せっかくの三連休だというのに台風4号が接近中。日本を縦断するようだ。
家族で長野行きを予定していたが、大型台風のためやむなく中止。
疑似さんに会える予定だったので、なんとも残念でならない。
忙しい中都合をつけて下さったのに、疑似さんには申し訳ない気持ちで一杯である。
(疑似さん、本当にごめんなさい!!)
長野に行けなくなったウサを晴らそうと、秋川水系にGo!
濁りが出る前なら釣りになる。
雨がザーザーのこんな日だ。さすがに人も車も少ない。
登山道の直前まで車を乗り入れ、雨でびしょびしょのなか身仕度。
蒸し暑いが、ゴアのレインウェアを着込む。
あー、信州の爽快な渓で釣りがしたかった…
毛虫にやられないよう、足で藪をなぎ倒し、ランディングネットで草を払いながら入渓。
車を下りたときはテンションが低かったが、沢の流れを見たら狩猟本能にスイッチが入った。このへんがつくづく単純だと自分でも思う。なにしろ脳内メーカーの結果があれだからな。推して測るべし、である。
雨は強さを増していくが、まだ濁りは出ていない。逆に水量が増えて、魚の活性は上がっているようだ。
ミディアムディープで探りを入れたら、すぐにヒット。
18~20cm位のヤマメが立て続けに上がってきた。
お次はチビイワナ。
秋川のイワナは支流・源流に潜む在来種か、いくつかの管理釣り場からの脱走組(養殖モノ)である。
自分がこれまで秋川水系で釣ったイワナが全てネイティブだと言い切るつもりはない。しかし、脱走組の中にも、ひょっとしたら環境に適応して繁殖行動ができるようになったワイルド化した個体がいても不思議ではないだろう。
このサイズが釣れてくるということは、世代交代がなされている可能性が高くなってきた。
さらに増えてくれることを願って、やさしくリリース。
それにしても蜘蛛の巣が凄い。
キャストするときは、なるべく蜘蛛の巣を避けているが、おいしいポイントは必ずといっていいほど蜘蛛の巣の下である。
スナップスイベルの下についているのは、蜘蛛の巣のかたまり。
一度ラインについた蜘蛛の巣は、簡単にはとれない。
仕方ないので指ではさんでツーっと引っ張ってくる。
それがスイベルの下にかたまる。
蜘蛛の巣ダンゴが大きくなってくると、ラインをカットして結びなおし。
この作業、結構ストレスがたまる。
車に戻って移動。
本流へ行ってみる。
疑似さんには本流の釣りを教えてもらう予定だった。
規模は小さいとはいえ、秋川本流で練習してみるのもいいだろう。
しかもこの雨だ。鮎師もいない。
本流は笹濁り一歩手前といったところ。まだまだ大丈夫だ。
いつも支流ばかりなので、フルキャストするのは久しぶり。
ラインが一直線に伸びていくのは気持ちがいい。
でも、リトリーブは難しい。
押しの強い流れでは、うまくルアーをコントロールできない。
流芯の攻略はそう簡単にはいきそうもないので、対岸の緩い流れや岩の裏側のスポットや、比較的流れのゆるいトロ瀬を釣っていく。
数匹のチェイスが見られたがルアーを追いきれないようなので、少しリトリーブのスピードを落としたら、こんなのが立て続けに釣れた。
ん? なんだ、これ。はじめて見る魚だ。顔つきとアブラビレがないことから、サケ科の魚でないことは一目瞭然なのだが。
尻ビレが大きくて長い。オイカワか?
小学生のころオイカワをたくさん釣った記憶をたぐり寄せるが、測線上に伸びる青いラインはオイカワにはないものだ。
こんな婚姻色に染まった個体も釣れた。
おそらくオスであろう。
オイカワのオスは婚姻色が出ると、顔の辺りが緑色っぽくなり口のまわりにブツブツができる。体色はピンクと青が縦方向に入り交じってくる。
しかし、画像の個体は、口のまわりにブツブツがあるものの、顔の辺りは赤く染まっているし、体色は横縞だ。オイカワではない。
家に帰って調べてみたら、どうもカワムツであるらしい。
カワムツは、分類学上オイカワの親戚にあたるようだが、西日本に分布する種である。
それがなぜ関東の川に?
推測であるが、原因は「鮎」。
もし、秋川漁協が琵琶湖産の稚鮎を取り寄せて放流していたとしたら、その中にカワムツが混じっていた可能性が高い。
そういう実例が他にもあるようなのだ。
神奈川県の道志川も、最近カワムツが増えてきているという報告がある。
原因は琵琶湖産稚鮎の放流にあるようだ。
いいの?わるいの?しかたないの?
カワムツが在来種のオイカワと共存できればいいのだが、もともと近い種である。
きっとそのうち交雑が進んで亜種が生まれることは目に見えている。
ひょっとしたら、もう交雑は進んでいるかも知れない。
いいの?わるいの?しかたないの?
家族で長野行きを予定していたが、大型台風のためやむなく中止。
疑似さんに会える予定だったので、なんとも残念でならない。
忙しい中都合をつけて下さったのに、疑似さんには申し訳ない気持ちで一杯である。
(疑似さん、本当にごめんなさい!!)
長野に行けなくなったウサを晴らそうと、秋川水系にGo!
濁りが出る前なら釣りになる。
雨がザーザーのこんな日だ。さすがに人も車も少ない。
登山道の直前まで車を乗り入れ、雨でびしょびしょのなか身仕度。
蒸し暑いが、ゴアのレインウェアを着込む。
あー、信州の爽快な渓で釣りがしたかった…
毛虫にやられないよう、足で藪をなぎ倒し、ランディングネットで草を払いながら入渓。
車を下りたときはテンションが低かったが、沢の流れを見たら狩猟本能にスイッチが入った。このへんがつくづく単純だと自分でも思う。なにしろ脳内メーカーの結果があれだからな。推して測るべし、である。
雨は強さを増していくが、まだ濁りは出ていない。逆に水量が増えて、魚の活性は上がっているようだ。
ミディアムディープで探りを入れたら、すぐにヒット。
18~20cm位のヤマメが立て続けに上がってきた。
お次はチビイワナ。
秋川のイワナは支流・源流に潜む在来種か、いくつかの管理釣り場からの脱走組(養殖モノ)である。
自分がこれまで秋川水系で釣ったイワナが全てネイティブだと言い切るつもりはない。しかし、脱走組の中にも、ひょっとしたら環境に適応して繁殖行動ができるようになったワイルド化した個体がいても不思議ではないだろう。
このサイズが釣れてくるということは、世代交代がなされている可能性が高くなってきた。
さらに増えてくれることを願って、やさしくリリース。
それにしても蜘蛛の巣が凄い。
キャストするときは、なるべく蜘蛛の巣を避けているが、おいしいポイントは必ずといっていいほど蜘蛛の巣の下である。
スナップスイベルの下についているのは、蜘蛛の巣のかたまり。
一度ラインについた蜘蛛の巣は、簡単にはとれない。
仕方ないので指ではさんでツーっと引っ張ってくる。
それがスイベルの下にかたまる。
蜘蛛の巣ダンゴが大きくなってくると、ラインをカットして結びなおし。
この作業、結構ストレスがたまる。
車に戻って移動。
本流へ行ってみる。
疑似さんには本流の釣りを教えてもらう予定だった。
規模は小さいとはいえ、秋川本流で練習してみるのもいいだろう。
しかもこの雨だ。鮎師もいない。
本流は笹濁り一歩手前といったところ。まだまだ大丈夫だ。
いつも支流ばかりなので、フルキャストするのは久しぶり。
ラインが一直線に伸びていくのは気持ちがいい。
でも、リトリーブは難しい。
押しの強い流れでは、うまくルアーをコントロールできない。
流芯の攻略はそう簡単にはいきそうもないので、対岸の緩い流れや岩の裏側のスポットや、比較的流れのゆるいトロ瀬を釣っていく。
数匹のチェイスが見られたがルアーを追いきれないようなので、少しリトリーブのスピードを落としたら、こんなのが立て続けに釣れた。
ん? なんだ、これ。はじめて見る魚だ。顔つきとアブラビレがないことから、サケ科の魚でないことは一目瞭然なのだが。
尻ビレが大きくて長い。オイカワか?
小学生のころオイカワをたくさん釣った記憶をたぐり寄せるが、測線上に伸びる青いラインはオイカワにはないものだ。
こんな婚姻色に染まった個体も釣れた。
おそらくオスであろう。
オイカワのオスは婚姻色が出ると、顔の辺りが緑色っぽくなり口のまわりにブツブツができる。体色はピンクと青が縦方向に入り交じってくる。
しかし、画像の個体は、口のまわりにブツブツがあるものの、顔の辺りは赤く染まっているし、体色は横縞だ。オイカワではない。
家に帰って調べてみたら、どうもカワムツであるらしい。
カワムツは、分類学上オイカワの親戚にあたるようだが、西日本に分布する種である。
それがなぜ関東の川に?
推測であるが、原因は「鮎」。
もし、秋川漁協が琵琶湖産の稚鮎を取り寄せて放流していたとしたら、その中にカワムツが混じっていた可能性が高い。
そういう実例が他にもあるようなのだ。
神奈川県の道志川も、最近カワムツが増えてきているという報告がある。
原因は琵琶湖産稚鮎の放流にあるようだ。
いいの?わるいの?しかたないの?
カワムツが在来種のオイカワと共存できればいいのだが、もともと近い種である。
きっとそのうち交雑が進んで亜種が生まれることは目に見えている。
ひょっとしたら、もう交雑は進んでいるかも知れない。
いいの?わるいの?しかたないの?
琵琶湖産の鮎が出荷される理由を始めて知りました。確かに追いがいい方が好まれますよね。なるほどです。
C&R区間や禁漁区の設定には賛成です。
tetsuさんのおっしゃるような試みが全国的に広まれば、渓魚は残るでしょうね。
あとはよく海外で見られるようなキャッチできる尾数制限も策としてアリでしょうね。
どの方法をとったにしても、その理念や方策について釣り人が正しく理解し協力することが前提ですが。
地元産の固体を地元で育てて地元に放す できればソレが一番です でも場所や費用などさまざまな問題が絡んでくるので。。。。 特に鮎は全国ほとんどの物が琵琶湖産です
理由は 海産のものより 湖産のほうが縄張り意識が強く 劣り鮎への 追い が良いという理由で琵琶湖産のものが全国に出荷されています
その弊害で広まったモノも多種いますから・・・・
それに商売が絡んでくるのでもう めちゃくちゃです。。。。
ボクも放流をしなくてはならないのであれば 地元産を地元へ だと思います
ただ放流をしなくてもキャッチ&リリースさえ きちんと すれば 渓流魚は残ると思います
シングルバーブレスを使う 乾いた手で触らない できる限りの迅速さでリリースをする これだけでずいぶん多くの魚が生き残れるはずです
ボクは ベストは川の半分をC&R区間にして残りの半分のうちの半分(25%)を禁漁区残りを自由区間にすればいいと思っています そして すべての河川の最上流部・源流部は禁漁区にすればいいのではないかと思うのですが。。。。。
そうすれば 相当数の魚が残ると思うのですが。。。。。。
やはり放流事業は様々な問題を孕んでいますね。
バスやギルまで混入してしまうというのは、ちょっとびっくりしました。
多摩川水系は、河川のつくりから遡上鮎というのはちょっと現実味の無い話です。
多くの鮎師に楽しんでもらうには放流に頼るしかないのは事実なのでしょう。
ですが、そのなかに生態系を崩してしまうような要因があるのだとしたら…難しい問題ですね。
地元で育てた魚を地元に放す。それができれば少しは問題解決に近づくのではないかと思います。素人考えでしょうか。
最近 休みと天候不良が重なってしまう病にかかっていけてません・・・・・
こんな良い写真見せられてしまうと禁断症状が出てしまいそうです。。。。。。
ところでカワムツの話ですが いろんなことを象徴するような出来事ですから もしその川での釣りは放流なしでは続けられないと感じているのであれば しかたのないことなのだと思います
鮎の放流はイロイロなところに弊害をもたらしていますから。。。。 大きな問題だとバス・ギルの混入など。。。。
ハスやカワムツなんかも同じです
ヘラの放流にも他魚種が混じることが良くありますし じっさい トラウトにしたって 放流でニジ ブラウンほかイロイロな魚種がさまざまに放流されて 収拾つかない状態になっているのも事実ですから。。。。。 岩魚にしたって完全な在来固体でその川 独自のものとなると 日本中を探してもほとんどいないのではないでしょうか。。。。
難しい問題です・・・・・・・・・・・
私も秋川でイワナを釣ったのが今シーズンが初めてです。
漁協によるイワナの放流はないので、もともとの在来種が細々と生きているか、管釣りからの脱走組がワイルド化したものと推測しています。
DAISUKEさんのブログも拝見させていただきました。
湯川の画像、とても美しいですね。
まだ湯川で釣りをしたことが無いので、一度は挑戦してみたいと思っています。
これからもちょくちょく遊びに来て、コメントをのこしてくれるとうれしいです。
よろしくお願い致します。
秋川にはイワナはいないと聞きましたが、イワナもいるのですね。