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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

被災減災を口づてに伝承 津波 記憶の記録

2022年01月10日 19時09分52秒 | 記録
< span style="font-size:16px;">被災減災を口づてに伝承 津波 記憶の記録

①オプタテシケヌプリ 藻琴山―オホーツク海       更科源蔵著『北海道伝説集 アイヌ編』(1955年)
②標茶・虹別-西別川(野付水道=オホーツク海)     更科源蔵著『北海道伝説集 アイヌ編』(1955年)  
③キラコタン岬 鶴居・ツルハシナイ川―太平洋       国土地理院地図
④疱瘡神カスンテ 厚岸・潮見川-太平洋   吉田 巌著「アイヌの妖怪説話」          
⑤津波と春採湖 釧路・春採川-太平洋           佐藤直太郎著『続佐藤直太郎郷土研究論文集』(1968年)
⑥コイトイ沼の神岩 白糠・恋問-太平洋          佐藤直太郎著『続佐藤直太郎郷土研究論文集』(1968年)
⑦クシロの津波 釧路川-太平洋              北海道廳編『北海道の口碑伝説』(1941年)
⑧白糠のアイヌ語地名:キラコタン 白糠・茶路川―太平洋 渡辺茂著『白糠町史』(1954年)、シラリカ編集委員会『シラリカコタン』(2003年)

「北海道における津波に関するアイヌ口碑伝説と記録」(『歴史地震』 第20号(2005) 183-199頁)
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南大通ー宿徳内ー跡永賀ー沖万別ー苫多ー本厚岸 北海道逓送文化遺産群220108.

2022年01月09日 08時18分15秒 | 季節
 南大通ー宿徳内ー跡永賀ー沖万別ー苫多ー本厚岸 北海道逓送文化遺産群220108.

 逓送制度、親書機密の運用と定着のため貢献した軌跡と払われた殉職の犠牲記憶を文化財として継承する理念。
  南大通郵便局 逓送殉職者請負区間起点
  春採湖畔   逓送殉職者居住地
  桂恋墓地   逓送殉職者墓碑所在地
  宿徳内    逓送殉職地
  跡永賀    尾幌郵便局逓送人殉職地
  尾幌分水   尾幌駅逓所在地
  苫多道路   尾幌郵便局配達区

 ー制定理由ー
 1)逓信制度が極めて重要なシステム、親書主義が社会の根幹であった時代に事故は発生。→定時性、確実性、機密性。
 2)単純補完型機能をアイヌ民族に負荷させる社会格差を背景を有するなかで発生。
→民族への信用、方位感覚、自然適応能力。
 3)「怪我と弁当は自分持ち」とされた請負業務、その冷淡は側面が体現される。
→請負、自己責任、不安定雇用。
 4)循環、持続可能利用で地球に負荷の時代。
→気候変動、寒流系資源消滅の懸念、回遊魚未接近、赤潮。
    
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江戸社会の再評価 時代劇衰退「太秦映画村に存続危機」nhkG220108

2022年01月08日 10時55分43秒 | 記録
  江戸社会の再評価 時代劇衰退「太秦映画村に存続危機」nhkG220108。

 盛時の制作=3000本/年間。
 今は2020年か、21年の年間実績がわずかに34本、と。
 ドラマ・映画で1000人余のスタッフが集っていた『東映京都撮影所』。
 スタジオはがら空き、250万人が集まったとされる観光客も、受け入れる大型駐車場が今は、車がマバラ。

 俳優の船越英一郎が出演。「着物着方知らぬ、俳優」
 「人材の確保が難しい、技術の伝承が機器」。そう訴える。スタッフの給料は月額3万円。時代劇の花形「殺陣 タテ」の技術継承にも「事欠く懸念」。
 殺陣の場面をスローモーションで再現。映像では刀が体を切り裂き、血ふきだす場面も、実際は90センチほどの距離があって、武具が身体にふれることはない。

 「個人視聴率の比較でスポンサーが・・・・」
 評論家は時代劇衰退の要因を、「個人視聴率が注目され、スポンサーが出資ししなくなった」。
 「世帯視聴率=家単位で測定。何世帯でテレビをつけていたか」に対して、
 「個人視聴率=何人見ていたかが計算可能」で、「人単位で測定。何人テレビをつけていたかを示す割合」をさすという。

 1)「個人視聴率の比較でスポンサーがつかなくなった」。
 2)時代劇の若者バナレは、それ以前に<テレビバナレ>が問題なのかも。
 3)その若者に、50分なり100分なりの「受け身の姿勢」が持続困難になっているんどえはないか。

 江戸時代を再評価。それが必要ではあるまいか。
 4)局地的に戦いはあった。「島原の乱」、「シャクシャインの戦い」「クナシリ・メナシの戦い」や「御家騒動」。しかし、おおむね「戦火のない267年=平和」。
 5)持続可能なシステムが基本であった。太陽・水・土・植物のリサイクル、リユース・リデュース。
   (Reduce(リデュース)は、製品をつくる時に使う資源の量を少なくすることや廃棄物の発生を少なくする)
 6)今日、日本人の生活スタイルの端緒はこの時代に発生している=「日本型生活様式」の起源。
   (庶民の経済活動が旺盛になり木綿、核家族、地域分業と遠隔交易、生産と消費の階層分化、文書主義、寺檀制度は江戸期に発生)。

 歌舞伎に音声解説が不可欠になりつつある今、次は落語に解説がないと「笑えず」かと思いきや、2011年「水戸黄門」(TBS系)打ち切り後は、民営地上放送から時代劇が消滅、と。
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Trails to Oishii Kyoto「京都・四季を味わう」。BS1で1月6日の放送。

2022年01月07日 08時11分38秒 | 放送
 夏・・・「ハモ」&「京野菜」。 
 水揚げしても数日は生きている生命力の強さ。それにビタミンにタンパク質が豊富で「夏ばて」に効果的。
 調理法は実に難しい。
 3500本の骨があるため、専用の包丁で肉厚の間隔=1ミリに切り刻む<ホネ剪りの術>。
 「おとし」「刺身」「炊き込みご飯」。「花が咲く」の形容にふさわしい、食材を処理する巧みさ。「花が咲く」「ボタン」のように仕上げるには、「活きているハモの<随>を抜く」調理法があったとおもうけれども、放映はされず。
 ハモ料理は川面の舟上で、夕闇の「涼」を納めながら味わう、京料理の核か。

 京野菜の第一は「満願寺唐辛子」。加熱して味わえてこそが「京野菜の調理=のあかし」と。唐辛子にパウダーを注ぎ、油で揚げ物にして味わう。「揚げ物は究極の蒸し料理」と。
 第二は「賀茂なす」。独特のマロミで400-500グラムの仕上がり。身がシキシマリ、甘みの品が最良なのだそうで。種はとある神社の境内で育種されている。6月-8月がシュン。
 こちらはサバと組み合わせることもあるが、そのときはワラを火種にイブスことで、サバの生臭さが取り除かれ、、ソーメンでも食べられる。


Trails to Oishii Kyoto「京都・四季を味わう」。BS1で1月6日の放送。
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「主枝を剪定し、成熟期を遅らせる」 高等教育機関の貢献『日刊工業新聞』210720

2022年01月06日 09時03分23秒 | 技術
 「主枝を剪定し、成熟期を遅らせる」 高等教育機関の貢献『日刊工業新聞』210720

 220104道内配布紙朝刊企画記事。
 山梨大学が地域の産業課題に効果的な提案。そう伝えていた。新聞記事を探すかたわら、ネットの記載に注目。
 「ぶどう 山梨大 剪定」の検索キーワードで、「サントリーが山梨大と実証。ワイン用ブドウの成熟期を遅らせる狙い」の項目。

 道内配布紙では、
ブドウ樹種の栽培農家が「とても我々、生産者では思いつかない発想」。そう記載があった。

 『日刊工業新聞』、その「さわり」部分は。
 「気温の下がる秋に収穫期をずらすことで、色味や香り、糖度などを維持することができる」というものだ。
 そのためには、「『メルロー』という品種のうち、500本の主枝を5月に剪定」。そこで主枝より開花の遅れる副枝に成熟した果実で葡萄酒を醸造する実証実験。
 背景には「気候変動に対応」するためがあり、「産地を変えずに、安定的に質の良いブドウの収量確保を目指す」。

 高等教育機関の「凄みと可能性」。
 そういうことではないだろうか。記事を読んでいて、実感した点。
 地方の高等教育機関は「地域に根ざした」などと、申すも「理念は立派、やっていることは・・・・」の「・・・・・」に。どのようなキーワードを用意するべきであろうか。

 市中の要請に応えて、「(米コロンビア大学の専門家ら)世界の平均気温が2度C上昇すると、現在のワイン生産地が半減する可能性があるとの研究結果を公表」(2020年)の課題に、一つの答えを用意した。

 相談をうけることの多い高等教育機関。
 「我々はなにをすると良いのですか」のかたわらで、「我々なら、『これ』をさせていただくが」の提案力が不可欠では。
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米補完した麦 山梨名物「うどん」の知恵 地域で価値創造の力量01 220104

2022年01月05日 11時01分21秒 | 地域
 米補完した麦 山梨名物「うどん」の知恵 地域で価値創造の力量01 220104

 昨日LINEで記載。
 山梨から本市に赴任、現在は福岡の高等教育機関で活躍中の方へ。
 「先生サー。釧路においでの時に山梨で取り組む『うどん』のパンフレットを学生に見せてくださって」。
 「ワシが中身を見てメニューが豊富で価格が安いのを見て、ビックリしました」。

 「調べてみたら」
 「山梨は群馬とならぶ関東のうどん県なのですねー」。
 「お米を栽培するのに制約のあった名残で、庶民の味=うどんを商いで供給して儲けようと思うと考えれば」。
 「そこには激しい生き残りの競争」。「モノつくりの競争に負けたものが落伍して北海道に渡った者が、私たち子孫」。

 「その子孫は」
 「自分を鍛えるのは受験戦争を勝ち抜くだけ」「勝ち組はエリート階層に属して『他者にさせる』ことを自己の使命と考える」。
 「上から目線で評価して、減点主義で欠陥と瑕疵をみつけて、『手柄』と自身を上司に売りつける」。
 「そこで『足を引っ張り』『意地悪を重ね』て、窮地に追いやる」。

 「北海道経済はこれでは、とてもなりたたない」。
 「LINEで書く内容ではないから返事は無用」「後でなにかの機会に議論をしましょう」。
 実は後続の物語がある。『北海道新聞』(朝刊)220104の企画記事に話題が掲載されている。
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詞の秀逸、少女合唱曲の旋律 「二つの時期で有名 美しき天然」『名曲アルバム NHKE』210103

2022年01月04日 10時41分40秒 | 放送
 詞の秀逸、少女合唱曲の旋律 「二つの時期で有名 美しき天然」『名曲アルバム NHKE』210103

 ニッポンの四季とその美を。
 音曲には自然をたたえる美麗な詩句と「少女趣味」という称えられるメロデーが、魅了してきた。そうではないだろうか。
 「空にさえずる鳥のこえ」と自然の奥行きを示す一首目もさりながら、
 「春は桜のあや衣 秋はもみじの唐錦(からにしき)」の二首目、<ニッポンの四季>の彩りを示して、秀逸。そう受け止めてきた。

 220103NHKBS「名曲アルバム」は、「国民に二度愛された名曲」としてこの曲をとりあげる。
 国民に愛された最初は、女学校教諭を務めた作曲者の曲に込めた思い。
それは、「は明治時代、女学校で愛唱された合唱曲」。もの悲しげな旋律は女子学生の、そして国民のハートを捕らえたと、される。
 
 国民に愛された二度目。
 それは作曲者・田中穂積の死語に、サーカスの歌、ちんどん屋のメロデーで復活する。
 田中の故郷は山口県岩国市。錦川に架橋された錦帯橋を、現代の「ちんどん屋」が川面を渡る風にメロデーをのせて通過する。

 曲に大きな支持。
 その要因の一は、当時まだ新手法であった「ワルツ」の軽快さを表現したことであった、と。
 作曲者自身が「当時の楽譜には『ワルツのテンポで』と記されており」と紹介され、「日本初のワルツとして紹介されることが多い」とする。
 
 番組は曲に秘められた「名曲のエッセンス」。「楽曲の持つ魅力と迫力が見事につまった “結晶の5分”」とも、言えそう
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明治32年4月26日 ピンナイ浜に上陸。尾幌川流域に入植地を定める。

2022年01月03日 10時27分54秒 | 記録
 明治32年4月26日 ピンナイ浜に上陸。尾幌川流域に入植地を定める。
  
 山谷與市・久田源次郎・池田治作・堂閑平造・臼井治郎吉・斉藤勇蔵・斉藤幾造・向山平佐衛門
 前田重吉・田嶋清次郎・藤岡和三郎・村上三次郎・中村雪太郎・西崎春造・西久保兼吉・安田佐吉
 鳥山與三郎・大庭酉臓・辻野栄吉・吉岡半次郎・岡崎善吉・秋本春造・山田亀三郎・道政新九郎
 前田正一・横川佐十郎・宮本久邇  (帳場)深川亀吉

 「越中国西砺波郡」出身者である点を確認したことのある家筋=山谷與市・久田源次郎・池田治作・堂閑平造」。
 近いと推量される斉藤勇蔵・斉藤幾造・向山平佐衛門・田嶋清次郎・藤岡和三郎・村上三次郎。

 「(尾幌)開基百年之碑」は、西久保兼吉を「団長」としている。
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50年経過、首都圏で滋賀の親善大使 「湖北・観音の里〜滋賀県伊香郡〜」220102nhkBS3

2022年01月02日 09時12分32秒 | 放送
50年経過、首都圏で滋賀の親善大使 「湖北・観音の里〜滋賀県伊香郡〜」220102nhkBS3

 「よみがえる新日本紀行」 2022年1月2日の放送は、琵琶湖畔の観音堂。

 集落に設けられた観音堂に、さまざまな住民が訪れる。
 熱心に報謝行に日勤する女性。19歳、京都の大学で英文科に学ぶ女性の母だ。
 年末帰省の娘を迎える母。二人には33歳の年齢差があるも、それには理由が。

 子が授からず、日にこの観音堂に足を運び、祈った、と。
 正月、その娘の演奏する「春の海」が、正月恒例の行事。
 地域は琴糸の産地である。合成繊維が加えられている糸に対して、手のかかる貴重な琴糸を産する地。
 その琴を奏でて、新年を迎える地域の住民。外の観音堂、内の新春箏曲演奏。

「あれから50年」。
東京都千代田区のビル街で活躍、一人の女性がアップで登場。当時、主役の一人=菜穂子さん。

(以下、番組案内)
映像で!集落ごとに人々の信仰を集める観世音菩薩。湖北の風土の中に観音様に願いを託す家族が描かれている。
新日本紀行から40年。番組に登場した大学生の女性は東京のオフィス街で働いてきたが、両親の健康を気遣ってしばしば故郷の長浜市木之本に帰っている。帰省すると必ず訪
れるのが母が子授けを祈願した観音様。今回、11月は新型コロナウィルスの影響で2年ぶりの参拝だった。親族や地域の人々、そして観音様との久々の再会に改めて抱く思い とは? 大都会のけん騒を離れ、ふるさとで祈りをささげる女性の旅に同行した。

よみがえる新日本紀行 滋賀県伊香郡
観音堂 渡岸寺 十一面観音立像  新日本紀行「湖北・観音の里~滋賀県伊香郡~」(初回放送1981年1月28日)より
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「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さ」 道内配布紙「社説」のキーワード01 220101

2022年01月01日 15時58分24秒 | 書評
「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さ」 道内配布紙「社説」のキーワード01 220101

 「(他者も自信も)孤独の中に置き去りにしない」の論にくわえ、「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さ」が提案されている。
  220101「社説 幸せ追い求める心の尊さーともに歩む明日へ(1)」(『北海道新聞』朝刊7面)。詳しくは全体を読むことに。
 注目される、年頭の社説シリーズ。その第一話。

  個人を価値の原点に
 「感染を予防しながら暮らしを組み立てていくことが、今を生きるために必要な条件」
 「(政治のシステムやビジネスの形)取り残され人を放置せず、将来にわたって持続可能な社会を築けるかが問われている」。
 『伝染病から社会を守るための特別の犠牲を、個人の負担に課するような事態を等閑視(おろそかに)することは許されない』
  =1984年、予防接種で子どもを亡くしたり、重い障害を被った親の集団訴訟で東京地裁が国に補償を命じた判決。
 「個人の尊厳を価値の原点とし、生命、自由、幸福追求をたいせつにする憲法の基本原理を重視。
 「個人が生きるための選択肢を確保し、各自の判断が尊重されることが社会の大前提」。「生きづらさを抱える他者に寄り添う寛容さが求められる」。

 民主主義を立て直す
 「(民主主義対専制主義など)『大多数の利益のためなら少数者は制裁を受ける』『独裁は民主主義に資する』という独自の主張を展開する」。

 変わる豊かさの意味
 「(道内の移住者増)豊かな自然と新鮮な食材などは=北海道の大きな魅力」「地元に値を張って仕事を続け、まちに貢献するそんな地域づくりが求められよう」。
 (220101 「社説 幸せ追い求める心の尊さーともに歩む明日へ(1)」 『北海道新聞』朝刊7面)
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