中学校の運動会

６月５日（月）曇り
土曜日は娘の中学校の運動会だった。
小学校までは、この「運動会」というのが我が家の一大イベントだったように思う。
こちらは児童数も少ないせいか、それほどでもないが
前いた小学校ではじーさんばーさん呼んでの大盛り上がり。
席取りバトルまで繰り広げられる有様。
こちらでも小学校まではそこそこ応援席獲得行列ができたりはしていたが
中学校はもう子供達は教室でお弁当ということもあり
親はちょっとだけ見に来ました～という感じになるのね。
お昼も親はおうちに帰って食べてからまたちょっと見に来るわって感じ。
朝暗いうちからお弁当を作り始め、だんだん親も気分が盛り上がってきて、
うっすら夜が明ける頃、開催の合図の花火が上がり、いっそう気分が盛り上がってきてたあの頃がなつかしい。
とりあえず、ちょっと早めに起きて娘の分だけのお弁当を作る。
当然お約束の「カツ弁当」（出た出た！）
娘は「背渡り船頭」という学年全員での競技と
女子全員でのダンス「ゴリエのPecori・Night」と
「１００ｍ走」と「台風の目」に出場。
「背渡り船頭」では馬になってる友達の背中の上を進んでいくという船頭役。
ゲゲゲの鬼太郎みたいなちゃんちゃんこを着て、はだしでスタンバイしてる娘が見える。ちよっと笑える・・・
ここんとこ毎日朝７時には出て行き、クラスの皆で練習してたので
頑張って欲しいなあとドキドキしながら見守る。
練習の成果があり、見事２位でゴール！
となりで見てるあやかちゃんママが「あやかのクラスって、男子も女子も
ビリよ。いかに団結してないかバレバレだわっ！」とご立腹。
あやかちゃんママの手にあるプログラムをのぞくと
３年のおにいちゃんと１年のあやかちゃんの出場種目にマーカーしてあり
さらに、何番目の何レーンで走るとか、
どの位置で踊るかとか、ちゃんとメモしてある。
１００ｍ走の時、カメラとビデオを抱えた夫が
「で、何番目に走るの？」と聞くが母は知らない・・・
「あ！２レーンって言ってた！」
「いや、レーンは別にいいんだよ。何番目かが重要だろ。」
「いやぁ～聞いてなかったよぉ。あやかちゃんママはさすがだねえ～
ぬかりが無いねえ～」
夫「うちはぬかってばっかりだなあ」
ちびなんだからそんなに後ろの列ではあるまい。
「次だと思う」「いやこの次かな？」を４回ほど繰り返した後
「あれ！あれ！きたきた！ををっ一番だ！」
良かったよぉ～クラスに足の速い子が多くてリレー選手からもれてたので
せめて１００ｍ走くらいは一番じゃなきゃ陸上部員として恥かしいよねえと
言ってたからねえ。
長距離がお得意なあやかちゃんちは、おにいちゃんは1500ｍ、
あやかちゃんは800ｍに出場。
おかしかったのが、あやかちゃんが苦しそうに走ってるとパパが思わず「あやかっ！
ガンバレッ！」
おにいちゃんが苦しそうに走ってるとママが「○○っ！がんばれっ！」
わかりやすい・・・
帰宅した娘は、二年三年のクラス対抗競技に感動してた模様。
入学説明会の時に、校長先生が誇らしげに語ってらしたのを思いだす。
「ここの校風は文武両道です。
合唱コンクールにしろ、運動会にしろ、
短い練習期間に集中して練習して、素晴らしいものを作り上げます。」
男子の組体操もカッコ良かったよ。
４段タワーなんて「ウォーターボーイズ」を見てるようだったよ。
短期間とはいえ集中して朝錬とか頑張るから
負けてくやしい、勝ってうれしい、という感情があふれるのだね。
そして、こういう評判を聞くから、この中学は校区外の希望者が増えるんだろうな。
気分がいまいち盛り上がらないなあ～なんて言いながら見にいった運動会であったが
子供達が生き生きと楽しく頑張ってた。
子供達が盛り上がってた。
こうしてだんだん自分達でイベントを作り上げていくようになるんだね。

今日の一枚は、そんな運動会の日、校庭で空をふと見上げると飛行船。
夫が飛行船の文字を「Ｎestleではありません」と言うので
「わかってるよ！ ニッサン（Nissan）でしょ。 」というと
複雑な表情・・・私がわざとボケて言ったのか判断に困った模様。
正解はニッセン（Nissen）でした・・・チャンチャン！