めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

道案内3

2014-06-26 19:41:03 | 色鉛筆
……そして、 ぼくはもう帰るのをあきらめる。 ……それに、 考えてみれば、本当に帰りたい家、帰るべき家は、もうなくなってしまっているんだ。 通りすがりの男が、いかにも落ち込んでる風で云う。 「おれはクズだ」 聞けば、仕事でミスしてしまったらしい。 しかしぼくは、話の内容よりも、彼の喋り方が気になって仕方がない。 もし彼の発する言葉 . . . 本文を読む
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