今シーズン最後のレースは三連敗ジャージで完走を目指します。
富士チャレンジ200の200Kmソロの部に参加してきました。エントリーはソロの部ですがALL OUTさんとコンビを組んで、お互いに完走を目指す予定でしたが、ALL OUTさんが過労で不参加となり本当にソロになってしまいました。今年になって200Km以上のランはソロで2回経験していますが、ブッ通しでしかも7時間以内に走らなければならないので完走出来るか不安です。
富士スピードウェイでの開催とあって、アマチュアレースなのに電光掲示板が設置されていました。
会社を午前5時30分にスタートして、富士スピードウェイに到着したのは午前7時。既に雨が降っている。しかし条件の良い駐車場は満車でピットからかなり離れた位置に停車となった。とりあえず受け付けを済まそうと傘をさして歩いていると、コース内を試走しているではないか!。しかし7時30分までしか走れないとのことだったので諦めることにした。まぁ~雨だからかえってラッキー。
受付を済ませ指定されたピットを覗いてみるとすでに一杯。みんな早くから来て場所取りしているようだ。車に一度戻って補給食と工具等を抱え自転車を押してピットに向かう。便所の脇に僅かにスペースがあったので荷物を置いて自転車は雨ざらしとなってしまう。
ピットの中もコース側も自転車と選手で一杯。仕方なく駐車側に自転車を置くとこにした。
出店ブースを覗いて(お金は持っていなかったのですが...)時間つぶし。コース内へ誘導が始まったが、雨が降っているので落車に巻き込まれないように後方からスタートしようと考え、時間調整をしてピットを出る。
それなりのポジションを取ったつもりだったのだが...。
後ろを振り向くと沢山の選手がいた。完走組は考えていることが同じかも。
午前9時00分にスタートした。ローリングスタートなので1周目はみんな余裕がある。「ブレーキが効かね~」とかいっている選手が多かったが、後々、集団がバラけると第一コーナーはみんなノーブレーキで突入していた。全体的に緩やかだがそれなりにスピードがでるコース設定になっている。
1周して戻ってくると12分が経過していた。ローリングなのでペースが遅い。さて、作戦を立てなければと思い、2周目は頑張りすぎない程度に走ってみたら8分で戻ってきた。8分で1周すると1時間で7周出来る計算となる。しかも4分の貯金が出来る。ペースを維持すれば7時間で49周は出来ることになる。完走は44周なので5周が余分になる。これに8分を掛けると完走するのに40分の貯金が出来ることになる。この作戦で最初の1時間で7周きっちり稼ぐことが出来た。
1時間走っていると雨でズブ濡れ。腹が冷えてきてオシッコに行きたくなってきた。しかし誰もピットに入らないので暫く我慢していたが、10周回ったところで限界。1度目のピットインとなった。トイレを済ませおにぎり(マヨネーズ味)で補給し再スタート。
スタートして2時間後くらいから、第2コーナー(コカコーラコーナー)で落車が頻発。スピードが乗っている上に雨で視界が悪いのが重なり接触による落車が多いようだ。
3時間経過したところで2度目のピットインでトイレ休憩。こんなに寒いのにみんなトイレに行かなくて大丈夫なのだろうか? もしかして雨にまみれて垂れ流し!? そんなことないか...。
吉野家肉まんで補給を済ませ再びコースへ。雨は益々強くなってくる。気を抜いて走っていると1周するのに9分かかってしまう。スタート地点のタイム掲示板を周回ごとにチェックして1周8分平均になるように調整して走る。
4時間50分走ったところで3度目のピットイン。速攻でトイレに駆け込む。水分をがぶ飲みしている訳ではないのに、みょう~にオシッコがしたくなる。背中のポケットに速攻元気と羊羹を入れてコースへ向かう。完走するにはこれ以上のタイムロスは限界だ。
ところが雨脚は強くなる一方で、エリート選手やら100Kmの選手やら4時間エンデューロの選手やらが上がってしまうと、コースが少し寂しくなってきてテンションが保てなくなってきた。疲労も溜まってきたようで、周回のカウントが分らなくなってしまい、更に周回の時間の計算も出来なくなってきた。
こうなると頼りになるのはサイコンの距離計だけ。タイムリミットの7時間まであと1時間。走行距離は175Km。なんとかなりそうだが、たぶん1周するのに9分から10分かかっている。ピットに戻って一息つきたいが...。
あきらめたら、それで終わり。三連敗のジャージを背負っているからには、何が何でも完走しなくては。そこに「魂」はあるのか? こんな俺でも意地がある。
ホームストレートでイン側をゆっくり走りながら、雨でかじかんだ手でジェルのふたをネジって補給する。疲れているのか飲み終わったゴミを背中のポケットに戻すのがイライラするほど苦労する。羊羹は手で封が切れず口を使って対処する。
我慢をしていると190Kmを過ぎから急に力が涌いてきた。ペースも8分前半をキープして抜かれていた選手を抜き返す気力も出てきた。ラスト1周になった。感動と言うよりは、やっと終われると思った。
それでもフィニッシュラインが見えてきたときは「完走ヤッタね!」と素直に喜べた...のだが、サイコンを確認すると「199.25Km」となっている。何周したかなんてまったく覚えていない。これって微妙~
ここでゴールしてしまって、もし43周しかしていなかったらDNF。こんな土砂降りの雨の中、全力で走ってそれは悲しすぎるだろ~!!。タイムをみるとまだ10分以上残っている。ウィニングラン?のつもりで、保険を掛けてもう1周することにした。
残り4分で無事にゴール。最後は200Kmソロと言うよりは、7時間エンデューロソロの部(そんなカテゴリーはありません)って感じですかね~
今年の目標としていた富士チャレンジ200を完走出来た自分に感謝!
公式速報タイム
ソロ200km男子 308位 タイム 6:46:30.18
ラップ 44周 トップとの差 +1:45:45.98
タイムリミットまでギリギリの完走でしたが、悪天候でトップのタイムが昨年より30分ほど遅かったので、まずまずということで(^O^!
今年は王滝に出れなかった気持ちを、富士チャレンジ200にぶつけてみました。チャンスがあれば来年もトライしたい大会です。
さて、これで来年の春までは、時間と選手に追われることなく、のんびりと自転車が楽しめそうです。ふらっと温泉ランにでも行ってみようかな。
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