赤ちゃんのピアノレッスン

姪んちのMちゃん（３ヶ月）が、なんとなくぐずぐず言っている時、

「あんまりいそいでこっつんこ～♪」
　「ありさんとありさんがこっつんこ～♪」

と、私が側で歌いかけると、ぐずるのをパッと止めてじっと私を見つめた。

その後は童謡のCDに合わせて歌い、Mちゃんの体を軽くたたきリズムを送った。
赤ちゃんの心拍数は、大人のそれよりも速いから、
心地よいと感じるテンポも大人よりも速いと言われている。

Mちゃんも、ゆっくりした曲より軽快な方が好きみたい。
高い声で元気に歌うと、時折ニコッと笑う。

反対に「どんぐりころころ」

は好きじゃないようで、「さぁ大変！」のところでは、
今にも泣きそうに顔を歪めた。
あはは、面白い。

Mちゃんの反応を捉えて、

「あー、好き、好き、好きなのね」
「あー、嫌、嫌なのね」などと言ってあげる。

こうすることによって、だんだんと自分の反応がどんな意味をもつのかを、
赤ちゃんは体験的に知っていくこととなると言う。

その後は、姉とピアノの連弾しているところにママに抱かれてやってきて、
興味ありげに私たちを見つめるMちゃん。

ここでも速いテンポはご機嫌良く、ゆ～～～ったりした部分になると機嫌悪く、
「泣くぞ、泣くぞ」と言わんばかりに鼻息も荒くなり顔を赤らめる。


０歳児のピアノレッスン（＊）、と言うより、
リトミックに近い『音楽的な働きかけ』は楽しいね。





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