今年3月公開の話題作。
YouTuber・雨穴さんの動画が原作となった異色作品。『変な家』。
名前ぐらいは知ってたけど、小説・漫画にもなってたんか。手広くメディア展開されてて、実写映画は必然だったんかね。
雨穴さんは「小説は全4章。映画は第5章」とコメントされてて。
映画は新章、映画オリジナルのエピソードってこと? 何にせよ、配信されるのを楽しみに待ってました。
ただ、評判は良くないらしいw まぁ、なんかこの手の映画にありがちな感じよね。
視聴者の評価というよりかは、雨穴さんがこの映画を快く思ってなくて、ツイッターで苦言を呈してとか。
そこら辺のトラブルが尾を引いてって感じ。
とはいえ、興収は50億突破の好成績。原作者との衝突がありつつ、作品自体にポテンシャルはあったんかなと。
まずは見てみんことには始まらないから、とりあえず視聴。
まず総評を言うと、面白い。これは強く言わせてもらう。
建物の間取り図をテーマに物語仕立て。出来栄えはクオリティ高い。
ジワジワ怖さが来る。雨宮×栗原のバディ物としても見易く作られてる。
バラバラ殺人から端を発するミステリーホラーとして、完成された作品やと思う。
まぁ、村の因習やら、ホラー映画のテンプレに繋げちゃうのは安易とはいえ、お釣りが来るぐらいの面白さ。
ただ、その面白さが雨穴さんとの衝突の原因らしい。
あくまで『変な家』はミステリーである、というのが雨穴さんのスタンス。
映画はそれをどう解釈したんかホラー要素強め。人怖系です。
原作とのミスマッチは、動画はともかく、雨穴さん本人が書いた小説がどういう物語なんか。それ次第かな。
まぁ、原作者がわざわざ言及するくらいだから、全然違うんかね?
本読んでまで検証するつもりはないから、これ以上何とも言い難い。その上での個人的な感想。
そういう、雨穴さんと製作陣のトラブルを見ちゃうと、ファンは嫌悪感が出るの当然と思うが。
俺は雨穴さんのファンでもないんで。ただの映画として見ると、シンプルに面白いと思った。
セクシー田中さんの事件から、原作者と製作陣の対立が問題になってて、俺もそりゃ原作者を第一に考えるべきだと、勿論思う。
ただ、それを踏まえて、それは置いといて。この映画がそれほど原作を貶めてるとまでは感じない。
最近は0か100か、信者とアンチみたいな、とにかく相手をバチバチに叩けばいい風潮が蔓延ってますが。
良くないと思う、ホントに。そんなん続けてたら互いに滅ぼし合って、後に何も残らなくなるんじゃないか。
まぁ、今作は雨穴さんと製作の対立が決定的になったから、もう続編は望めないやろが。
それでいいじゃない。映画もボチボチヒットして、もう互いに関わらない。それでいいじゃない。
作品に罪はない。
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます