①城下町の展望
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。今年(2023年)の夏はどこもかしこも記録的な猛暑でした。そんな暑い中、7月に会津若松を訪問しました。
磐梯山(標高1,816m)や日本で4番目に大きな猪苗代湖など豊かな自然に囲まれていて、会津若松市は、いわき市、郡山市、福島市に次ぐ福島県で第4位の人口約11万3千人の都市です。歴史的に「会津藩」の城下町として発展しました。幕末維新の戊辰戦争では鶴ヶ城(若松城)に籠城して敗戦し、特に白虎隊の悲劇を誰もが思い浮かべます。
②磐梯山が見えた
このブログでは思い出に残った観光スポット3つおススメします。
一つ目は何といっても「鶴ヶ城」です。現在の鶴ヶ城は、1965年(昭和40年)に天守閣が復元され、2011年(平成23年)に幕末当時の姿を再現する「赤瓦」へのふき替えが完了しました。現存する天守閣では国内唯一の赤瓦の天守です。天守閣の中は博物館のようで、14世紀の初代領主・葦名家から伊達家・蒲生家・上杉家・蒲生家・加藤家・保科家、そして戊辰戦争を戦った最後の松平家までの鶴ヶ城歴代の領主の変遷と歴史がまるで絵巻物を見るように展示されています。城内には、1990年(平成2年)に利休の子の小庵の茶室「麟閣」が本丸内に移築され、観覧することができます。
③凛々しい鶴ヶ城
二つ目は「御薬園」(おらくえん)です。名称の由来は松平家2代藩主が領民を疫病から救うため薬草園を、昔から霊地として知られていたこの地に作ったことにあります。園内には色とりどりの多数の木々・草花・薬草が栽培されています。ハスがとても元気でした。きれいに整備された日本庭園は、1973年に移築された秩父宮妃勢津子さまゆかりの建物「重陽閣」とともに安らぎを感じさせます。歴代藩主が親しんだ庭園で、歴史の香る癒しのひと時を過ごすと、人工的に作られた自然とはいえ、そこにいるだけで落ち着きます。全国各地の著名な日本庭園を訪れたいと思うのは筆者だけではないでしょう。
④御薬園のハス
⑤日本庭園
三つめは「野口英世青春広場」です。会津藩の名所旧跡・歴史的建造物や文化遺産、白虎隊や新選組にまつわるもの等の観光スポットが市内各所にあります。会津若松は、大人600円・小学生300円で購入できる1日フリー周遊バス乗車券を利用すれば1日中あちこち楽しめる城下町です。そんな中で趣を異にするのが野口英世青春通りと野口英世青春広場(2005年にオープン)です。現在千円札の顔である野口英世(1876~1928年)は猪苗代町で生まれ、少年時代に会津若松市に住んでいたのでゆかりの地となっています。しかし、広場と言っても銅像があるだけで、筆者が訪れた時も他の観光客は一人だけで寂しい限りでした。その昔学校の図書館で借りて読んだ偉人伝を思い出し、懐かしみました。
⑥野口英世像
最後に、宿泊したホテルで朝食にでた「こづゆ」です。地方に旅して、そこでしか食べられない郷土料理を味合うのは大変嬉しいものです。これだから旅はやめられない。
⑦郷土料理ごづゆ
まとめとして、「会津」はその悲劇ゆえなのか、何か特別なものを感じる城下町でした。以上
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