今年公開の映画。待ち構えてましたよ!
A24が巨額の製作費を注いで手掛けた意欲作。アマプラで配信開始とのことで、早速視聴。
ストーリーは、もしアメリカで内戦が起きたらの近未来。
横暴な政策を進める大統領に対し、19州が合衆国から独立し反旗を翻す。独立勢力と旧合衆国政府との戦争が勃発。
主人公である戦場カメラマンのリーと記者のジョエル。
メディアを拒絶するホワイトハウスに直撃取材をしようと、ニューヨークから一路ワシントンDCへ旅立つ、というお話。
政治学者のバーバラ・F・ウォルター氏の著書『アメリカは内戦に向かうのか』という本が原案とのこと。
真面目に研究されたり、この映画自体凄い大ヒットしたし。
フィクションながら、ここら辺の“分断”というテーマ。
アメリカ人にとって、かなり現実味や関心度が高い話題なんかね。
タイミング的に大統領選を揶揄した作品なんじゃないかとも言われてるが。
娯楽と切り捨てられない、何とも言い難い、本格シリアス映画の誕生です。
正直もうちょい軽いかなと思ってたんですが、見た感じ、思ったより社会派ですね。
後、グロい。死体ゴロゴロ血飛沫ビシャー。初っ端の爆破テロからビックリした。
最近は視聴層を広げるためにゴアを避ける、生温い作品も多いわけですが。
そこを今作は攻めた内容で久々に心掴まれました。アメリカ映画はこうでないとw
役者陣に既視感というか、どっかで見たことあんなと思ったら。
主演はキルスティンダンストさん。スパイダーマンのMJの人。それにしても老けたなおい!w
久々に見たな。まぁ、良い老け方というか。
貫禄を感じさせるような、作風にぴったり合う役柄やったと思う。
記者のジョエル役はヴァグネルモウラさん。エリートスクワッドの人。中佐、お久しぶりですw
今はアメリカで仕事してたんやね。さすが中佐の威厳か、この人おると画面が締まる。臨場感や緊迫感を纏ってて良い味出してた。
で、ジェシー役はケイリースピーニーさん。ロムルス!
しれっとおるなw これからどんどん売れっ子になってくんかね〜。
ストーリーといい役者といい戦闘シーンもロードームービーの演出も。全体的に隙がない。映画欲張りセットですw
内戦の最中のアメリカとアメリカ人を忠実に描く。最後まで面白い映画でした。
まぁ、面白いと言ったらどうなんか。
やはり、映画を越えたところというか、現実と照らし合わせると笑えない部分があるかな。
トランプ大統領が再選するも、来年の就任がスムーズに行くのか不安視されてるし。
日本としても、どういう影響が出るのか。お隣り韓国も政変の真っ最中だし。
映画のような話が現実に起きるのか分かんないけど。
来年にかけ、想像を絶するような世界になっていきそうだよね。
2025年の年末、笑い話になってたらいいんだが。
では、また。