発達障害者配慮なく=避難所入れず物資困窮―家族ら「無理解を痛感」・熊本地震
わたし自身、母は要介護者であり、隣に住む姪には障がいがあるため、以前から災害時についてのことは考えてはあるのですが、あらためてこのような記事を読むと残念というか、悲しい気持ちになります。わかっていたことだけに余計に
まず、避難所についてですが、福祉避難所というものがあるはずなんですが、たぶんほとんど機能していないというのと、あとは周知されてなかったといえるのではと思われます。(周知されてないのでは?という点で以前ブログに書いてます)
今は改善されているかとは思いますが、わたしが住む市では以前福祉避難所に指定されている施設であるということを職員のひと自身が理解していなかったということがありました。また昨年のブログにも書いていますが、豪雨災害が心配されるとき要介護の母を連れて避難する場合どこに行けばいいのか?と市関係者の方に尋ねたとき、福祉避難所ではなくまずは一般の指定避難所を開設してもらうように電話してもらえばいいという話でした。大災害となって多数の被害がでれば福祉避難所も開設してくれるかもしれませんが…。そんな感じなので、自分自身で自分の住む地域ではどうなっているかはきちんと調べておく必要があるでしょうし、できれば一度避難体験もするとよいでしょう。
あと、地域とのつながりをもっておくというのが大切だとやはり思うのです。
姪もそうですが、送迎ボランティアでかかわったお子さんのことをみていると、施設(ディ)と家、または特別支援学校と家、との往復はあっても地域とどれだけつながりをもてているのか?と言われれば、皆無に近い感じでした。
家族は普段から迷惑をかけないように気を使い、外出することが体力的に大変だったり、ひとの目が意外と怖かったり等々、関わりを持つことがなかなか難しいというのは確かにあります。ですが、地域に存在を知っておいてもらい理解してもらえるような(理解してもらえないこともあるかと思いますが…)緩やかなつながりをもっておくといざというときに助けになるのではと思います。
でも、地域には、障がいあるなし、要介護者であるかないか関係なしに、例えば学生寮に住む学生さんであったり、引きこもりのひとであったり、海外のひとであったりと、様々なひとがいて地域とつながりを持たないひとたち、また持ちたくないひとも多いでしょうから、そのようなひとたちにきちんと情報がいきわたり、支援を受けることができるようにするにはどうしたらよいのかということを考え実行していく必要もまたあるでしょう。
とにかくわたしに今できることは、災害時の備えはもちろんのこと、いろいろなひとに母がここにいる、というのを知ってもらうようにし、あとは日常の生活がどんな感じなのかを書きまとめたものを何かお守りのようにして母の身につけ、いざとなればだれでもわかるようにしておくことかなと思っています