パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

成瀬は信じた道をいく

2025年02月27日 | 本・マンガ・テレビ・映画
2月27日(木)晴れ

「成瀬は天下を取りにいく」が非常に面白かったので、第二弾「成瀬は信じた道をいく」を図書館に予約。
届いたので読んでみる。
するするっとあっという間に読了。
これもすごく面白くて声を立てて笑った。

従姉で天才ユーチューバーのKemiちゃんが、珍しくコレを読みたいと言う。
(正確には「成瀬は天下を取りにいく」だけど)
日頃彼女は「小説なんてくだらない」と言い放ち、漫画はさらに絵が邪魔!とのたまう。
「漫画は苦手なんだけどさ、コレは読んでみようかと思ってて」
Kemiちゃん!コレは漫画っぽい表紙だけど小説だよと言うと驚き喜んでいた。
なぜに彼女がコレを読もうと思ったか。
彼女の信奉する「石丸伸二氏」がyoutubeでコレについて語っていたかららしい。
これが「推し」の力という事なのね。
嫌いな物にも手を伸ばそう、彼が言うなら、彼が読んだなら、彼と同じものを・・・という世界なのね。
とは言え、石丸氏の評価は星三つだったらしく、なぜなら、「この主人公は僕みたいだから。みんなはこれが面白いの?」
思わず吹き出す。
いや、ワタクシ、石丸氏の事、ほとんど存じ上げないのだが、事あるごとにKemiちゃんが彼の事を熱弁するもので、うっすらとひととなりを知っている。
そう言われれば、この主人公「成瀬あかり」に通じるところはある。
成瀬あかりちゃんの事は大好きだが、石丸氏はめんどくさそうだから好きではないのはここだけの話。

成瀬あかりの生まれた時から高校生あたりまでが「成瀬は天下を取りにいく」で、その続き高三の受験の辺りから京都大学に入ってからが「成瀬は信じた道をいく」
はっ!この作者宮島未奈氏も京都大学、石丸氏も京都大学だっ。
Kemiちゃんがしみじみ「頭が良いって面白いよね」
彼女は石丸氏及び彼を取り巻く人々達のことを言うが、ワタクシはしみじみこの作者を思う。
そうなのよ。面白いのよ。芸人さん達にも言える事だけど、頭が良くないと人を笑わせることなんてできないのよねえ。
アホな事を力任せにやるお笑いが好きな人もいるだろうが、ワタクシは言葉とかでじわじわ面白いのが好き。
この「成瀬〜」にはそういう面白さがある。
そして、後半に差し掛かると「はっ!そうか、そうくるのか、そういえば成瀬は子供の頃からそんな事を言ってたなあ」と伏線回収というあざとさではない振り返りがあって、しみじみ面白かった。
あまり話すとネタバレになるから抑えるけど、話の小道具として「けん玉」が出てくる。
つい先日、テレビでハリセンボンのはるかさんがが病気療養中に「けん玉」をやってたと言ってた。
「けん玉」に全く興味ないし、人生で二回くらいトライしたけど全くできなかった。
けん玉の魅力がわからない。
が、頭のいい人たちには面白いのだろうか・・・
はるかさんも確か高学歴だよね。

けん玉を極めたいとは思わないけど、Kemiちゃんが推しの力で小説を読もうとしたり「勉強してたら良かったって思うよ」なんて事を言い出したり、暇さえあれば政治関連の動画を見ていたりする話を聞くと、ワタクシも何か勉強しようかなあなんて思う。
新しい事を始めるのは楽しいもんね。
春がそこまで来ているし。
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