのか知りたいんだって」


はぁ~っ?



あんた、ウチ、疑ってんの???



、、、と内心、呆れたけど、まあそこはジェントルマンのウチ(爆、ウソです!)、、、


「日本旅行会社が取引してる現地の旅行会社がフランスだから、フランス国鉄発行なんです!」


ぶっちゃけ理由は確かじゃないけど、こんな風に答えて(こうしか考えられないでしょう?!)、納得してくれた、、、、、



と思ったら、この係員のオッちゃん、また、、、、

「※○×!&●△・・・・・?」

また疑ってきやがった!(怒)


その通訳を聞いたら、、、


「切符に表示されてる値段がなんで米ドルなんだ?」だって?!


あぁ、、、それ、知ってるよ、理由は。




ユーレイルパスもそうなんだけど、値段設定の基本はヨーロッパであれども「米ドル基準」だから。
(だから、今、2009年冬~春のユーレイルパス等の値段は、昨年夏よりも数割安いんですよ!)


あぁ、、、、、でも、これ、どうやって説明したんだっけ?
一応何とか話して納得してもらったけど、、、、、

なんでこんなん聞いてくるねん?!
ウチ、そんなに怪しいやつ(→運び屋?!・爆)に見えたか?!


そんな想定外の検問(?!)に少々うんざりしてもうたんで、頃合いを見て部屋に戻りました。




これが寝台の個室。
木目が貴重のこの部屋。



ふぅ~っ。。。

個室は落ち着くねぇ~




で、周りを見て、ふと思いました。
もしかしたら、この車両、、、



ドイツorオーストリア国鉄のお下がりじゃないかな、と。
各所の注意書きが「ドイツ語」だったから。


この車両、車体のデザインこそ「ハンガリーorルーマニア」のだったけど、車内は「西欧共通の寝台車のつくり」でしたよ。

これなら何度か乗ってるから、なんとなく分かりました。
でも、お下がりと行ってもまだまだしっかりしてたんで、割と快適でした。


そして、さっき「車掌&通訳(?!)と話してた」場所が、、、




この通路!

まさに「走るホテル」って感じの、渋く落ち着いた、格調を感じる内装ですよね?!


そんなちょっとリッチな雰囲気の寝台車、部屋や通路で車窓を楽しんでるうちに、、、


列車はどんどん東へ進み、、、


段々ハンガリーの空は暗くなってきました・・・・・