真夏生まれの私はつい先日誕生日を迎えました。
誕生星座でいえば、獅子座生まれです。
短所のひとつに傲慢な要素を持つ獅子座ですが、私自身は腰が低い人に憧れます。
腰が低い人に対すると、気持ちが穏やかに優しくなれたようで、それがなんとも心地良いのです。
腰が低い人とは対照的な、態度が大きくワンマンな感じの人に対すると、自分の中にある好戦的な感情に火が点き、苦しくなります。
穏やかで優しい要素も、好戦的な要素も、私であることには変わりないですが、相手によって制御不能となり、勝手に引き出されてしまう感じはあります。
人によっては、腰が低い人を前にすると、自分の態度が大きくなり、ワンマンな相手を前にすると委縮してしまう、という私とは逆パターンもありそうですよね。
謙虚で腰が低い人といっても、いろいろなタイプがいます。
歳を重ねていくうちに、腰が低い人でも、中身は様々なんだということがわかってきました。
腰が低い人の中には、自信がないとか面倒なことはしたくない、といった理由から、自分が前へ出たくないためにそうしている場合もありますね。
腰の低さをバリアにして、自分を守っている、というか。
また、腰を低くし強い人に取り入って、ちゃっかり得を取ろう、なんて人も。
しかし、このように自分のためにではなく、人のために腰を低く謙虚になれる人、というのが、少数ではありますが存在していることを感じます。
そのような人は必ず、強く優しく、優秀な人です。
自分の価値を大きく見せようと、謙虚とは真逆の位置に立とうとしていた自分の未熟さを、徐々に実感していきました。
私は、腰が低く謙虚な人が好きです。
意外なことに、私の周りには昔からそういうタイプの人が多いのです。
自分を守るために謙虚に振舞っていそうな人もいれば、本当の強さ優しさを備えたうえで謙虚な人もいます。
いずれにせよ、謙虚な人を前にすると私も優しくなれる気がします。
相手が謙虚にしているから、偉そうな態度に出てやれ! なんてことは到底思えません。
私の中には傲慢さのような短所があるように感じているのですが、人からそれを言われたことはありません。
謙虚な人に囲まれているなら、自分の中の傲慢さが噴出しそうな気もするのですが、実際は逆なのかもしれませんね。
人には恵まれてきたんだな~、と今更ながら気づきました。