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時を刻んだ詞 秋元ほか談「阿久悠」

2015年05月28日 05時41分37秒 | 書評


作詞家 阿久悠
その人物像を秋元 康・篠田正浩・小西良太郎・船村徹が語る構成.『NHK知るを楽しむ 秋のこだわり人物伝』の一冊.

秋元が語るは、「3分間の夢」.
その記載によると、「3分の歌に2時間のドラマ」だ、そうで.たとえば八代亜紀唄の「雨の慕情」.その一節にある「心が忘れても、膝が重さを覚えている」などは、余人のおもいつかない絶妙な表現なのだそうだ(98p).

 八代の妖艶に参るわけだが、そのベースに、多くの者をシビレさせる詩がある、わけ.
 秋元はまた、「(阿久の作品)売れる歌は絵になりやすい」(96p).「テレビというものを意識した、はじめてtの作詞家なのだと実感」(97p)とも、語る.
 時を刻んだ詞 秋元ほか談「阿久悠」(日本放送出版協会 2006年10月).
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