6/30日に放送された回では、男性と自然に話せない、山梨の大学に通うイチゴさんが、「男性とも自然に話せるようになりたい」という思いから、六本木の飲食店で接客業をこなし、男性との会話には自信があるという女子大生社長イチエさんに会いに行く、という内容だった。自分とは全く違うタイプ、価値観を持つ人から、なにに気づかされ、なにが学べるか、というのがこの番組の見所だ。
イチゴさんは、女友達を交えて男友達と話す分にはわりとリラックスして話せるのに、男性だけになってしまうと途端に緊張感から、不自然な会話となったり、会話が途絶えてしまうらしい。一方、大学生でありながら飲食店の店長に抜擢されたイチエさんは、男性との会話はとても自然で無理がない。
イチゴさんは今までに男性と付き合った経験がないらしい。イチエさんから、「恋愛すれば変われるよ」と言われたけれど、「結局そこに行き着くのか…」と、抵抗感を示していた。他にも、自分に対する自信のなさ、のようなことをイチエさんから指摘されても、「自信がないなんて考えてもみなかった」などと、とても受け入れがたい態度を示していた。見ていると、イチエさんのアドバイスはとても的確なのに、どうしてイチゴさんはあんなに頑ななんだろう、と思える場面が多々あった。
イチエさんがマネージャーを勤めるサッカーチームのメンバーにも、イチゴさんを会わせ意見をもらったところ、やはり共通していたのは、「あなたは余計なことを考えすぎている」ということだった。たしかにそうだった。イチゴさんは、お互いに高めあうことが出来るような会話を、とか、男性の価値観をもっと学ぶ必要があるのでは、とか、この問題を異常なまでに複雑に考えすぎていた。
そこにいた人達はみな「自分達はなにも考えずに会話してるよ!」と口を揃えて言っていたけれど、イチゴさんみたいに考える派の人は、なにも考えない、という感覚は、理解し難いだろうなぁと思った。
ただ、いろいろな人から客観的な意見をもらったことにより、イチゴさんの意識はずいぶん変わったようだ。「それはちょっとおかしいよ」と指摘され、カチンとくることこそ、意外とその人にとっての大きな問題点であるような気もする。思い起こせば私はいつも、人からの指摘はバンバン跳ね返して生きてきたな~。そのことで損をしていることがたくさんあったかもしれない。
これからはもっと素直になろう。聞く耳を持とう。
…と言いつつ、
たぶん12時間以内には、「いーんだよ!これで!!」と、自分の意見を押し通しているような予感もする★