リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害の容疑で逮捕された市橋容疑者が身を寄せていたことで、関西の
ドヤ街の様子がニュースで流れる事が多かったけれど、もちろん、東京にも
そういう街がある。
「派遣村の住人は皆そこへ行けばいい」と石原都知事が発言した時に、すこしはテレビの電波にものったような。
ちょっとした知り合いがそこへ住み始め、用事があったので行ってきました。
訪ねたホテルは1泊3000円ちょっと。7泊すると1泊無料に、1か月住むと1泊あたり1000円台まで宿泊費が下がります。
ドヤ街にあると言っていたので、勝手に汚いホテルを想像していたら(失礼)、なんと新築。内装も非常にきれい。
玄関を入るとすぐに靴を脱いで、スリッパに履き替えます。靴はダイヤル錠のついた下足箱へ。
ラーメン屋にある食券機みたいな機械があったので、まじまじと見たら部屋タイプ別の料金が書いてあった。宿泊料はその機械で支払うらしい。
なんと上層階には女性専用フロアが。一緒にエレベーターにのった「いかにも」なオジサンが10階に行こうとするので思わず「女性専用ですけど…」と話しかけたら(おせっかい)、「これ買ってきてくれって頼まれちゃってさあ」と馬券を5枚見せられた。
しっかりコミュニティができあがっているようだ。
個室は2畳ちょっとくらい。布団を敷いてそのわきにプラスチックボックスがやっと置ける程度だから、3畳はないと思う。
風呂トイレ洗面などの水回り設備は全て共同。
想像はしていたけど部屋はやっぱり狭すぎて、ちょっと悲しい気持ちになった。でも何もできない私にはそう思う資格がないので、なんとか気持ちを揚げるようにした。
ドヤにしては高めの値段設定だから部屋自体はきれいだし、空調設備も整っているので住み心地はそこまで悪くなさそう。
何よりも本人が元気でよかった。
早く安住の地が見つかるといいな。