のほほん自転車日記

早く走るより、回りの景色をみながらのんびりゆっくり。
自分の人生も介護ものほほんと…

介護する側の気持ち~精神的に~

2009-12-01 21:52:00 | 介護

先日のことですが、自殺してしまった清水由貴子さんの妹さんが

「介護うつ お姉ちゃん、なんで死んじゃったの?」

という本を出版され、その本の紹介記事が載っていました。

お母さんの立つ練習になるからということで手すりをつけることにケアマネさんから提案されたとき、お断りした由貴子さん。

そのあと、妹さんに手すりの提案のことについて尋ねたとき、「立つ練習は大事…」と妹さんが答えた時、

「みんなと同じことを言うんだ」

由貴子さん。

彼女はお母さんに大変な想いをさせてまで立つ練習をさせる必要はないんじゃないか、と思ったかもしれませんが、

わたしの場合、悪い奴なんで、正直また介護の負担が大きくなると思うことの方が先に立ちます

手すりをつけて立つ練習をしたらいいというのでしょうが、その練習はいったい誰がつき合うのでしょう?

言うのは簡単、支えなければならないのは介護者なのです。

 

たとえばわたしの場合…

訪問看護師の方がみえて、すっごく助かっているわけですが、反面いつもどこか怯えているわけです。

看護師の方が悪いわけではまったくないことなのですが、便がちゃんと出ているか、口腔ケアはちゃんとできているか…そんなことを監視されているようなそんな錯覚に陥ってしまうのです。

要するに介護者としての評価をくだされているような気分になるのです。

だから、ついつい気張ってしまいがちになりそうになります。

そして、以前のことですが、由貴子さんと同じく提案を出されたときに、母にとってはよいこととはいえ、負担は確実に自分にかかってくると思えたとき、なんだか悲しい気持ちになりました。

誰も介護する側のことを真剣に考えてくれてはいないのではないか…と。

さすがにあのときは精神的になえましたね

顔で笑って心で泣いて…そんな感じで肉体的なものより精神的な負担は結構大きいものとなるのです。

 

介護を続けているとの繰り返しです。

それでも強くなる、いえ、慣れていくのかもしれません。

いまは以前よりディケアに送迎つきで週2回行ってくれたりしていることや、家族(子どもたち)のおかげで自分の時間を作ることができるので、少し気楽になりました。

体を動かして、リフレッシュできる時間はとても貴重です。

 

こうやって考えていると、家族に恵まれ、また3世帯同居のため経済的にも困窮はしていないので、わたしは本当にラッキーだと思うのです。

そう思うから余計に2人世帯でがんばって介護をしているひとをみると、どうにかできないかとつい思ってしまいます。

そう思っても何もできない…なんだか悔しいです。

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介護する側の気持ち~経済的に~

2009-12-01 16:06:33 | 介護

先日ですが、新聞で介護者による心中や自殺についての記事が載っていました。

ひとごとではないので、ついじっくりと読んでしまいました。

介護事件では、加害者の4分の3が男性で、被害者の7割が女性との記事に納得しつつも、これは大変な問題だなと感じました。

今後、高齢化社会となれば、男性が介護しければならない状況はさらに多くなることでしょう。

それに、現在では核家族化が進み、2人世帯、もしくは3人世帯(子ひとりに両親)といった世帯が増えていると思います。

我が家のように三世帯同居となると、母にとっては純粋に医療費と介護費だけでいいのですが、以前老老介護をしている方からお話を伺う機会がありましたが、その方の場合は2人世帯のため、光熱費、食費、交通費、町内会費さらに持ち家ならば税金に修繕費、そうでなければ家賃等、さまざまなお金が必要になってくるのです。

そうなると、働かないと生活を維持できないわけですが、維持をしようと思い働くとなると、今度は介護費用が大変かかってくるのです。

いずれにせよ、在宅介護であろうともなかろうとも、経済的に厳しいことには間違いないでしょう。

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