パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

理想の夫

2009年03月05日 | 夫ネタ
3月5日(木)晴れ
今日は3ヶ月ぶりの通院日。
相変わらず、満面の笑みでK田Dr.が「大丈夫!大丈夫!
病気の事忘れて普通に生活してもいいくらいですからね!」
ニタニタ笑いながら診察室を出るワタクシ。
恐るべしK田マジック!

先日、汐留ランチをした時の話。
A山夫人とは、同じ会社の同僚であった。
といっても、ワタクシは地方営業所勤務。
彼女は東京本社勤務。
そして、同じ本社勤務のA山氏と結婚。
このA山氏、彼女より7つ年下のイケメン。
社員旅行で初めて会った時、「トヨエツに似てるっっ!」とワタクシの胸はときめいたくらいだ。
しかし、かなり、個性的なお方である。
おとなの『KY』タイプ、ナンバーワンである。
汐留ランチの朝、A夫人は、彼のお弁当に入れるものが何もないと気付く。
そうだ!ゆで卵を入れよう!ごろん!
冷凍の餃子があった!これを入れよう!
うっ、まだ隙間がある。ピーマンをジャジャッと炒めて隙間を埋め、完成~~っ。
そんなお弁当を作りながら、彼女は夫に「今日はnさん達と汐留でランチなんだ!」
A氏が「楽しんできてね」と言ったんだってと笑い話のつもりで家族に話すと、
我が娘「くーーーっ!いいなあ~A山さんっ!私もA山さんみたいな人と結婚したいっ!」
しかし・・・母はそうは思わない。
だって、A山夫人からいろんな話を聞いてるも~ん。
まず、全く相談というものができない=頼りならない。
この妻にしてこの夫だろと思われるふしもあるが、家のリフォームから
ローンの返済方法、その他の大きな買い物も、全て彼女が一人で決めるらしい。
で~っかいテレビだって、一言も相談せずに買ったらしい。
小学生の双子の息子がいるのだが、お勉強でわからないことをパパに尋ねても
「わからない」と平気で言うらしい。
彼の名誉のために言っておくが、某有名私立大卒なのである。
それはそれは子煩悩な人で、息子達も犬も、パパの事が大好きであるが、
いわゆる「普通の優しいパパ」とは少し違う気がする。
社内での昇進にも全く無関心。
昇進に必須の国家試験も、ずーーーっと受けず、同期はどんどん昇格してゆくのに
彼は全く気にしない。
しまいには、ご褒美大作戦に出る妻。
彼の趣味は演劇。しかし、仕事も家庭もあるので中断していた。
でも、もし、その国家試験に受かったら、また演劇を始めてもいいよと交換条件。
そして、昨年、同期よりだいぶ遅れをとりつつも、資格取得。
今年から、晴れて演劇青年に復活。
6月には公演があるので見に来てねと言われており、演劇初体験のワタクシはとても楽しみにしている。
しかし、それとこれとは話は別で、わたしゃ、こんな頼りない夫はいらないなあ~。
男たるもの、プライドも気高く持ってて欲しいし、
人を押しのけてまでとはいわないけど、昇進欲?っつーか、社会的名誉だって普通に欲しがる男であってほしい。
我が夫ほど、「知らない」ことは恥!と思う必要はないけど、
やはり、ワタクシや、娘よりは、一般常識、政治経済、電気系統のたぐいには
詳しくあって欲しい。
あら、あらあら・・・ということは、ワタクシ結構理想の夫を手に入れたってわけね。
・・・娘が高校に受かり、ハイテンションな妻は、今、心がとても穏やかなのである・・・
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十五の君たちへ

2009年03月04日 | 子供ネタ
3月4日(水)曇り
朝、娘を送り出し、夫を送り出した後、
洗濯機を回したり新聞をばさばさ読んだりしていると、
つけっぱなしのTVからアンジェラアキの歌が。
『SONGS』の再放送のようだ。
「手紙ー拝啓十五の君へ」を聞き号泣する44歳。
洗濯も新聞もほったらかし、テレビの前にかぶりつき状態。
自分の十五の頃を思い、まさに今、十五の我が娘を思う。

♪今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている♪
十五の彼女は、苦しい胸の内を、そう訴える。
そして、大人になった彼女が、答える。
♪今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている♪
そうだよあ~大人になっても、いや大人になってからのほうが
傷ついたりすることは多いけど、でも、生きている。生きていたい。
十五の娘達も、頑張って、頑張って、楽しく生きてもらいたい。

十日は、我が娘の中学で毎年恒例の合唱コンクール。
夕べ、「朝練だから7時35分までに登校しなきゃ!」と言っていた娘、
7時半起床。
「どうして起こしてくれなかったの!?間に合わないじゃん。」
本人が忘れてるような事を、この母が覚えているわけないじゃん!
遅刻してそっと教室にもぐりこむ小泉響子(二十世紀少年より)のように
ほふく前進しなさい、なんて無責任に笑う母。
この合唱コン、毎年母の涙腺はゆるゆるになる。
卒業生達の、このイベントに入れる力は並々ならぬものがあり、毎年感動的なのである。
今年は、我が娘がその卒業生の一人となると・・・もう、母は想像しただけで泣きそうになる。
十五の君たちが、心をひとつにして歌う歌は、ホントに素敵で、心が洗われるよ。
今年も楽しみにしてるからね。
我が娘も、明朝からは朝練に参加すると思います・・・
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合格発表の日の話

2009年03月03日 | 子供ネタ
3月3日(火)曇り
寒いっ。
3時頃からは雪になるらしい。
合格発表の日も、寒い日で、合格者掲示板前で撮った写真にはボタン雪が写っている。
その、合格発表の朝の事。
いつも、困ったときの神頼みで登場する我が家の神棚。
そして、おそらくワタクシは神様からの信用度が低いであろうから、
我が家の巫女さんはあなたよっ!と勝手に指名された我が夫を先頭に
神棚に向かい神妙な面持ちで柏手を打つ3人。
そして、神棚に上げていた受験票を持って、娘は登校していった・・・はずであった。
しかし・・・彼女が登校した後、リビングのテーブルの上にぽつんと受験票が。
「くーーーっ!どうして、やつは、こんな大事な日に一番大事なものを忘れるんだっっ!?」と怒れる妻に夫ぼそっと「君に似たんじゃない?」

中学校の朝学活をすませた娘らと駅で待ち合わせのため、受験票を持って駅へ向かう。
K子ちゃんのママと待つ。
ワタクシ「ごめんね、少し子供達遅れてくると思う。うちのアホ娘、受験票を忘れて行ったのよ。
気付いて、慌ててうちに取りに帰ってからこちらへ来ると思うのよね。」
しばらくして、娘ら登場。
娘に「おうちに取りに帰った?」と聞くと
娘ぽかん顔。「何を?」
え?受験票を忘れている事にすら気付いていないのか?
「受験票持ってるっ?」とキレながら言うと
自信ありげに「もちろん!」
「じゃあ出してみなさいよ!」
娘「え~っ??あれ??」
K子ちゃん、となりで爆笑しながら、「Cちゃん、雪が降り出してきたら
『やばい!このバッグ生地薄いからしみて受験票が濡れちゃう』って言ってたよね。」
さすがにもう、高校生になったら、忘れ物届けてあげないからねっ!
ちょっと自転車走らせて、ってな距離じゃないんだからねっ!
これで、『ぬかるみネタ』は最後にしてよねっ!
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気合いだ!気合いだ!気合いだーーーーっ

2009年03月02日 | 子供ネタ
3月2日(月)晴れ
今日は、以前の同僚A夫人と、彼女のお友達と3人で汐留ランチ。
「お友達が乳ガンになってしまったので、先輩として話をしてあげて!」とのことだったが、
単なる楽しい食事会と化していた・・・
ま、ドクターとの関係が良好そうなので、大丈夫!
それにしても・・・乳ガン患者の増加には驚く。
でも、彼女とも話したんだけど、
「まさに一病息災ってことで、かえって良かったと思おうね。」
先日亡くなった友人の話とかもして、
「ずっとわからずに、全身に転移とかしてから
あっという間に亡くなるケースより、覚悟というか、心構えや家族との別れの時間があったほうがいいよね。
それに、しょっちゅう病院へ行くから、かえって長生きするよ、私たち!」となぐさめ合う。
初めて会ったとは思えないほど打ち解けて、本当に楽しいランチタイムであった。

さて、今週の課題『受験』の話。
我が娘は、受験までの間に、志望する高校に何度も足を運んだ。
そして、その度にテンションを上げていった。
学校説明会に、文化祭、学校公開授業などなど。
同じ高校を受けたK子ちゃんとは、願書提出日にばったり会って、
初めて同じ高校を受けるのだとお互い知ったのだが
その彼女、志望校には以前一度、夕方暗くなってから資料をもらいにきただけで、
明るいうちに学校の全景を見るのは初めて!と言っていたらしい。
K子ちゃんは、おそらくもう少し上のレベルの高校を狙っていたと思われる。
しかし、ギリギリになってからレベルダウンしたような雰囲気を漂わせていた。
だから気持ち的にも余裕な感じで、試験後の帰り道に
「落ちたらどうしよう」とネガティブな娘に対し、
K子ちゃんは「何の部活に入る?」とポジティブだったらしい。
しかし、答え合わせをしてみると、どうもK子ちゃんのほうが思わしくない感じ。
それでも、余裕な落ち着きをみせていたらしいのだ。
結果は・・・うちの娘は合格し、K子ちゃんは落ちてしまった。
入試なんて、一回きりの博打みたいなところがあるし、運不運がある。
努力の結果だとか、いろいろな要素もある。
そのひとつに、『気』というか『気合い』というか、そういうのもあるかもなあと思う。
高校のレベルを落とす事で、もしかしたらK子ちゃんの気合いは少し抜けてしまったのかもしれない。
同じような話を、ほかにも聞く。
私立高校を第一志望にしていたSちゃんは、そこに落ちてしまったため、
都立高は、大事をとって、イッキに二段階くらいレベルダウンして願書を再提出。
ところが、あろうことか、ずいぶんとレベルを落としたはずの高校にまで落ちてしまう。
やはり、余裕の気持ちが、悪い方に働いてしまったのだろう。
願書を提出した日に、娘がぼそっと
「こんなに○高校に行きたい私が落ちて、今まで一度も学校見にも来なかったK子ちゃんが合格したら、私ショックだなあ~」とつぶやき
母から「行きたいと思う気持ちだけで合格できたら苦労しないよっ!」と活を入れられたのだが、
今思うと、この「行きたい」と思う気持ちは、かなり重要なのかもしれない。

乳ガンが発覚した時、落ち込みまくった。
そんな時、ドクターは「精神的ということはとても大事です。
気持ちは病気にとても関係する」とおっしゃったことを思い出す。
病気も受験も、いや人生においては何ごとも『精神的』とか『気』とか『気合い』とかは、
かなり大きな割合を占めるのかもしれないなあと思う。
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受験の話

2009年03月01日 | 子供ネタ
3月1日(日)曇り
受験の疲れが未だ抜けないnです・・・って、君は受験生じゃないだろう!

今回の、娘の人生初の受験体験は、母にとっても学ぶべき事が多々あったので
今週一週間は受験関連ネタが続くと思われる。
娘経由でいろいろと入ってくる合否情報の中で、思わず泣けた話。
学年でも常に上位に位置し、今回都立高最高峰と言われるH高をうけたWちゃん。
しかし、結果は残念なことに。
その、合格発表の日の夜、我が娘が涙目で彼女のプロフ(今、ちまたで話題の、というか悪評高きというか)に書いてあったことを教えてくれる。
合格発表を一人で見に行ったWちゃん。
番号がないという事実に呆然としながら帰りの電車に乗る。
じわじわと現実味が帯びてきたのか赤坂見附の駅のトイレに駆け込み泣く。
そして、その後の行動が悲しい。
彼女は、また高校に戻るのだ。
番号を見落としたのかもしれないと思って。
そして、番号がないことを、すぐに見たくない気持ちから、
メガネをはずして掲示板に近づく。
メガネをかけて、掲示板を見て、やはりないことを確認して、また帰ってきたと言うのだ。
なんと、悲しく、つらい経験だったことだろう。
翌日、彼女は、気丈にも我が娘におめでとうメールをくれる。
娘は、彼女に元気を出して欲しくて、長い長い返事を送った。
Wちゃんは、きっとこの試練をバネに、ものすごく飛躍出来る子だと信じているから、
ワタクシも心配はしていない。
ただただ一日も早く元気になって、また、いつもの彼女になってほしいと願うばかり。
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