1月19日(日)のことですが、福祉センターで「地域密着型福祉全国セミナー」があるということで出掛けてきました。
わたしは2日間あるうちの1日、しかも分科会3の「備えよ、常に!あなたのまちの近助(所)が大事~寄り添うことから始めよう~」ということで、矢野きよ実さんの基調講演を午前中に聞いてきました。
被災地にも出向き、書を通して子どもたちの気持ちを受けながら支援を続けている矢野きよ実さんの話はとても興味深く、時折笑も交えてのトークは軽妙であっという間に時間が過ぎて行きました。
子どもたちの話もよかったですが、わたしの中では矢野きよ実さんのおばあ様の話が一番心に残りました。
自分より先に生まれたひとがいて、自分よりあとに生まれたひとがいて
命がひとつの道となって続いている中、わたし自身があとから生まれてくるひとにどんな背中をみせられるだろう?と思ってしまいました。
“忘れない”
“想うこと”
大事だなと思いながらも、この世の中には過去も含めて自分の頭には収まりきらないくらいのことが起こり、記憶にも留めてもらえないようなこと、知らされないようなこともたくさんあるのだということを考えると“忘れない”ことがときには違う場所で苦痛を生み出すこともあるのではないだろうかと少し思ってしまいました。ですが“想うこと”は孤立することなく生きていくためにも必要でしょうね。