大阪芸大ジャーナリズム研究会

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「梅バス」値上げ→路線廃止 その理由と学生の声

2024-09-20 22:35:42 | ニュース

 Xの投稿から伝わった梅田−芸大直通バス(通称「梅バス」)の「値上げ」と、2027年1月末での「廃止」の予告。学生からは、「なぜUNIPAでの告知が無かったのか」、「段階を踏んで徐々に値上げして欲しかった」などの声が上がっています。一方、庶務課は、10年以上運賃据え置きだったことや、ガソリン代高騰、運転手不足を理由に理解を求めています。<神農 雄、長田恭一、上村りさ>

<大阪(梅田)~大阪芸術大学直通バス利用案内 R6 後期>https://www.osaka-geidai.ac.jp/files/u-bas_riyou_R6kouki.pdf (※今回の値上げと路線廃止の告知が掲載された大学サイト)


(写真:梅田−芸大直通バス<通称「梅バス>の芸大乗り場)

 9月13日、あさ9時前。「【悲報】梅田からの直通バス、来年度から8000円値上げ」の一文がXに投稿されました。
 梅バスの来年からの8000円値上げと、2027年1月末での廃止をXでいち早く詳報したのは、放送学科3年のパリ・パリ・ギョーザさん(@6ix_x9 )。告知文の画像付きのポストは閲覧数2800超となりました(9月20日現在)。

◼️重要情報 なぜUNIPAでの告知が無かったのか

 パリ・パリ・ギョーザさんはDMでの取材に、値上げを知ったのは偶然で、「後期が始まるタイミングで定期をまた買わなきゃ、いくらだったっけと思って大学のサイトを開いたとき」だったということです。
 「運転手不足だったり、ガソリンの高騰もあるので、値上げは仕方のないことだなと思いましたが、廃止に踏み切ったことはとても驚きました」といいます。

夏休み中にアップされた「後期の定期申し込みガイダンス」のページに、重要な情報を2つ埋め込むという大学の告知の仕方については、「UNIPAでの告知が無かったのは、あまり表向きに話題にしたくないという思惑があるのかなと感じました」とパリ・パリ・ギョーザさん。9月13日の段階でもXには他に同様の投稿がほとんどなかったことから、「あの告知の仕方では気づく人がほとんどいなかったのではないかなと思いました」と指摘します。

◼️学内の声「値上げは想定内」「来期からは乗りません」

 ジャーナリズム研究会も、ニュースブログで9月14日深夜にこの大学サイトの告知内容を報じました。
 こうしたことを受けて、今回の値上げ、路線廃止の発表については様々な声が上がりました。X上のつぶやきや、ジャーナリズム研究会の取材に、次のような反応がありました。

▽話題を聞いた瞬間は「うわぁ…」と思いました。 梅バスを使っている理由は、確実に座ることができ、1時間は寝られること。 鉄道と比べて定期代が安いからです。とはいえ、値上げに関しては、母づてに聞いた話だと他の学校に比べてバス代がかなり安いこと、 また最近の社会情勢をみていれば想定はできていました。<放送学科1年>

▽梅田線バスがあったからこそ実家から通学できていたところもあると思います。費用面であったり、乗り換えなどがなく寝ることができたり、学生生活の支えとなってくれていました。3、4回生ならまだしも、1、2回生の時に梅田線バスが無かったらというのは考えられません。<2024年春卒業生>

▽8000円は値上げ幅が大きすぎる。来期からは乗りません。<放送学科3年>

▽段階を踏んで徐々に値上げして欲しかった。大学生にとって一度に8000円の値上げは苦しい。<放送学科3年>


◼️理由は「ガソリン代高騰や運転手確保」 庶務課

 スクールバス運行を担当する庶務課は、ジャーナリズム研究会の取材に対し、次のように答えました。

Q、今回のホームページ告知は、いつ掲載しましたか?
A、8月です。

Q、半期で2万7000円という値段はいつからですか?
A、梅バス運行開始当初から10年以上据え置いてきました。

Q、今回値上げする理由を教えてください。
A、ガソリン代の高騰、運転手確保が難しいためです。長らく赤字でしたが、ここまでは耐えてきました。

Q、2027年度1月での廃止の理由は?
A、ガソリン代高騰、運転手確保など(の問題)で、将来的な維持が困難となったためです。

Q、現在の利用人数は?
A、2024年度前期で、400人ほどです。

Q、なぜこのタイミングでの告知だったのですか? 入試の時期と関連はあるのですか?
A、梅バスが進学の決め手となった在学生がいるため、在学生向けに早期の告知をしました。今年度の受験生には梅バスの運行があることは告知していません。

Q、片道券(500円)も値上げするのですか?
A、据え置く予定です。運輸局に値上げを届け出たのは定期券のみです。

【関連記事】「梅田線バス、来年度から半期で8000円値上げ 2027年1月末での廃止も決定」(2024-年9月15日)=https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/86c5dd5fbce3da8d4645a5a08e926f26

(写真:大阪芸大13号館前の「梅バス」バス停表示に、今回の「値上げ予告」や「廃止決定」の告知は掲示されていない 2024年9月20日16時40分撮影)



ゲーダイガー35年OBショー 9月22日(日) 藤井寺駅北ステージで

2024-09-20 19:52:28 | 告知記事

 大阪芸大のO B・O Gによるヒーローショー「ゲーダイガー35年O Bショー」が、9月22日(日)に藤井寺駅北ステージ「デラパーク」で、10:30~16:00まで開催されます。11時からと14時30分からの2回ステージあり。入場料は無料。雨天の場合は中止となります。<狭間 翼> 



(画像:ゲータイガー公式Xから)
 
 大阪芸大のオリジナルヒーロー「ゲーダイガー」が、今年で35年を迎え、大阪芸大のゲーダイガーステージで活躍したO B・O Gが出演する「ゲーダイガー35年OBショー」が行われます。ヒーローショーは2回公演があり、公演の間には、グリーティングや撮影会などのイベントがあります。 



(画像:ゲータイガー公式Xから)
 
《ゲーダイガー35周年記念OBショー》
●日時=9月22日(日) 10:30~16:00。
●場所=藤井寺駅北ステージ「デラパーク」(大阪府藤井寺市岡2丁目7-9)[地図]。
●アクセス=近鉄「藤井寺」駅北出口からすぐ。
●入場料=無料。
●主催=藤井寺駅周辺まちづくり協議会。
●X(Twitter)=@Geidaigar_GAT
●問い合わせ=藤井寺駅周辺まちづくり協議会 電話 072-939-1111。
 
【訂正】見出しと本文の一部に「ゲータイガー」とありましたが、「ゲーダイガー」の誤りでした。誤変換を見逃していました。お詫びして訂正します。(2024年9月22日22時20分 編集部)


梅田線バス、来年度から半期で8000円値上げ 2027年1月末での廃止も決定

2024-09-15 00:46:10 | ニュース

 大阪・梅田から大阪芸大までを結ぶ直通スクールバス(通称「梅バス」)の定期券料金が、来年度から3割近く、8000円値上げされます。あわせて、2027年1月末でこの路線自体が廃止されることも決まったと通知されました。現在の1年生が4年生になる段階で、梅バスがなくなることになります。いずれも、夏休み中に大学がホームページで発表していました。<長田恭一>


(写真:大阪・梅田から大阪芸大までを結ぶ直通スクールバス。通称「梅バス」 大阪市北区の梅田バス停で、2023年秋撮影)

 大学ホームページ最下段の「アクセス」欄の梅田線バス運行日程のさらに下に、「大阪(梅田)〜大阪芸術大学 直通バス利用案内(2024年度後期)」という項目が夏休み中に追加されていました。「購入方法、次年度価格改定について」というサブタイトルがあり、そこには重要な2つの情報が記載されていました。

▽値上げと廃止決定の告知が掲載された大学サイト <大阪(梅田)~大阪芸術大学直通バス利用案内 R6後期>
https://www.osaka-geidai.ac.jp/files/u-bas_riyou_R6kouki.pdf

◼️半期の定期券 来年度3割近くの値上げ

 まず、来年度(令和7年度=2025年度)前期から「梅バス」の定期価格が改定されるという「値上げ告知」です。
大阪(梅田)から大阪芸大を結ぶ直通バスは、現在半期で2万7000円。それが、3万5000円に、30%近くの値上げになります。

◼️2027年の1月末の廃止決定も記載

 もうひとつの重要な1行が、このページの最下段に掲載されていました。
「当該路線バスは令和 9 年 1 月末をもって廃止することに決定しました。ご了承ください」。
2027年の1月末ということは、現在の1年生が4年生に上がる直前に「梅バス廃止」ということになります。

(画像下:梅田ー芸大間バスの値上げと廃止決定の通知が掲載された大学サイト)


芸大クロッキー帳の表紙デザイン募集 11月15日(金)まで

2024-09-09 11:29:00 | 告知記事

 2025年度に開催される、大阪芸大オープンキャンパスにて来場者に配布されるクロッキー帳のデザインを大阪芸大芸術学部の全学生を対象に募集する「芸クロGOODS DESIGN PROJECT 2025」が開催されます。応募締め切りは11月15日(金)の17:00まで。<狭間 翼> 


画像:公式サイトから) 

 今回行われる、芸クロGOODS DESIGN PROJECT2025」では、大阪芸大オープンキャンパスで来場者に配布するクロッキー帳の表紙デザインを、大阪芸大芸術学部の全学生を対象に募集します。採用されたデザインは、2025年度の5月、7月、9月、2月のオープンキャンパス来場者に配布されます自分だけのオリジナルデザインが、多くの人の手に渡るチャンスです。

 

テンプレートはこちらから↓
GDP2025 - テンプレート (google.com)

制作ガイドはこちらから↓
GDP2025 - 制作ガイド (google.com)

参考作品はこちらか↓
GDP2025 - 参考作品 (google.com)

入稿方法はこちらから↓
GDP2025 - 入稿方法 (google.com)

芸クロGOODS DESIGN PROJECT 2025
応募締め切り日=11月15日(金)17:00まで。
●応募対象=大阪芸大芸術学部 全学生。
●入稿先=gdp2025@osaka-geidai.ac.jp
公式サイト=https://sites.google.com/view/gdp2025
●問い合わせ=mailto:gdp2025@osaka-geidai.ac.jp


異例の5万回再生 動画ニュース「カーテンコール!浜畑賢吉学科長」

2024-09-08 00:31:02 | 活動紹介

 大阪芸大ジャーナリズム研究会のYouTube動画ニュース『NEWS芸大+』(https://x.gd/J4Uko)の「笑顔と感謝で送る『カーテンコール!浜畑賢吉学科長』」が、アップロードして1か月足らずで5万回を超える再生回数になっています(9月7日現在)。再生回数がここまで伸びていることについて、同会は、「大学関係者だけでなく、舞台に、ドラマに活躍した俳優・浜畑賢吉さんを愛するファンが多く視聴しているのだと思います」と話しています。<上村りさ>


(画像:YouTube 動画ニュース『NEWS芸大+』内にアップされている「笑顔と感謝で送る『カーテンコール!浜畑賢吉学科長』」)

 大阪芸大ジャーナリズム研究会の動画ニュース『NEWS芸大+』は、2022年2月に開設以来これまでに51本がアップロードされていますが、8月12日にアップロードされた、「笑顔と感謝で送る『カーテンコール!浜畑賢吉学科長』」(https://youtu.be/LgA59mOj0_0?si=WHnASsBiZUgCNY5i)の再生回数が、5万331回となりました(9月7日20時現在)。
 これまでの最高再生回数は、2023年12月21日にアップされた、金剛バスの最終運行日を取材した、「小雨のなか別れを惜しむ 金剛バス90年余の歴史に幕」の2万7212回(同)で、次いで同年6月15日に近鉄長野線貴志駅南側の下り線高架化を撮影した「近鉄長野線 喜志・富田林間 下り線も高架化、踏切2つ廃止」の1万1309回でした。

 今回、7月に亡くなった舞台芸術学科の前学科長の浜畑賢吉さんの追悼行事(7月25日天王寺のホテルで開催)を取材した動画ニュースが、アップして1か月足らずで5万回を超えるという再生回数となったことについて、ジャーナリズム研究会の担当者は「大学関係者だけでなく、舞台に、ドラマに活躍した俳優・浜畑賢吉さんを愛するファンが多く視聴しているのだと思います」と話しています。

《『NEW S芸大+』1000回以上再生の動画ニュース》(2024年9月7日20時現在)
※カッコ内はアップロード日時

『NEWS芸大+』(https://www.youtube.com/channel/UCxIukuGeLprCDLweImXGb2g

<1>5万331回再生
「笑顔と感謝で送る『カーテンコール!浜畑賢吉学科長』」(2024年8月12日)
<2>2万7212回再生
「小雨のなか別れを惜しむ 金剛バス90年余の歴史に幕」(2023年12月21日)
<3>1万1309回再生
「近鉄長野線 喜志・富田林間 下り線も高架化、踏切2つ廃止」(2023年6月15日)
<4>9001回再生
「近鉄長野線 線路高架化 富田林〜喜志間の一部」(2022年6月15日)
<5>7054再生
「雪舞うなか発車オーライ 4市町村コミュニティバス」(2023年12月23日)
<6>5207回再生
「バス停に新しい時刻表 12月21日運行開始の公共交通」(2023年12月18日)
<7>3796回再生
「【企画】芸大周辺VS喜志駅周辺どこに住む?」(2023年11月8日)
<8>3767回再生
「『超キン肉マン展』 スカイキャンパスで」(2023年10月6日)
<9>3179回再生
「入学式行われる 春爛漫、3年ぶりに保護者も参加」(2022年4月8日)
<10>3054回再生
「シード権獲得を誓う 全日本大学女子駅伝壮行会」(2023年10月28日)
<11>2894回再生
「ポカポカ陽気の入学式 満開の桜と記念撮影」(2024年4月2日)
<12>2178回再生
「駅周辺の歴史を語る 富田林と近鉄展」(2022年06月16日)
<13>2169回再生
「学園祭2022 仮装やステージで盛り上がる」(2022年11月26日)
<14>1897回再生
「卒業式 笑顔咲き卒業生旅立つ」(2023年3月27日)
<15>1445回再生
「芸大生の描いた桜デザイン 新カナちゃんバス公開」(2023年5月20日)
<16>1314回再生
「春の陽射しのもと 希望を胸に入学式」(2023年4月15日)
<17>1135回再生
「冬空の下、こたつに集合『おこたフェス』」(2023年1月22日)

(画像下:再生回数が5万回を超えた大阪芸大ジャーナリズム研究会の動画ニュース「笑顔と感謝で送る『カーテンコール!浜畑賢吉学科長』」のスクリーンショット)