めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

予兆

2024-04-17 15:05:00 | ちょっとしたおはなし
◯早朝。小貝川の土手の上の道を、ぼくは4人の男に担がれ運ばれている。男たちは、スポーツ選手ではないかと、ぼくは担がれながら、最前からそう疑っている。おそらく、ひとりは野球、ひとりはサッカー、ひとりは水泳、ひとりはバスケットボールの選手に違いない。やがて、男たちはぼくを担いだまま河川敷へ下りると、そこでぼくをゆっくりと丁寧に地面に下ろす。そして、スポーツ選手たちは、ぼくには一言も声をかけずに、なにや . . . 本文を読む
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