2/11日放送のカンブリア宮殿は、「ゴミの山は、宝の山だ!~リサイクルショップに見る、大量消費社会の現実~」 ゲストは生活創庫社長 堀之内 九一郎氏でした。
堀之内さんは、ずっと注目している社長の1人です。その昔、マネーの虎という番組に出ていた頃も、けっこう熱心に観てました。自らホームレス体験により、社会のどん底も見てきた人だけあり、野生動物のような、警戒心の強そうな目がとても印象的。
表面的な甘い誘いには決してなびかない、本物を見抜く洞察力に長けた人だと感じさせられます。
堀之内氏の話を聞いて今回私が特に思ったことは、日本人は年々、良いものと悪いものを見分ける能力が弱くなっているということ。モノそのものを見る前に、値段やブランドから入ってしまう人が圧倒的に多いようです。
「高い商品だから良い品」「消費期限がまだあるから大丈夫」「あの有名ブランドのものだから、間違いない」など。でも、本当に大切なのは、自分の五感を使って、まずはモノそのものを見ることですよね。そして、何が良くて何が悪いのか、そのような知識も日頃から仕入れておくことは大事だな、と思いました。
自分自身の判断能力を高めておけば、無駄な消費は確実に押さえられますね。私自身もまだまだ、見た目の良さと安さだけに惹かれ、無駄な買い物をしてしまうことが多いので、気をつけようと思います。また、常に完成されたものだけ求め続けていると、クリエーティブな感性は鈍っていきますね。
足が折れた椅子は、座椅子にリメイクして使うことができるし、割れた食器でさえも、表面などに埋め込み、デザイン性のあるテーブルを作ることができると、番組内でも実物を見せて紹介していました。発想の転換で、本来の用途では使えなくなったモノを、こんな風にして使っている、というアイデア人間は、私の周りにはあまりいません。強いて言えば、自分だけですかね。
ちなみに最近、ちょっとした発想の転換をして不用品を役立てたのは、大きな花瓶を傘立てに利用したこと。安定感があり、水もれの心配もないので、けっこう使えます。特に手を加えリメイクする必要もなかったので楽でした。