解離症の一種で、通常のもの忘れでは一般的に失われることのない重要な個人的情報を想起できなくなる病態。
通常は心的外傷またはストレスによって引き起こされる。
診断は、健忘を来しうる他の原因を除外した後に、病歴に基づいて行う。
治療は精神療法であり、ときに催眠法または薬剤を使用する面接法を併用する。
解離性健忘の場合、過去の出来事が思い出せなくなる記憶障害(記憶喪失)
解離性健忘によって、本人が思い出せないことに苦しんだり、日常生活や社会生活に支障をきたしているようであれば、
心療内科などの専門機関での治療が必要。
解離性健忘は、飲酒や脳損傷などで引き起こされる記憶障害とよく混在されがち。
飲酒や脳損傷による記憶障害は、脳がダメージを受けて記憶機能が低下することが原因で引き起こされる。