アテンド釣行 in 北ア

暑いし、渇水だし、ガソリン高いし…、と愚痴ばかり言っていたら、あっという間に９月になってしまった。
まずい、もうじき禁漁になってしまう。
急に焦りだして部屋の中をうろうろ。
残り少ない日々を指折り数えて青ざめた。
そうだ、北アルプスに行こう、北アでイワナと戯れよう。
魚信さんとマサハル君に声を掛けたら二つ返事でＯＫしてくれた。


魚信さんは、つい最近一人旅で２６００ｋｍ運転するという荒業をやってのけた。
片道３００㎞くらい朝飯前の屁のカッパなのだ。
おかげさまで、後部座席でのんびりさせてもらった。



今回の目的地は、二人とも初めてだったので私がアテンド（案内役）を買って出た。
今日は、二人が釣るまで竿を出さないと固く誓って入渓。



マサハル君は、一投目でイワナをキャッチ。
子育て真っ最中の彼は、今シーズンほとんど釣りに出かけていなかったらしいが、相変わらず腕は確かだ。



魚信さんは、濃いめの偏光グラスに迷彩模様の大型ザックとハットを着用。
まるで海兵隊の演習だ。
ライフルの代わりにロッドで弾丸を放つ。



魚信さんは、なんと今日が渓流解禁だとのこと。
最近は、海に出撃しているらしいのだ。
さすが海兵隊だ。
何度かバラしたのちに、今期ファーストフィッシュをキャッチした。
解禁おめでとうございます。



二人が順調に釣ってくれているので、私も心置きなくロッドを振る。
ヒューマンプレッシャーと高めの水温で、イワナはかなり神経質になっているように感じた。



イワナが着いているのは、流れの緩いところばかり。
そして、沈み岩の際すれすれにルアーを通さないと出てこない。
うまくプレゼンテーションできれば、そこそこのサイズが出てくれる。







魚信さんとマサハル君も、この渓のクセがわかってきて、それなりに数を伸ばすことができた。





別の沢も案内したのだが、そっちは見事なまでの沈黙。
時間帯の問題か、先行者がいたのか、そもそも魚がいなかったのか。
やはり、減水傾向が大きいと考える。
厳密にいうと、１０㎝くらいのイワナが釣れたのだが、そんなのはノーカウントだ。


アテンドとしては、１勝１敗といったところか。
幸い二人とも久しぶりの渓流ミノーイングを満喫してくれたようなのでよかった。
また、別の時期に再チャレンジしよう。


釣りも楽しかったが、宿での釣り談義も同じくらい楽しかった。
ビールで乾杯し、お互いのタックルボックスを見せ合うというアングラーあるある。
話は尽きない。





楽しい週末はあっという間に終了。
大爆釣とまではいかなかったが、北アの懐で美しいイワナに心が洗われた。
帰りの車の中では、思い出を反芻しつつ、次回のプランニングに花が咲いたのは言うまでもない。


魚信さん、行き帰りすべて運転してくださりありがとうございました。
マサハル君、次回は〇〇のアテンド、よろしくです。