狭心症は、冠動脈の状態から安静狭心症と労作性狭心症に分けることができる。
安静狭心症は冠動脈の一部が急に収縮して狭くなる「冠動脈攣縮」によって心臓の筋肉への血流が減少し酸素の供給不足によって起こる。
安静狭心症の特徴としては明け方から午前中に起きやすい。
時間は5分から長いときには10分近く持続することも。
労作性狭心症は運動や入浴で発作が誘発されるという特徴がある。
通勤時の階段の上り下り、ゴルフ中、寒い時期の入浴時などに起きやすく、11月~3月ごろに多発する。
労作性狭心症の原因は動脈硬化です。
まだ症状が軽く、発作の起きる間隔が長いものを「安定狭心症」、動脈硬化が進んで発作の頻度が多くなったり、
ニトログリセリンが効きにくくなったり、発作時間が長くなったものを「不安定狭心症」と呼ぶ。
不安定狭心症は放置すると心筋梗塞になりやすく危険な状態。