優子＆ちか子

ラグビー部時代の友達に仲良しの人がいて

彼もまた44歳なのだけれど（俺は早生まれだから43歳

時々、メールのやりとりがあるのです

ウチラはずっと前からメールのやりとりを『オネェ言葉』でやっている

どちらから始めたのかも定かではないんだが

気付いたら、ウチラふたりのメールはオネェ言葉

って事が普通になってしまった

名前も彼が優子

俺がちか子

…

とある日のやりとりがこうだ

　
仕事で車を運転しているとメールが届いた

『アラやだ～ちか子ねぇさん！今アタシとすれ違ったの気づかなかった？』

『あ～優子ゴメン！！アタシちっとも見てなかったわ～』

…と、こんな感じ

初めの頃は笑ってこんなメールをやり取りしていたけど

これがもう普通になり過ぎてしまい

先日の結婚式に行く約束も

『ちか子ねぇさんちの近くのセブンまで迎えに行くねアタシ』

『ごめん優子、もう一本奥の道できて。あたしそこまでスーツで歩きたくないの』

『わかったわ、ねぇさん』





こういうやり取りがあったという話を

俺は普通にカミさんに話したら

『え…何やってんのアンタたち…』

引いておりました（ち～ん
　
　
　
　
かつて彼とはカラオケボックスを数時間貸切って

歌いたいだけ歌うライブをやった仲だ

安全地帯の歌をハモってみたり

チャゲアスになり気って歌ってみたり

なりきり過ぎて薬に手を染めちゃったり…（死ねよおめぇ

しかしお互いが結婚をしたり

子どもが生まれたり

俺が離婚したり

家を追い出されて精神的に病んだり

踏み切りの近くの安アパートを借りたら

列車の音で全然眠れなくて破滅寸前になったり

反動で食いすぎて太ったり

再婚したり（おめぇの話はいいんだよ

なかなか会う機会は減ったけれど

会えばこうして笑って話せる

久しぶりだな～なんて言わない

昨日も会ってたみたいに話ができる

それが親友だと思う
　

　

優子は

優子と呼ぶのがしんどいくらいにハゲてしまって

何だかなぁ…なのですが

俺もそのうち追いかけていくよ！

　
　
　
優子とちか子の友情秘話でした（ち～ん