夜中の予報で釣りをドタキャン。
でも、世間はGW。 家でじっとするのはいや。
むなしく消えてしまう予定の、高速代、ガソリン代、コンビ二代を、焼肉代にぶつけるのであ~る。
私個人の判断では、ユッケは今が一番安全だと思うんだけど、嫁さんにやめとけと言われて自粛。
ビール二杯、赤ワイン割りマッコリ、チューハイ、ハイボール・・・。 肉は、私だけ噛み応え系ホルモン専門。
よくあるグルメレポートで、「わーっ、このお肉柔らか~い。」 と感動する場面、
「バアさんか? 味を言えよ、味を」といつも突っ込む私です。
日が変わって、「お家でまったり」ができない精神的貧乏症。 また金剛山に来てしまいました。
今回は、北ルート、青崩道を登る。2時間コースとのこと。
9時56分スタート。
最初から結構急です。でも足元は良く安全です。
今回、視界は割りとマシ。尾根伝いで、自分のいる高さの目安があるのはありがたい。下に見えるはPLの塔。
向こうに見えるは、葛城山。 時間的には両方一日で登ることも可能。一回下に下りて、登る気が起きるか否か。
このコース、唯一の分岐。 この先は、気持ちよく涼みながら登れます。
ひょっこりこの広場に出てくる。 11時27分着。時間にして1時間半。 先日の「ワシは1時間20分じゃ」のじっちゃんに負けました。
金曜日は売店が定休日。 ちびたいものにはありつけず。
コメが一番旨いのは、山の上。
カップラーメンをお湯沸かして作るより、コンビ二のオニギリを3種類選ぶ方が、自分は楽しい。
メシの後、途中で挨拶して抜いた年配の方が到着。 定年過ぎてるけど、どう見ても、しょっちゅうは登らない人。
ほっとしたのと、達成感とが入り混じった表情。 顔を合わせるなり、お互い声を出して笑ってしまいました。
金剛山、2回会えば、もう友達。
ぼちぼち下ります。 選択は石ブテ尾根。
左側は杉、右側は広葉樹。 秋にはモミジが綺麗らしい。 足元は落ち葉でふかふか。足に優しい。
右側は、「水源かん養保安林」と言って、大阪府知事がそう定め、保護している場所であります。
なぜ大阪府のトップが保護しているかと言うと、
杉では木が高く葉の密度も高い為、光を独占。薄暗く日光が届きにくいので、多彩な植生が期待できない。するとスポンジがどんどん薄くなって、雨水が一気にはけてしまう。はける勢いでどんどん土が露出して、そのうち、土砂崩れ。
広葉樹を含む雑木林では、落ち葉や根がスポンジになって、雨水を貯留し、じわじわと滲み出させる。谷川がいつも枯れないと、植生が多彩になって色々な木々が絡み合い、更に根を張ってスポンジが強くなる。
雑木林でほっとくことが、災害防止に直結するのでありました。
雑木林の中では、足が落ち葉でふっかふか。
後半、ひたすら杉の中。落ち葉のクッションはなく、砂、小石が露出し、滑りやすくてデンジャラス。
尾根が片側、ごっそり滑落している場所もあり。 別の意味で汗ぐっちょり。
終盤、振り返ると、どう降りてきたのか分からんぐらいでした。
両サイドに沢が出てきたところで出し抜けに、コンクリートの道にでる。
黄色の看板のところが、降りてきた石ブテ尾根の入り口。 杉を抜けるまでの最初が怖いコース。
なんだか、あちこちにハシゴや階段があり、なんてハイカーに親切なんだろうと思いましたが、違いました。
ミツバチの巣への管理道路でございます。
今度、道の駅で買って帰ります。
早く帰るのもなんなんで、神蔵ラーメンのねぎトッピングで〆。 16時帰宅。
金剛山、日帰りパッケージの遊びとしては、実に便利と今頃知った、中年親父でありました。
「ユッケは今が一番安全だと思うんだけど」
って、如何にも言いそうだなぁと思った次第です。
ラーメンが滅茶苦茶旨そうです。
風評被害はちゃんとやってる焼肉屋にも及んでおり、お店はガラガラでした。
今年の流行語大賞は風評被害に一票です。
神蔵ラーメンは何味とははっきり言えない味ですが、ハクサイ、ねぎ、ニラ等、野菜に会う
スープが特徴です。この後、半分食ってから、ニラを更に追加するのが自分流。